淫蕩の白騎士団 第07話 【献身】
カチュアとイリナがベッドの上で熱心に交わり行為に浸っている頃、
ボーゼンたちが繰り広げる肉欲の宴は佳境に入っていた。
兵士達の視線の中で、ボーゼンはミネルバ王女が突き出していた肉桃をがっしりと掴む。
「よし…今日最後の性交を行うとするか……」
「ぉ…お、ねがい、します…」
「よし、行くぞ!」
言い放つと同時に、ボーゼンの淫棒がミネルバ王女の菊座を刺し貫く。
兵士達のペニスよりも一回り大きいボーゼンの肉棒は、そのまま埋没させて王女の直腸奥深くへとズブズブと潜り込んでいく。ボーゼンの肉棒に幾多の男達が放った欲望液が纏わりつき、それが潤滑剤として機能していたのだ。
「かはっ!?……ふとぉ…いぃ…」
陵辱者であるボーゼンは根元まで刺し終えると、ゆっくりと動き出す。
前後運動によって腸壁と摩れる亀頭が王女の直腸に刺激していく。ボーゼン達によって開発された直腸が、焼け付くような刺激…ミネルバに倒錯的な肛悦の喜びを否応無しに与えていく。
ミネルバはボーゼンに嫌悪感を感じても、熱病にも似た直腸から伝わってくる熱い快楽は弱まらない。
散々、犯され解された括約筋はペニスを押し返すどころか、嬉々として迎え入れているようだった。
ボーゼンは肉棒の出し入れを行って、王女の腸内に注がれた精液をかき乱していく。
「さっ…流石はミネルバ王女…淫らなお尻ですぞ!
犯し慣れたワシであっても、直ぐに果てそうだ…くっ…ふんっ…ぉ」
竜騎士として鍛えたしなやかな肉体が絶妙な締め付け具合をボーゼンに与えていた。
「はぁ…くぅ…あぅ……んぁ……」
はしたなく秘裂を濡らしながら、無様極まる開脚状態のミネルバは喘ぐことしか出来なかった。
加速度的に激しさを増していくピストン運動。
粘液質の音と腰と尻がぶつかる恥ずかしい音が響いていく。
「よしっ、出すぞ!」
「ひゃ…あぅ…うぅぅ………」
「おっ、ぬうぉぉ……ぐぅ…」
ボーゼンの熱い精液が、ミネルバの腸内に放たれた。
深夜になって陵辱の宴は終わりを迎えた。
ミネルバは自分の意思で目隠しを取ることを許されておらず、ボーゼンはミネルバの首輪に縄を着けて、宴が終わるとミネルバの自室まで引っ張っていくのだ。
黒い首輪に胸がむき出しになった、きわどい透け透けの薄い布地で作られた衣装を纏ったままの状態であり、更に各所に性交の跡が残る姿であったが、城館の周辺はボーゼン子飼いの兵で占められており、情報が外部へと漏れる事は無かった。
イヤらしい格好に下半身がむき出しのミネルバ王女を見た警護兵がニヤニヤと笑う。
「おいおい…淫乱王女様のお通りだぜ」
「くくっ、あの恥かしい格好は、たまんねぇなぁ…見られて嬉しいんだろ!?」
ミネルバの耳に各所を警護している兵達の罵りの声が聞こえた。ボーゼンは淫らな格好をしている状態のミネルバが通れば罵る様に命令していたのだ。
「は、はい…わっ…私は…皆さんに罵られて喜ぶ、変態王女で、す……」
罵りの言葉にミネルバは怒る事無く、恥かしい言葉で返すだけであった。
「ボーゼン様はこれからも淫乱王女様とヤルのですか?」
兵士の一人が下品な笑みを浮かべて聞く。
「ハッハッハッ、まだまだ貪り足りないようで…
これから変態王女様の自室で慰めて差し上げるのだよ。
なぁ〜に、これも臣下の勤め!」
「っ…は、い…私がお願いしました…」
「本当だぜ、王女様のマンコから牝汁が垂れてやがる!」
ミネルバは自室に戻る最中に、何時もの様に何度か似たような罵りを受けた。やがて城館内の長い通路を抜け、館内の兵士達の舐め回すような視線を浴びつつ、階段を這い蹲るような姿勢で上って4階まで上がる。その先にある一際豪華な部屋がミネルバに宛がわれた一室なのだ。
室内に入るとボーゼンは大きなリアクションを入れてミネルバを褒め称えた。
「今日も見事でしたぞ…ミネルバ王女様」
「やっと…終わったのね…っ…うう…」
兵士達の視線の無い室内に来た安堵感からミネルバの顔に涙が浮かぶが、それを見たボーゼンが冷酷な言葉を王女に対して言い放つ。
「お忘れなきように…ミネルバ様。
他の者の前でその様な態度を取ったときには…」
「判っている! だから、マリアやパオラ達には手を出さないで!」
「判っておりますミネルバ様…
それにしても、今日の精液を飲んだときは美味しそうに飲みましたな?」
「美味しいだとっ!
