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帝国戦記 第二章 第29話 『日本海海戦 4』


先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。
ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。


黙示録4章1節



 1905年 2月7日 火曜日

高野とさゆりの二人は幕張地区にある高野邸の執務室にて、
温かいほうじ茶を飲みながら戦略資源について話し合っていた。

「やはりニューカレドニアを押さえられたのが痛いか…」

「はい。ニッケルに関しては海底鉱脈があるとはいえ、
 一度に採掘が可能な量は限られています。
 また、ニッケル採掘に比重を傾けた分だけ、他の採掘に遅れが出てしまいます」

日本帝国や公爵領がオーストラリアが行った保障占領に大きな反応を示さなかったのは敵対国を増やさない様に欧米各国の心情を考慮したのと、帝国重工が希少資源の集積に力を入れている事を悟らせない様にする為でもある。

「ニッケルを大量に確保するならば、
 各ダミー会社を通じて各国から輸入するしかないね」

「それが確実でしょう」

「まぁ他の希少性の高いレアメタルと比較して生産量と産地が多いのが救いだな」

「はい」

ニッケルは結合エネルギーと言われる原子核同士の結合が全原子中で最大であり、優れた量子科学を有していても他金属から転換させるのは極めて困難で、また他の希少金属の中でもニッケルの消費量はずば抜けて大きく、少量ならともかく21世紀に必要とされる年間15万トンを確保するためには鉱脈を押さえるしかなかった。

そしてニューカレドニアは19世紀後半からニッケル開発が始まっており、その規模は21世紀に於いても世界最大の産出地としても知られている程である。また同島では若干ながらコバルトも産出するのだ。将来に於いて耐熱材、電池、特殊鋼で用途が増していくニッケルは、重要な戦略資源と言っても過言ではない。

ニッケルが世界各地で採れるとはいえ、日本圏に於ける最大の採掘地として期待していたニューカレドニア確保に失敗した事は、大きな損失には違いなかった。

海底鉱脈を構成する火山堆積性塊状硫化物鉱床からはニッケル鉱が多く採れる事から、あえて輸入しなくてもよさそうだったが事実は違っている。いくら潤沢な海底鉱脈を見つけていても、海底から100トンの採掘を行うのと陸上で100トンの採掘を行うのは、後者の方が遥かに楽である。それに海底鉱脈からは希土類元素に加えてレニウム、タンタル、ニオブ、インジウム、コバルト、タングステン、モリブデン、リチウム、フェロクロム、クロム、マンガンを始めとした各種の希少資源が採掘が出来る事からニッケルばかりを採掘するわけにもいかない。

特にタンタル、ニオブ、インジウムは先端電子機器に不可欠であり、ニッケル以上に重要な戦略資源と言える。特にニオブの産地はブラジルが筆頭で、あとはカナダ、南アフリカが大半を占めており、採掘に手間のかかる海底からとはいえ日本の勢力圏から得られる事実は大きく、採掘に関してはより多くの力を注がねばならなかった。

更には海底鉱脈からの生産に加えて海外からの輸入に努めている力の入れようである。

「インジウム、クロム、タングステンと希土類元素に関しては備蓄が順調か……
 プラチナがやや遅れている位だな」

「プラチナは遅れているとはいえ現段階で3年分の備蓄になります。
 これは海底鉱脈からの産出は殆ど期待できないので、
 輸入優先度を高くしております。  遅くとも17年後には目標量に達成するでしょう」

国内でタングステンを産出する八茎鉱山、足尾鉱山、明延鉱山、生野鉱山、に加えてクロムを産出する高瀬鉱山、広瀬鉱山、そして世界最大のインジウム鉱山である札幌市の豊羽鉱山は既に国の直轄地となっており、有事に備えて開発は最低限に留めて休鉱扱いになっていた。

