■ EXIT
淫蕩の白騎士団 第03話 【高級娼婦】


ボーゼンが退室したのを確認したカチュアは、張っていた気が途切れてしまい、肌を曝した姿ままで床の上で眠りに落ちてしまった。

夏場であっても夜風は冷たく、裸で寝れば風邪を引く危険性があったが、今のカチュアにはそのような事を考える余裕などは無かった。 強姦され、陵辱され尽くしたカチュアは、意識を保っていられない程に、心身が衰弱していたのだ。

閉じた目蓋から流れ出た涙の後と股間からドロリと床まで漏れ落ちた精液が痛ましい。それでいて生気のない雰囲気は、まるで強姦の余り、悲しみの中で衰弱死したような有様である。弱々しく呼吸を繰り返していることが、彼女が生きている証拠であった。



カチュアが眠り落ちて1時間ほどしてから、その室内に蝋燭にカバーがついたランタンを手にした、何なにやら大きなバスケットを持った一人の少女が入って来た。格好は、女の天馬騎士が好んで着る軽服のような、ミニスカートと一体になっている黒のチュニックを上着に着て、足にはタイツを履とお洒落なロングブーツを履いていた。腰にはレイピアを帯剣している。

その少女はイリナという。

アカネイア大陸で珍しい銀色の髪をしており、容貌はカチュアに劣らない、同等のレベルに達しており、愛らしさを感じる美少女と言っても過言ではない。

瞳は天国の石と呼ばれる宝石サファイアに近い色をしており、見るものを魅了する良く晴れた青空のようであった。瞳の奥底からは強い意志と知性が感じられた。

イリナは室内に入ると、酷い惨状に眉を潜めてため息を付くも、その持ち前のポジティブな思考から気を取り直した。周囲を見回してから考えに耽る。しばらくして、考えが纏まると、可愛らしく自分の胸の前に左手を移動させ、その掌の上に右手を"ぽん"と落とす。

それは、彼女が何かしら行動を移す時の癖だった。

「よし!」

腰に帯剣していたレイピアをはずして、部屋の片隅に立てかけてから、作業を始める。 ランタンの火で、室内にあるオリーブ油によって火を燃やすテラコッタランプに明かりを灯すと、役目を終えたランタンの中にある蝋燭の火を消した。

イリナの行動は、床の上で寝息を立てているカチュアを起こさないように、細心の注意を配っていた。

イリナはまず、無残に流れ出た精液をふき取る事にした。バスケットの中からお湯の詰まった容器とタオルを取り出して、タオルに適量のお湯を注いで、体温に似通った温度まで下がるのを待ってから、カチュアの無残な状態を曝している股間を、そのタオルで優しく拭き取って行く。

眠りを妨げないように見事な手際だった。

それを終えると、タオルに付いた精液が内側になるように綺麗にたたんで、消えにくい精臭の匂いがもれないように皮製の袋にしまった。

「中側の処置は今は無理だから…
 今は、この位にして……うん、次は肌だね」

別のタオルを取り出して、風邪を引かないようにカチュアの体の汗をくまなく、丹念に拭いていく。それと同時に、肌をケアするために、ローズマリーとアルコールを精油して作った抽出液…別名"王妃の水"と呼ばれるアロマオイルを丁重に指で塗り広げていく。

これは、痛み止めの効果も有る優れものだ。

「これで…よしっと!
 女の子は常に美しく、清潔に♪」

肌の処置を終えると、新しいシーツの一つを取り出して、優しくカチュアの上に被せる。

そして、ベッドのシーツを整え直して、周辺に散らばった洋服を丁寧にたたむ。 これらを終えると、イリナは最後の締めくくりとして、小さな香炉を取り出して、そこに乳香を入れて室内の匂いを消すために焚いた。














完全に日が落ちた頃、カチュアは目を覚ました。

「……う……痛っ…わたし…あれは……夢…じゃ無かったのね…」

股から伝わる残光のような破瓜の痛みが、あれは現実だったと物語っていた。
悪い夢であって欲しかった、祈るような気持ちも、時より伝わる痛みによって現実を強く認識させた。気持ちがどん底へと落ちていく。