私は…私はっ、好き好んで飲んではいない!」
「ほう? 美味しくないとは…甚だ残念です。
貴方が美味しく飲めないなら、マリア様に美味しく飲んで頂いてもよいのですぞ?」
「くっ…ひ、卑怯な…」
「これはこれは…味覚の表現に卑怯という言葉はありませぬ。
本来ならばマリア様にも償って頂かねばならない失点ですが…
王女様の貢献を考慮して、私も穏便に済ませたい。
貴方が飲んだ精液に感じた味を包み隠さず話せば水に流しましょう。
さぁ、どの様なお味だったのですか?」
ミネルバの微かな抵抗は失敗に終わった。
彼女は自分自身に対する害には耐えられても、自分が大事に思っている人々に対する害は耐えることが出来ない。すでに首輪につながれた動物なのだ。自らの立場を思い知らされたミネルバは心にも無い感想を言う。
「お、…美味しかった…です…」
ボーゼンは上半身を動かして激しくため息を付く。ボーゼンが浮かべた表情はまるで、弟子から出来の悪い返答を聞かされた親方のような表情だった。
「具体性が無いですな…ミネルバ様?
さぁ、ボーゼンにも判るように、何がどの様に美味しかったのかご説明を!」
「ぅ…囚人たち……の…精液が…とても…濃くて、ね…ねっとりとした……舌触りが美味しかった…で、す…」
ボーゼンの手解きを受けた彼女は、性交に関する単語や表現方法を教えられていた。知らないや言えない等と言った言い訳は通用しない。
「ミネルバ様のお気に召した事を、精液を提供した囚人たちも光栄に思うでしょう!!」
「くっ…」
ミネルバの両肩は震えており、その表情は悔しさに満ちていた。
彼女は堕ちたのでは無かった。
ボーゼンから兵士達の前で淫乱に振る舞うように脅されていたのだ。プレイ中の台詞すら用意されている徹底振りで、時にはイリナと言う娼婦とのレズプレイをボーゼン子飼いの兵士達の前で披露することも強要された。大切な妹を人質に取られ、信頼するペガサス三姉妹を守るために、ミネルバは命じられるままに演じていたのだ。
「頼む…これからも従うから……妹や彼女達には手を出さないでくれ…」
「まぁ…貴方が従順なら、それで十分ですぞ?
現に王女という立場を考慮して貴方の処女まで奪っていません…が、逆らえば判りますな?」
既にミネルバの妹マリアだけでなく、ペガサス三姉妹をも強姦していたが、ボーゼンは平然と嘘を脅しの材料にしている。高度な上級魔法を司祭は強靭な精神力を有しており、ボーゼンのように年季が入っている人物では、この程度の嘘で慌てることはない。
ミネルバがボーゼンに柔順なのは反乱計画を無かったことにする為の取引なのだ。
アカネイア・パレス総監のボーゼンだからこそ、握りつぶせた事実。
故に、反乱計画が表に出てしまえば、マリアや三姉妹が死刑になると脅されれば逆らえない。
「判っている…」
「判っていただければ幸いです。
それでは、お休みなさいませ…ミネルバ様」
用件を終えたボーゼンはミネルバを邪魔しないように部屋から出ようと踵を返して扉の方に向う。彼は強欲であったが、司祭らしく配慮に長けている。そう、逆らわない限り睡眠、食事、清潔さを保障する寛大さを持っているのだ。
ボーゼンが出口に差し掛かる時、ミネルバが彼に声を掛ける。
「…一つだけ聞いてよいか…」
「ふむ?…何なりと」
「先ほど、別の寝台にいた女性…
私の他にお前が囚人たちのモノを飲ませようとしたのは誰だったのだ?」
「あぁ…あれはイリナと同じように雇った娼婦ですぞ。
安心なさるが良い。あれは束縛プレイが大好きな牝犬…ともあれ、プロの娼婦に間違いない。
王女のマンコは使えませんからなぁ…足りない穴を増やしたまで…
それに問題でも?」
(…親しい者の気配に近かったが…私の気のせいだったのかも)
「そうか…合意の上で雇っている相手ならば問題は無い……」
即答に安堵したミネルバであったが、ボーゼンは既に幾多に上る回答を用意していたのだ。
司祭とは、ただ魔法を使えるだけでは勤まらない。言葉を駆使して悩める者を導くのも司祭の勤めなのだ。もっとも、ボーゼンの場合は導くではなく、誘導であったが……
ボーゼンが退出すると、汚れきった体を清めるためにミネルバは自室の離れと連結している小さな浴場に隣接している更衣室に入っていく。更衣室に入ると直ぐに、ミネルバは性臭を放つ恥かしい衣服を一つ残らず脱いでいく。ミネルバが脱ぎ去った衣服は汗と唾液、そして精液でべっちょりしていた。
脱ぎ終えると、ミネルバは一糸纏わぬ姿で更衣室の奥にある扉を開けて浴場に入っていく。
体に染み付いた性臭と精液を洗い流すために、ミネルバはお湯を頭から被る。
お湯を被って、ようやく自分一人になったのを自覚すると、心の奥底から悔しさが湧き出て、抑えようの無い涙がこみ上げてくる。
「…っ…うぅ……っ…」
そのまま、我慢できずにミネルバは浴場で弱弱しく細く泣き始める。
「…ぅ…うう…いつまで続くの……これは…いつまで…」
誇り高いミネルバは、余りの屈辱に自害したい位であった。
しかし、妹と三姉妹を守るためにミネルバ王女は自害することも逃げることも出来なかった。
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【あとがき】
実はミネルバは堕ちてません。
必死に…皆の為に体を張って頑張ってます。
流石に可哀想になってきた(汗)
心より、御意見や御感想をお待ちしています。
(執筆日2009年04月18日)
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