そしてハイテク産業に不可欠な希土類元素のスカンジウムに関しても輸入と並行して、トルトベイト石などから電解法によって精製する事で生産を始めている。

「欧米諸国がこれらの希少資源に関する真価には気が付きそうか?」

高野の問いにさゆりは笑顔で応じる。

「プラチナ、タングステン、クロムはともかく、
 スカンジウム、インジウム、トルトベイト石などは当面は気が付かないでしょう。
 現在、187社に上るダミー会社を通じて最優先で輸入を行わせています」

この時代のインジウムは大きな使い道がなく余っているような状態であった。そしてスカンジウムを精製する元となるトルトベイト石は1911年に発見される石で、現段階では誰も知らず、その本質を理解しているのは帝国重工のみである。それにスカンジウムを精製する技術は2000年の日本企業にて発見される事から、例えトルトベイト石と知られても困る事は無い。

これは先ほどの例に挙げたスカンジウム以外の希土類元素に関しても同じである。

現在使われている主な希土類元素はセリウムであり、主な用途としては1903年に普及し始めたライター用の発火石(セリウムと鉄の合金)であった。それに、セリウムは多量に存在し、日本でも採掘できるので一般企業を介して順次に輸入するだけで良い。それ以外の希土類元素は1935年から利用技術が確立していくので、技術が確立していない今は狙い放題だった。

ただし、そのままの状態で帝国重工に販売はしない。

ダミー会社は希少資源を産出する土地を砂利採取場として買収し、それらを砂利に偽装して帝国重工に流している。もちろん怪しまれない様に純粋な砂利は欧米各国に偽装商会が立ち上げていたコンクリート事業に売るという商売として循環させている念の入れようだろう。

しかもダミー会社の行動はロシア帝国から奪い取った金塊976トン(12億9200万ルーブル相当)のうち4億ルーブル相当の金を注ぐ事によって更に大規模になっていくのだ。その金額は史実における日露戦争でロシア帝国が使った戦費(3億1千万ルーブル)を軽く超えている。

現段階でイギリス帝国に未来を見る力あったならば、
日本帝国に対して宣戦布告を行っていたに違いない。

高野は未来の情報を有するアドバンテージを過信せず、このように将来に価値が出る資源を押さえていくという遅行性の策を幾多に張り巡らせていた。帝国重工が代用資源を作ることが可能な品目も例外無く集めてく。 決して慢心しない高野の戦略によってイギリス帝国のみならず欧米各国は帝国重工が行っている事が、自国の将来の産業に於いてどの様な意味を成すか察することが出来なかった。

一つの例に例えるならば、自然界に存在自体が極微量しかないレニウム、タンタル、インジウムは21世紀の技術で採掘可能な範囲で3種合わせて6万トン程度しかない。希少性に気が付く頃には、それらの資源の過半量が採掘され尽くされ、日本圏に持ち込まれているのだ。その意味は極めて大きい。

帝国重工が製造コストと時間さえ気にしなければ工廠艦のナノウェア工廠によって、原子構造が近ければ配列の組み換えによって製造可能だったが、それでもあえて手間を掛けて各国から輸入していくのは将来に於ける戦略予防策である。

また高野いわく、欧米各国が江戸幕府に対して強制的に1日1万6千枚(4千両)分の高品質な1分銀を劣悪な洋銀との交換させる条約を強いた事に対する意趣返しである。ただ帝国重工は欧米各国と違って強制ではなく、この時代での適正価格で購入していた点からして、その姿勢の違いが良く判るだろう。

それに完全に掘り尽くすのだから、そこに希少資源があった事すら確認出来ないというアリバイすらある。希少資源が手に入らなければ欧米各国は先端産業を構築していく上で非効率な選択を選ばなければならなくなるだろう。

生産コストは増大し、部品寿命は縮む。

更には帝国重工は世界各地で採掘を進めるだけでなく、150年先を見据えて伊豆諸島の南部に位置する青ヶ島の火山に設置した実験プラントを建設し、マグマから各種元素を得るための研究すらも始めてすらいた。なにしろマグマには重要な資源が溶け込んでおり、その高熱もエネルギー資源の宝庫とも言える。無資源国の日本にとっては宝の山といっても過言ではない。

