■ EXIT
淫蕩の白騎士団 第02話 【口内奉仕】


カチュアが着ていた衣服が部屋のあちこちに投げ捨てられており、少女を隠すものは手袋とニーソックスだけになっていた。

その、成長しきっていない、カチュアが曝け出す少女の裸体を、肥満体のボーゼンは上から圧し掛かるように、被さって腰を打ち付けていた。親と娘のように年齢が離れている二人が交わる姿は、見る者に一種の倒錯感を与えるだろう。

 ギシ! ミシ! ギシ! ギシッ!

激しい行いに、頑丈に作られているベッドが軋む。
更に、室内には性臭が立ち込めて、それだけで、行為の濃さと長さを伺い知ることが出来るだろう。

カチュアの体を良く見ると、その瑞々しい肌のあちこちには、大きな唇の後が付いていた。それは、ガマ蛙のようなボーゼンに、体中を舐め回された証拠だった。

激しく攻めてていたボーゼンは、太陽が落ちる頃になって、ようやく満足したのか、カチュアの蜜壷に挿入していた己の肉棒をゆっくりと抜き取った。

 ゴボ…ボト、ボト

肉棒の圧力から開放されたカチュアの膣は、収まりきらない程に子宮に注がれた、多量の精液を次々と吐き出していく。締りの良い膣壁から弾き出される精液は、勢いがあった。

カチュアは、自らの股間から逆流してシーツの上に垂れて行く精液の感覚に打ちのめされ、涙に塗れたカチュアの顔には強姦直後に感じられた、意識の強さが感じられなかった。
ただ、一方的に弱々しく、嗚咽を漏らすのみ。

『これでは詰らぬ…』

無反応に近い女性を見ても面白みもなんともない。
ボーゼンは一つの事を思いつく。

「カチュア殿、せっかく抱いて上げたのに、礼の一つも言わぬ態度は感心しませんな」

「…なん…ですって…うぅ…」

強姦によって処女を奪われ、幾度も中に出され、放心状態であったカチュアであったが、目の前の男の あまりの言い草に心に怒りが蘇った。怒りは積極的な感情だ。疲労困憊の体を必死に起こして、ボーゼンをにらみつける。

それがボーゼンの思うツボとも知らずに。

『おお、その表情だ! 良いぞ良いぞ、反抗的な女を堕としてこそ、面白みが有る!』とボーゼンの心の中で歓喜に震えていた。反抗的なカチュアをゆっくりと堕としていき、最終的には彼女自身の意思で男の上に跨り、自ら一心不乱に腰を振るような牝に落す。そのようなカチュアを想像しただけで、ボーゼンのペニスは射精前の硬さと同じぐらいまで回復した。

しかし、表情には出さず、淡々と述べる。
質問口調だが、勝ち誇った様子などは一つも無い。行う事が当然という態度であった。

「貴方はもう忘れてしまったのですか?」

「…なっ、何を…?  あっ……」

「貴方の態度ひとつなのです。
そう、貴方の態度一つで、他の何も知らない、普通の軍務に就いている大多数の白騎士団の者にも塁が及ぶのです」

ボーゼンの言葉によって、カチュアは自らの境遇と立場を再認識させられた。

「っ!!」

「私は他のものはともかく、気高きミネルバ様を汚したくは無いのです…
 これで、ご自分のお立場が、お分かりいただけましたか?」

「くっ…」

「しかし…私も人の子。一度の過ちを許しましょうぞ。
 貴方にチャンスを与えます…何ぁに、簡単なこと。

 悔い改めた事を態度で示せばよいのです。
 それが出来ないときは…そうですな。直ぐにでも、彼女達に罰を与えなければなりません」

「そんなっ!」

「そんなっ! そのような否定的な言葉が…それが、貴方の感謝の言葉ですか?
 私が貴重な時間を割いて、わざわざ処女たる貴方に閨事を教えて差し上げたのに…
 残念です」

ボーゼンの言葉は司祭としての貫禄が十二分にあったが、全裸の上にペニスを勃起させた状態で、厳かに話す姿は不気味でしかなかった。
そして、自分の責任で、他の誰かが罰せられる仕組みは、真面目なカチュアにとって、耐え難いものであった。

「ぼ…ボーゼン…」

「ほう、呼び捨てですか?」

カチュアは悔しそうに顔を歪ませる。
泣きそうな気持を、必死に振るい立たせて、心にもない感謝の言葉を可愛らしい唇の隙間から紡いでいく。

「ボーゼン様っ、私に…ねっ…閨事を教えてくださり…あ、ありがとう……
 御座いました……うっ…」

必死のかいもあって、カチュアは媚態こそ作ることは出来なかったが、気が狂いそうになる屈辱に塗れながらも、何とかボーゼンが納得する態度を取ることが出来た。思わず涙がこぼれる。