しかし、最後の記憶と幾つか違う点があった。

綺麗に直されたベッドの上に、投げ捨てられたはずの洋服がきちんと畳まれて積まれていた。

更に、汚された股間だけでなく、全身を舐め廻されてボーゼンの唾液に塗れていた肌がきれいに拭かれいたのだ。陵辱を受けた肌にから、花をイメージしたみずみずしく、控えめだが上品な香りすらも漂う。

そして、自分に掛けらたシーツ…


日が落ちたにもかかわらず、テラコッタランプの光に照らされた室内はそれなりに明るく、その光源を頼りに室内を見回すと、部屋の中央のテーブルとセットになっている椅子に、親しみやすさのある"かわいらしい"顔をした見知らぬ少女が座っていた。格好からして低くない身分が判る。どことなく、雰囲気が妹のエストに似ていた。

「これは…あなたが?」

「うん。
 私の名前はイリナ。勝手だったけど、出来る範囲で直しておいたよ。
 もう起きれるかな?」

室内を見れば、一目瞭然なぐらいに綺麗に整っていた。

「ええ…」

「じゃ、風邪を引かないうちに着替えてね」

「…うん…」

カチュアはいそいそと着替え始めた。
皺が付いた服に関しては、替えが用意されており、細かい気の気配りが感じられた。

「女の子として、真っ先に入浴と行きたいところだけど…
 まずは最低限の体力を回復するために、軽い食事をしましょう。
 ササミとハムのサンドイッチだけど、食べられるよね?」

「…食欲が沸かない…」

カチュアは元気がなかった。
あのような出来事の後ならば当然であろう。

そして、目の前のイリナと名乗る女性の真意を測りかねていた。

「ダメっ!
 食べないとカチュアの健康に障るし…
 それに、健康を拗らせたら、きっとボーゼン様が怒ると思うよ?」

ボーゼンという単語に拒絶反応を感じるも、イリナの言っていることは理解できた。

「…判った…」

カチュアも短い付き合いだが、ボーゼンの理不尽な振る舞いは身をもって知っていた。

処女を奪われ、更に難題を盾に精飲を強要されれば、どんな暗愚であっても理解に至るに違いない。そして、カチュアは若くして騎士団長の側近を勤めるほどに聡明であり、嫌でもその先の展開が想像できてしまう。

不本意であっても、ボーゼンの行為は今後も続くと、正確な予想も出来ていた。


イリナは、カチュアの沈黙を了承と受け取り、行動を開始する。

「ちょっと待ってね」

イリナはバスケットの中から、多年生で低い芳香性の潅木、シルバータイムから作ったハーブティーが入った小瓶を取り出すと、てきぱきとした動きで室内にあったティーカップにそれを注いでカチュアに渡した。カチュアの鼻にほのかな柑橘系の香りが届く。これには消毒性と抗真菌性があって、上流階級では密かな人気があるのだ。

「はい、これはタイムティー。
 食事の前に、これで口内を洗浄するといいよ」

「あ…ありがとう…」

ティーカップを受け取ったカチュアは、部屋の片隅あるゴミ箱として使っている壷の前に立って、 口内を蝕んでいた汚らわしい精液の影響を消し去るために、 イリナに見られないようにしてうがいを行った。騎士として、白騎士団の幹部として、マナーを嗜んでいるカチュアは、如何なるときでも品良く振舞う努力を忘れない。

「終わったみたいだね。
 疲れているみたいだし、カチュアは座っててね」

イリナはバスケットの中から、2組の食器の下に敷くためのレースで作られた敷物である、ドイリーレース調のテーブルナフキンを取り出してテーブルの上に敷いた。テーブルナフキンの上に2枚の皿とグラスを取り出して、机の上に並べ終えると、綺麗な布に包まれたサンドイッチを取り出した。二人分であり、イリナも一緒に食べるつもりなのだ。

手馴れた動きで、机食事の準備を整えていく。

また、小さなボトルに入った白葡萄酒すらも用意してある手際の良さだ。
手拭を配り終えると、準備は整った。

気落ちしているカチュアは気乗りしなかったが、体力を回復させる為と自分に言い聞かせて、イリナと共に食事を開始した。もちろん、そこには真意は判らなかったが、イリナは意識の無い自分を風邪を引かないように気遣い、さらに室内の荒れ模様を直してくれた 事に対する感謝の念と、親切心を無碍に出来ないカチュアの優しさもあった。