このように帝国重工は戦時下にも関わらず、将来の抑止と宇宙進出に備えて可能な限り資源の集積を進めていた。ひとたび大気圏外に出れば、そこには人類が生存するのに必要な環境要素が何一つなく、地球上の環境とは比べ物にならない位に狡猾で過酷な空間が広がっている。そして他国よりも先駆けて産業革命に突入し、工業化を推し進めてきた欧米各国の力は強大だった。

それに打ち勝つには、相応の準備と膨大な資源が必要だったのだ。

高野は言う。

「誰もが資源の真価に気が付かない間に、
 可能な限りの希少資源を集めていかねばならない」

「はい。
 上手くいけば1975年以降、20〜30年の停滞を強いることが可能です」

「悟られずにして経済の戦力的使用か……
 これは余程の苦労になるね」

「準備を行わずアメリカとの総力戦を行うよりは楽でしょう」

「違いない。
 例え次の大戦に日本が大きく巻き込まれないにしても、
 今後も我々の行いを黙って見過ごしてくれるほどアメリカは甘くは無いからね」

二人が重要な話し合いをしていると部屋にある電話が鳴った。
さゆりが受話器を取って受け答えを行う。

「こちら、総帥執務室です。
 ええ……はい、なるほど。判りました」

さゆりが一言二言の言葉を交わしてから電話を切ると高野の方に向く。

「どうかしたのか?」

「ラザレフにてロシア軍が動きました」














ザスリッチ中将率いるロシア帝国軍シベリア第2軍団は海岸沿いから上陸を果たしており、ハバロフスク州ラザレフ地方から西8km先の地点で攻撃準備に入っていた。幸いにも天候はやや曇りであったが、吹雪いてはおらずシベリアでは文句なしの戦闘日和とも言える。

また、日本側が計画していたクラソフカとニギリを結ぶ軍事基地の建設は測量と一部の基礎工事を終えた段階で停止となっていた。帝国重工と違って、帝国軍の技術では流石に吹雪の中で建築するのは困難だったからである。開発技術を有している帝国重工も北方に於ける開発はサハリンで手が一杯であり、そのような余力は無かった。

そのような情勢下にあるラザレフ地方にてシベリア第2軍団は中隊単位に分かれて陣形を整えていたのだ。陣形を整え終えると各兵士は持っているモシン・ナガンM1891ライフルにスパイク型銃剣を装着し、着々と中隊銃剣突撃の準備を終えていく。

銃剣突撃は旧日本軍の専売特許ではない。

フランス軍も歩兵戦術の中で重要な地位を持っており、
また史実と同じようにこの時期のロシア軍は白兵戦主義を採用しているのだ。

進撃準備が整った事を連絡将校によって知らされたザスリッチ中将は命令を下す。

その司令官からの命令を受けた各中隊に居るラッパを構えた鼓手は前進を伝える音を鳴らしていった。それと同時に各中隊が速歩(早歩き)にてポドゾルという土壌に生い茂る針葉樹林を掻い潜って凍りついた積雪の上を整然とした行進をもって前へと進んでいく。

極寒の地と言えるシベリアであっても木々は存在する。

ザスリッチ中将は視界内からでも判る、
圧倒的な数による進撃を見て自信に満ち溢れた声で言う。

「数に勝り勝ちが判っている戦いは全く持って楽だな」

「それでも戦いです。
 それなりの犠牲は出るでしょう」

司令官ほど楽観していなかった副官は言葉を選びつつ言った。

「ふ……心配性だな。
 だが新兵器もあるので犠牲は少ないだろうよ」

ザスリッチ中将の視線の先には、キャビン上にマドゼン軽機関銃が備え付けられた馬ソリがあった。それは馬に曳かれつつ木を避ける様にして各中隊に併進している。積雪の中でもソリと併用する事によって重量物である機関銃にも関わらず、歩兵を上回る機動力を確保していたのだ。これがザスリッチ中将が言う新兵器である。