「おおお…泣くほど嬉しかったのですか…
 誠心誠意に導いた甲斐があります。

 しかし、カチュア殿。気にしないで下さい。
 私は司祭として、経験の乏しき者を導くという、当然の行いをしたまでです」

両腕を大きく広げるながら、好々爺の表情を浮かべてボーゼンは応じた。
余りの態度にカチュアの内心の怒りがこれ程にないぐらいに高まっていた。 殺意で人が殺せるなら、ボーゼンは間違いなく既に死んでいたであろう。

生憎とカチュアの視線には人を殺す能力などは無く、ボーゼンは下半身を含めて忌々しいほどに元気そのものであった。

そして、ボーゼンも鈍感で愚鈍でもない。カチュアの内心を正鵠に見抜いていた。有る意味、これほど白々しい関係も珍しいであろう。

ボーゼンはカチュアの態度から更なる責めを思いつく。白々しい行動を逆手に取る方法である。 一気に攻めるのではなく、心を少しずつ砕いて行く事こそ、調教の極意なのだ。

「しかし、貴方の感謝の念を無碍にはできませんな…
 宜しい! せっかくなので、私のペニスを貴方の口で清めて貰いましょう。
 よろしいですな?」

「っ!」

「返事は如何程に?」

「は…はい…清めさせて頂きます…」

「誰の何を何処で清めるのです?」

カチュアは屈辱に耐えながら言葉を続ける。
厳しい軍事訓練で培った精神力が、折れそうになる彼女の心を辛うじて支えていた。

「ぼ…ボーゼン様のペニスを私の……く、口で清めさせて…頂きます…」

「宜しい!」

ボーゼンは返事と共に、自らの勃起した淫棒をカチュアの目の前に突き出す。

その、精液の塊が乗っている、醜い肉棒が目の前に突き出された瞬間、カチュアは悲鳴を上げそうになった。 しかし、ボーゼンに睨まれると、感情を押さえ込むしかなかった。

『これが私の始めてを奪った…醜い……こんなもの為に…』

器用にも、ペニスの乗った精液を落すことなく、ベッドの淵に腰を掛けたボーゼンの裸体を改めて直視し、カチュアはそう思った。中年太りの典型である全身にわたって贅肉と、突き出た腹による肥満体の体である。レイプによって処女を奪われたカチュアだけでなくとも、年頃の娘であれば好意などは、とてもだが持ちようが無い。

しかも、彼の股間から聳え立つペニスだけは、鋼鉄のように固まっており、天井を向いてそそり立っている。また、使い古した革製品のように、ペニスの竿の部分が、薄黒く皮膚が変色しているのも、禍々しい感じがした。

しかし、カチュアがどう思おうと、受け入れるしかなかった。第一、 これ以上、ボーゼンの心情を悪化させてはどのような事になるか判らないからだ。
自ら進んで触れることに躊躇いはあるが、彼女に拒否権は無い。

カチュアはボーゼンの股間が目の前の位置に来るように、床の上に降りて腰をかがめた。 恐る恐ると、細く長い繊細な指で醜い肉棒に触れる。

『熱いっ!』

初めて感じる、両手からの生暖かい熱にカチュアは一瞬驚く。

「さぁ、両手で持って歯を当てないようにして、口内で清めるのだ。
 ワシの肉棒に付着している物は残さず飲み込むように!」

ボーゼンに先手を取られてしまった。
カチュアはペニスに付いていた精液を指で落そうと画策していたのだ。しかし、そのカードはボーゼンの手前では、もう使えない。そして、カチュアには落胆している時間は無かった。上から見下ろされる視線がひしひしと感じられる。

「うぐ…」

少しでも間を空けると、やっとの事で決めた覚悟が鈍ってしまいそうになる程の威圧感を放っている 淫棒であった。

負けそうになった心を奮立たせると、カチュアは覚悟を決めて、血と精液で汚れた醜いペニスに唇と接触させて、徐々に口の中に含んでいく。 ペニスに付着した液体が口内の唾液に溶けると、処女を散らしたときに付着した、血と思わしき鉄を舐めたような味が広まった。

しかし、ここで止まることは許されなかった。亀頭の部分で動きが鈍ると、「そのまま奥まで咥え込むのだ」と、容赦の無い催促の声が投げかけられた。

避けることの出来ない奉仕。
そして、カチュアの唇が心から避けたかった、地点に到達した。

無力な少女の身では、迂回することは出来ない。
カチュアは、カリから竿の部分に付着している濃厚な黄ばんだ精液を息を吸い込む要領で、ニュルと唇の隙間から、吸い取っていく。