乱暴に扱われた直後だからこそ、より一層にイリナの優しい振る舞いが心に染みたのだった。














食事を終えたると、カチュアはイリナから自分の立場を丁寧に言い聞かされた。

話によると、ドルーア帝国軍では、ボーゼンの言う通りに白騎士団の反乱計画は無かった事になっており、白騎士団の一部の幹部はドルーア本国からの命によって、長期の特別任務に就いている事になっているらしい。

特別任務…言い得て妙な言い回しだと、忌々しくながらもカチュアは思った。

同時に、疑問も沸く。

「イリナ…このような情報を知って大丈夫…なの?」

「…私…雇い主に逆らえないから…」

イリナは少し寂しそうな表情を浮かべて言った。

「雇い主?」

「私…買われているから…そんな事より、説明を続けるね」

「あ…うん…」

イリナの表情に暗い影が差すが、それをカチュアに悟られること無く、直ぐに明るい表情に戻した。 カチュアは買われているという意味が、気になったが現状を知ることのほうが大事であり、好奇心を抑えた。


説明を聞き終えたカチュアに希望が沸く。

驚いたことに、完全な監禁生活によって要らぬ噂を避けるために、定期的な外出が認められていた。当然、ボーゼンが指定した人物と共に行動する制限付きであったが…今までのように全く身動きの取れない状態と比べれば大きな違いだ。

これは、ドルーア帝国が今後もマケドニア王国軍を使い続けるために考え出したドルーア軍によるアリバイ作りにだとカチュアは見破っていたが、大きなチャンスにも違いない。

考える時間が出来れば、人は考えるものだ。 カチュアは、先ほどは諦めていたが、生きていれば挽回できるチャンスがあると思いなおす事にした。何処かに必ずある、挽回できるチャンスを見つけるために、カチュアは外出を有効に使おうと心に誓ったのだ。

そしてイリナの肩書きを知った。
それは、ドルーア軍に雇われた高級娼婦だったのだ。

カチュアの祖国マケドニアにおいても、高級娼婦は珍しい存在と言えたが、確かに少数は存在はしていた。 そして、イリナはボーゼルから、性技の手ほどきを教えるように頼まれたと聞かされる。 同姓という恥ずかしさが沸いたが、少なくともカチュアは汚らわしいボーゼンに手解きされるよりは、良いと納得した。

もっとも、他に判断する材料が無く、納得するしかなかったのだが…



しばらくの雑談の後に、イリナは、カチュアに対して体を清めるために浴場に行くことを提案した。 カチュアも、浴場にて体を清めたいと思っており、その申し出を快諾した。

返事を受けたイリナは部屋の片隅に立て掛けてあったレイピアを手にとって、カチュアにそっと差し出した。

「じゃ、このレイピアを帯剣してね?」

「え…帯剣しても、良いの?」

「うん、殺傷能力の無い模造品だけど…
 カチュアは騎士だし、丸腰で動き回るのはかえって怪しいよ?」

「…うん…」

剣を受け取ったカチュアは、その模造レイピアを腰のベルトの金具に固定して装備した。
紛い物とはいえ、腰に剣があるだけで、カチュアの気は少しだけ楽になった。騎士として叙任を受けて以来、常に腰に 在り続けた剣の存在は大きい。剣は騎士の精神の一部なのだ。

準備が整うと、カチュアとイリナの二人はランタンを手にして、アカネイア・パレス内に設けられた浴場へと足を伸ばした。
















既に完全に日が落ちきっており、月の光と通路の壁の高いところに、腕木で突き出させた燭台に灯された松明の炎が二人の美少女を照らす。

大浴場に向う途中にカチュアの姿を見て敬礼する兵士達。

『本当に…末端は何も知らないのね…』

カチュアは複雑な心境に駆られながらも、そのまま敬礼を返して、浴場へと向っていく。

なんら妨害も無く、順調に上級士官用の浴場に隣接した更衣室に到達した。

「ここで…大丈夫なのか?」

「うん、この時間はいつも貸し切りみたいなものなの。
 この浴場は、元々アカネイア聖王国の貴族専用の一つ。
 城内だけでも、もう2箇所かあるから余っている位だよ?」