騎兵将校のザスリッチ中将は心高ぶっていた。

馬ソリのキャビン上から無慈悲に火を噴くマドゼン軽機関銃を思い浮かべ、数に劣り恐慌状態となって逃げ惑う日本軍を追撃する馬ソリ隊の勇士を想像していたからである。

ザスリッチ中将は、期待感に胸が一杯になっていた。

シベリア第2軍団の先頭集団が針葉樹林を抜け、ラザレフの東海岸線まであと8kmに達したところで警戒線と思わしき陣地を800メートル先に発見する。ツァイス双眼鏡で日本陣地を見たザスリッチ中将は口を開く。

「見よ、歩哨が慌ただしく動いているようだが、
 定期斥候の連絡にあった陣地が殆ど見当たらない。
 除雪すら行われておらず、せっかくの陣地が雪に埋もれているようだ。
 陣地が無いのならば条件は此方が有利。
 これは勝負あったな」

「確かにこれならば楽に勝てるかもしれません…」

警戒していた副官にも楽観ムードが漂う。
勝利を確信したザスリッチ中将は機を逃さず全軍に対して突撃命令を下す。

それに応じる様にロシア軍各隊から突撃を意味するラッパが連続して鳴る。

ロシア軍各中隊は日本陣地にに向かって突撃を開始し、合図を終えた後でも突撃継続を記すためラッパが間断なく続く。

「突撃ぃぃいいいいいいい!」
「ウラー」

下士官が叫び、兵士が吠える。
ロシア帝国軍による日本軍に対しての攻勢が始まったのだ。

だが、陣地まで400メートルに達した、その数秒後に全てが一変する。

雪が積もっていたはずの日本陣地から信じられないほどの濃厚な火線が奔ってきたのだ。それを双眼鏡を介して見ていたザスリッチ中将は驚愕する。陣地内にて配置に就いていた日本兵士からの30式小銃による銃撃も始まった。

「雪の中から攻撃だとっ!?」

司令官の驚きはシベリア第2軍団の共通のものであろう。

日本側は除雪を行っていなかったのでは無く、各陣地に冬季迷彩用の偽装網を施して陣地群が機能不全に陥っているように装っていたにすぎないのだ。

このような用意周到な準備が出来たのは、国防軍が行っている成層圏無人飛行船による戦略偵察のお陰である。2日前からシベリア第2軍団の動きを熱源にて捉えており、それをスパイからの情報として日本帝国軍に伝えていたのだ。帝国重工は自らが有する最先端科学技術と成層圏からの戦略偵察網は最高意思決定機関の上位者しか知らせていない。

ともあれ、陣地を守る秋山好古(あきやま よしふる)大佐が率いるラザレフ守備隊(第5師団歩兵第21連隊)は15個中隊に分かれて守備に就いている。史実では騎兵将校で騎兵を率いた活躍が目立っていたが、彼は要所を防衛する拠点防御にも優れた能力を有していた。拠点防御方式と言われる防御効果が高い有利な地形に橋頭堡を構築し、そこから火器による攻撃を加える戦術でロシア軍の攻勢を凌いでいたのだ。

そして、この世界の帝国軍は史実と比べて良い意味で違っている。

日本側が立て篭もる防御陣地には前進観測班(FO)と連動した32門の95式40o機関砲、4基の4式ガトリング砲、58丁の95式重機関銃、18門の120o迫撃砲、48門の81o迫撃砲を有しており、それらは銃架や砲架に据え付けられてたのだ。また食糧と弾薬は持久抵抗に必要となる6か月分が備蓄され、国防軍の支援として飛行船による物資・援軍を運ぶ航空輸送路すらあった。

この時代では鉄壁ともいえる支援体制であろう。

しかも各陣地が相互に支援可能が行えるようになっている隙の無さである。

ロシア軍にとって最悪なことに95式40o機関砲は全周動力旋回・動力俯仰の砲架に載っており、しかも狙撃から砲手を守るための防御鋼板(シールド)付き砲塔でもあった。複雑な仕組みではなく史実の米軍が第二次世界大戦時に運用していたM19対空自走砲の砲塔に似ていると言えば分かりやすいだろう。