黄ばんだドロドロの精液が口の中に吸い込まれた刹那に、カチュアの体に激しい悪寒と、喉の底からの吐き気が湧き上がってくる。

『う…うぇっ…苦いようで…生…臭い…何これ…』

先ほどの鉄の味を瞬時に消し去るような、ムッとした表現しがたい感覚と、魚介類では味わえない、初めて味わう生臭い味が広がって行く。

「きちんと飲み込むのだぞ?」

「んううう… うぐ……うぇ…っ」

ペニスと口の隙間から声が漏れる。

『…あそこも、口も………私…汚されちゃった…』

カチュアは、失望の余りに、気を失いそうに為っていたが、気を張って必死に意識を保っていた。 反乱計画が露呈したのは、自分のミスだと信じているカチュアは、他の者に塁が及ばないようにする為に、ただただ必死であったのだ。

カチュアの失敗は、深刻な段階であったが、決定的なものでもなかった。
あの時、ミネルバが機転を利かせて、カチュアを二重間者(二重スパイ)として仕立て上げれば避けられた悲劇であった。

しかし、カチュアが自分の責任と信じている以上、それが真実であった。

カチュアは責任感から、口内に入って来た、悍ましい精液から感じる嫌悪感を必死に振り払って行く。 そのままでは喉に絡まって、飲めないと悟ったカチュアは、可能な限り唾液で薄めて行き、絡みつくような粘液質を和らげて、飲み込み易くして行った。

飲み込む準備が整うと、カチュアは吐き出したい気持に負けずに、意志の力で口内にある精液と唾液のカクテルを一気に 、喉の奥にある食道へと流し込んでいった。

 グッ…ゴク…、ゴク…

カチュアは喉を鳴らして、一部とはいえ、確かに自らの意思で、ボーゼンの欲望液を飲み込んでいく。

『喉も…体の中も…これで…中まで汚れ…た…』

飲み込んだ精液が食道を通過して、胃へと落ちていった。
その精液が栄養となって、自分の体の一部を構成すると考えると、カチュアは先ほどの言葉とは比べ物にならない程に湧き上がってくる、屈辱感に苛まされて行く。

しかし、カチュアは幸か不幸か、気が付かなかった。
いや、心がこれ以上のダメージを受けないように、無意識のうちに気付こうとはしなかった。

屈辱感に苛まれながらも、密壷の奥から、若干だが痺れる様な感覚が走りぬけていたのだ。自覚は無くとも、ペニスを口に含んだ時と、精子を飲み込んだ時に、カチュアの女としての機能を司る、その股間は愛液の分泌を始めていたのだ。

少量とはいえ精飲を確認したボーゼンはニヤリと笑う。本心としては、このまま口内射精を行いたかったが、余り激しくして心が壊れてしまっては本末転倒だ。

それに捕まっているのはカチュアだけではない。 ボーゼンは、三週間前から相手をしている、あいつで性処理を行えば良いと自分自身に言い聞かせることによって納得し、湧き上がる欲望を抑えた。

「ふむ…今日は、この位で良かろう」

そういうと、ボーゼンはカチュアの口から己の肉棒を引き抜く。 突然開放されたカチュアは、両手を床に付けて苦しそうに噎せ返った。

「ウッ…ケホッ、ケホッ…ハァ、ハッ……
 あ…ありがとうございます…」

「カチュア…今日のお勤めはなかなか良かったぞ。
 褒美として、あとで体を清める為の湯舟を手配させよう。それまでゆっくりと休むが良い」

ボーゼンは飴と鞭を使い分けを良く知っていた。

そして、彼女のような上玉を、ただの性奴隷にするつもりはない。
粗暴な下級兵士とは違って、司祭というインテリ層に連なる彼は、ゆっくりと時間を掛けて、カチュア"も"末永く楽しめる高級娼婦のような女にしていくつもりなのだ。

現に、カチュアが今後に施される湯舟や夕食は、ボーゼンと同等のものだったのだ。
これからカチュアは、素直に従えば、それなりに悪くない結果になると、感情とは別に体自身で学んでいくことになる。

カチュア自身は自覚は無かったが、すでに性奴隷としての調教は始まっていたのだ。
-------------------------------------------------------------------------
【あとがき】
「カチュア"も"末永く」ここから、カチュア以外にも毒牙に掛かっている事が判りますね(悪)

そう、空白の一ヶ月!!

ともあれ、陵辱がひとまず終わって安心したカチュア。
読者の方々の期待通りに、ボーゼンおじさんは、これからも頑張りますw

ボーゼンの"肉棒"から放たれる『超破壊魔法ボルガノン』でカチュアを白く汚すまで(笑)

次はカチュアとオリキャラとのレズプレイのお話になります(笑)


(執筆日2009年03月30日:誤字修正+加筆2009年03月31日)

▼現在の主要メンバーの状態▼

【カチュアのステータス】

身体的状態―――|レイプ直後にて最悪
最初の異性―――|ボーゼン
職業――――――|白騎士団幹部 兼 性奴隷
所持品―――――|鉄の剣(没収) 細身の槍(没収)
所持金―――――|150G
次の話
前の話