カチュアはイリナの説明にアカネイア聖王国の金満ぶりに呆れていた。

更衣室の入り口から内部を見渡しても、確かに誰も居ない。
イリナがロングブーツを入り口で脱いで中へと入っていく。カチュアもそれに続いていく。大理石の床がひんやりした肌触りを伝えて、心地よかった。

そのまま二人は声を発する事無く静かに衣服を丁寧に脱いで、壁に備え付けられた棚に置かれている、籠の中に畳んだ衣服を入れていく。

全てを脱ぎ終えたカチュアは、そのスレンダーな裸体を露すと、ふと気になって隣を見る。 イリナは既に服を脱ぎ終えていた。その体つきはカチュアよりも胸はやや小振りだったがスレンダーな容姿であった。

気のせいか、イリナの顔に少し赤みが増していた。

「…どうか…したの?」

「ううん…ただ、カチュアの体って…綺麗だなぁ…と見惚れていたの」

イリナの言葉を聴いた瞬間、カチュアの心臓がドキリとして、鼓動が早くなる。カチュアは動揺を誤魔化すために、浴場へと急ぐことにした。

「っ! と…とにかく、入りましょう」

「うん♪」

浴場の中は床は大理石のモザイクタイル張りのテピダリウム(暖かい風呂)式の浴場であった。
貴族が使う浴場としては、やや小ぶりにつくられているが、その機能は充実していた。 直接火で熱するのではなく、水源から水道橋を通ってきた綺麗な水を、床と壁にうめこんだ管の中を熱い空気流して暖める仕組みであり、非常に洗練された施設といえる。

「じゃ…カチュア、さっそく体を洗うね」

イリナの細い指が、そっとカチュアの体に触れる。

「えっ? …だっダメっ…怖い…それに、私、汚れているっ!」

カチュアはイリナの接近に驚き、考えられる全ての理由を述べて拒絶した。

「大丈夫」

「イヤッ!!」

強い拒絶にイリナは一瞬困った表情を浮かべるが、この程度で諦めるほど生温い人生を歩んではいない。すぅーと呼吸すると、真剣な表情で話し始める。

「ねぇ…カチュア…私が汚れているように見える?」

「っ!…何を…汚れているのは私!!
 ケダモノのようなボーゼンに犯されてない、貴方にっ…!
 貴方に何がわかるの!! 貴方にぃ…」

カチュアは腕に力を入れて、怒りの形相で叫び、イリナを睨んだが、それに対して穏やかな言葉が返ってきた。予想外の内容であった。

「判るよ…私もね…8歳の時に…山賊達にさらわれて、強姦を受けたことがあるんだ。
 飽きるまで犯され…そして娼館に売られたんだ」

「えっ…」

カチュアは絶句した。
まさか活発に振る舞っているイリナにそのような凄惨な過去が有ったとは知らなかったからだ。心の中に湧き上がった黒い感情が静まった。自分よりも悲惨な経験をした相手だと知って、戸惑いの感情が心の中に広がっていく。

「でも、心の持ちようで全てが変わるの…
 医学典範にも載っているよ…"現存するものはすべて必然である"って…

 過ぎ去ったことは変えられない、でもね…
 過去の出来事をどの様に捉えるかで、これからが変わるよ…」

イリナはゆっくりとカチュアに近づき…己の唇を相手の唇に、そっと重ねる。

「ちゅ…」

ついばむような軽いキス。

不思議なことに、騎士として訓練を受けているカチュアにとって、緩慢とも言える動作であったが、それを拒むことが出来なかった。あまりにも自然な振る舞いで、イリナの唇が接触するまで理解できなかった。