これらの重火器は冬季迷彩用の偽装網で念入りに隠されており、
ロシア軍が行ってきた遠距離からの偵察程度では知ることが出来なかったのだ。

また間宮海峡を背後にする海岸の丘にも念入りな偽装網によって隠されていた観測陣地があり、その5km先の対岸にあるポギビの丘には8門の95式野戦重砲(95式長射程155o野戦重砲)からなる砲兵陣地が構築されており、ラザレフ守備隊からの無線や発炎筒で何時でも支援砲撃が行えるようになっている。

日本守備隊の数から予想外とも言える火力に驚きつつも、ザスリッチ中将は突撃命令を撤回しなかった。第一、突撃命令が下されてしまった今、簡単には引く事などは出来やしないし、この様な状態で後退に移っても混乱しか生まない。事前調査無しに、突撃命令を下した事は別としてザスリッチ中将が攻撃を続行したのは当然の判断といえるだろう。

シベリア第2軍団による突撃が続く中、日本陣地からの40mm機関砲弾が炸裂していく度に何人かのロシア兵を馬ソリと共に肉片へと変えていく。 対地攻撃用の三脚架で固定された95式重機関銃が放つ毎分600発の12.7o機銃弾がロシア兵を切り裂き、無慈悲になぎ倒していった。

その中で特に異様だったのが、銃架に固定されていた4式ガトリング砲である。

この4式ガトリング砲の7.62o弾は通常弾4発に対して曳光弾1発が含まれており、曳光弾の発火によって火線が繋がっているように見えたのだ。威力は凄まじいの一言に尽きる。電気回転ドライブ方式で動く6銃身から毎分4000発の7.62o弾が撃ち出され、射線に捉えたロシア軍部隊の突撃先を日本陣地からあの世へと変更させていく。

その様を見たザスリッチ中将は部下が恐慌状態にならない様に大声で言う。

「あのような射撃が続くわけが無い。
 敵の射撃もすぐに弾切れになる! このまま数で押し切れぇ」

日本側からの強烈な射撃に負けない勢いでロシア軍の各隊にラッパが鳴り響いていく。

ロシア軍も負けてはいない。ザスリッチ中将の指示によって突撃部隊の後方に展開を終えていた、60門に上る大砲の一大革命児と名高いフランス製のM1897シュナイダー野砲が日本陣地に向けて砲撃を始めたのだ。有効射程は溜弾で8550メートルであり、75mm砲弾でも十分に射程内である。

確かにこのままいけばロシア軍は数で圧倒することが出来たであろう。しかし、日本陣地から200メートルの周辺には白色に塗られ、更に雪によって偽装された幾多の有刺鉄線が待ち構えていたのだ。行動を抑制された軍隊がどれだけ大きな被害を受けることになるか、ロシア軍はその地点に到達したときに、身をもって学ぶ事になる。
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【あとがき】
アメリカ合衆国の希少資源を産出する鉱山は善意ある失業者救済採掘事業によって乱開発が進み、史実よりも早く閉鉱になるでしょう(笑)

ともあれ、海戦までもう少しお待ちください〜


【Q & A :なんでここまでして希少資源を集めるの?】
アメリカの国力が凶悪だからです。

史実で比較するならば、あの国は護衛空母を1週間で1隻のペースで就航させ、軍用爆薬を日本の10倍以上の速さで、しかもその量すらも10.7倍の以上の量を生産し、一つの工場で26時間に1機の大型爆撃機を作り出していく……

ある程度の足かせをかけておかなければ大変な事になるでしょう。
流石に相手が行わない限り、暗殺や破壊工作などは行いたくはないので、このような遠回りの方法を行います。

しかし、1週間の間隔で護衛空母を就航させていくアメリカは恐ろしい(恐)


意見、ご感想を心よりお待ちしております。

(2010年06月05日)
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