『私…イリナにキス…されてる…の…?』

ようやく、思考が追いついても、何故かあらがう事の出来ない雰囲気に飲まれていた。

一旦離れてからイリナは口を開いて、カチュアの心を癒す言葉を紡ぐ。

「そして、カチュアは汚れてなんかいない!
 もし、汚れた部分があったら私が清める…今からそれを証明するよ…」

「まっ…」

カチュアは、待ってと言い切れなかった。
再びイリナの唇がカチュアの口を綺麗に塞いでいたのだ。更にイリナの両腕がカチュアの背中に回され、優しく抱きこんでいる。イリナの体からほんのりと放たれている甘い体臭がカチュアの鼻腔を刺激した。

イリナのキスはボーゼルの貪るようなものとは、根本からして違っていた。

ゆっくりと優しく包み込むような感覚が感じられる。不思議なことに、カチュアは清められていくような錯覚すら感じていた。

やがて、イリナの可愛いらしい舌は、カチュアの唇を掻き分けて口内に伸ばす。
甘い刺激に抗する事が出来なかったカチュアは、そのまま舌の侵入を許してしまう。

「ん…、んむ…んぁ…」

今日まで生娘であったカチュアが、高級娼婦という地位に就いている、その道の熟練者であるイリナの技に抵抗できるはずも無かった。全身が痒くなるような、痺れるような、しかし決して不快でない怪しい刺激が、カチュアにもたらされていく。

『舌ぁ! 舌がぁ…わっ私の口内を…ふぁあ…』

イリナの舌が蠢動するたびに、カチュアの体から力が抜けていく。
じゅん…カチュアは不意に、蜜壷から愛液が溢れる感触がした。

熱心な口内交流によって、カチュアは無自覚であったが、その心の中に確固たる何かを刷り込んでいった。

しばらく熱心に口内愛撫を続けていたイリナ。イリナと浴場の熱気に中てられたカチュアも既に我を忘れており、イリナの背中や腰に腕を回して、力いっぱいに抱きついていた。たどたどしくも、カチュアは知らないうちに、蠢くイリナの舌を捉えようと自らも、舌を動かしていた。

高級娼婦は職業柄、相手の心を察することに機敏であった。
イリナもその例に漏れず、カチュアの心の中を察していた。

長く続いたキスも、やがて終わりを迎える。

キスを終えても、二人は抱き合ったままで、しかもカチュアの瞳は潤んで焦点が合っていない。 初めて味わった快楽の余韻に惚けているのだ。

イリナは抱き合ったまま、カチュアの余韻が収まるのを待って、そっと囁く。

「辛かったでしょう…カチュア……私の胸の中で泣いて良いよ…」

「えっ……あ、あり…がとう…
 あ…ぁ…

 う…ううっ……し、しばらくで良い…から…。
 このまま、離れないで……」

「もちろんだよ」

「うっ…ううっ…うわあああああああああああああーーーーーーーーー!!」

カチュアはイリナの胸に顔を埋めて幼子のように泣きじゃくり、浴場に嗚咽が木霊した。イリナは慈愛の表情を浮かべて、優しくカチュアが落ち着くまで宝物のように抱きしめていた。
------------------------------------------------------------------------- 【あとがき】
サンドイッチ伯爵がいないのにサンドイッチ!?
突っ込みどころが満載ですが、許してください(汗)

とりあえず、今は『第一章 性の目覚め』という位置づけです。
掲示板での反応が良ければ第二章に続くでしょう。

次も甘いレズ話w
カチュアの膣内に注がれたモノを処理するために、イリナが口をつけてチューチュー吸い出します。恥ずかしくても避妊を盾に逃げられないカチュア(笑)

4話はイリナによるカチュアのための優しいエッチ…
しかし5話から…ボーゼン再び(笑)

(執筆日2009年03月31日:誤字修正+加筆2009年04月01日)

▼現在の主要メンバーの状態▼

【カチュアのステータス】
身体的状態―――|レイプ直後の最悪な状態から、やや微回復
最初の異性―――|ボーゼン
職業――――――|白騎士団幹部 兼 性奴隷
所持品―――――|模造レイピア
所持金―――――|150G


【イリナのステータス:オリジナルキャラ】
身体的状態―――|好調
最初の異性―――|ハイマン(サムスーフ山のサムシアンのボス)
職業――――――|高級娼婦
所持品―――――|バスケット、お風呂セット、エッチなアイテム
所持金―――――|520G
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