ワイルド・ワイド・ウェスト 2
ワイルド・ワイド・ウェスト(通称W・W・W)は、荒地が多く、砂嵐が人の侵入を拒む。
だが、この地の脅威は、それだけではない。
砂に、細かだが磁鉄鉱が多量に含まれ、
天然のチャフ(レーダーかく乱物質)でもあり、
あらゆる場所に入り込んで、電子機器はもちろん、機械という機械の寿命を著しく縮める。
車なども、特殊な対砂仕様がなければ長期に使用ができず、
割が合わないとメーカーもさじを投げた。
ガソリンを主体とした車は、いつまでもW・W・W領域内部に進めず、
未だに、輸送は馬車が主体であり、通信は丈夫な真空管式が現役というありさま。
あとは、拠点に設けられた衛星経由の通信レーザーぐらいなものだ。
そのため、幌馬車隊を組んでの輸送や商売もいる。
だが、人間に善悪があるように、こういう連中もまた例外は無い。
いや、一番の脅威こそ人間なのかもしれない。
なぜならW・W・Wは、
リヴァール全土で、どこにも行き場の無くなった犯罪者が逃げ込む場所なのだ。
『刑務所へ行くか、ウェストへ行くか』
こういう、最期の選択を意味することわざがあるほどだ。
「あちゃ〜、よりにもよって糞虫野郎の所へいっちまったよ。」
高い岩山の間、見えにくくカモフラージュされた見張り場所で、
女性の呟きが聞こえた。
浅黒い肌をした砂エルフと呼ばれる種族だ。
エルフ独特の細い耳をしているが、身体はかなり肉感的で、
エルフにしては繁殖力が旺盛。
この女性も精悍な顔つきの美人だが、胸の大きさはGクラス、
腰つきもかなり色っぽい。
彼女が眉をしかめて、ののしった『糞虫野郎』とは、
武器商売で、それもかなり汚いことを平気でやるドットサン商会という連中。
悪党、アウトローぞろいのW・W・Wだが、こいつらは特に悪質だ。
麻薬や人身売買は当然、へたすれば切り刻まれて行方不明にされかねない。
砂エルフの女性は、何かが荒地に落ちたと聞き、
こっそりと様子を見に来たのだった。
すると、見るからに若い、北方種の女性エルフが、
警戒する様子も無くドットサンの幌馬車へ走っていく。
あれでは、トラの巣穴に裸で入るに等しい。
愚か者は、見捨てられても仕方が無いが、
ドットサンは彼女と彼女の一族にとっては、仇敵。
しばし、彼女は迷った。
ゴトン、ゴトン、ゴリゴリッ、
十数台の幌馬車が、ゆっくり、ゆっくりと進む。
「んうっ、んっ、んんっ、」
馬車の音にあわせるように、かすかなうめきが、
後ろから三番目の幌馬車から聞こえる。
幌馬車の薄暗がりに、白い肌がのけぞる。
全裸の細い裸身が、淡い茂みを揺らし、
のけぞる口に押し込まれ、
下から膣を激しく貫かれ、
白く伸びやかな下肢に、すでに何人分かも分からぬ白露が、
ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、
赤黒い淫肉がふっくらした淫唇を広げ、ピンクの肉襞を突き開くたびに、
淫らな音とともに、ゴプリ、ゴプリと、噴き出してくる。
突き動くたびに、広げられている脚が震え、
握らされる細い手が、苦しげに振られる。
後ろの馬車に向けて、あからさまに晒され、見世物にされながら、
エカテリナは、執拗に犯されている。
淡い茂みが金色に光り、
指の間からはみ出す乳首が激しく勃起している。
ヒューヒューと口笛やはやす声がし、
長いペニスがまた、勢いよく突き刺さっていく。
外はギラつく太陽が照りつけ、
分厚いほろの下は、暗闇のように暗い。
その暗闇の中に、白い裸身が浮き上がり、広げられ、
無数の男たちに貪られている。
金髪が揺れる、ほっそりした裸体がのけぞる、
腰に深く打ち込まれ、ぐりぐりとこねられて、
小さな爪先が屈曲する。
「なかなか、こりゃあ具合いいじゃねえか。」
「ああ、拾ったかいがあったってもんだ。」
うめき声を上げながら、同時に喉に、膣底に突っ込み、
「ふぐう・・・・・っ!!!!」
ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、
ブシュウウウウウッ、ブシュウウウッ、ブシュウウッ
反り返った喉の中に、
のけぞった白い陶器のような腹の中に、
鈍い、汚らしい音とともに、
煮えたぎった白露が、噴出する。
細い喉が何度も鳴り、喉を落ちる精液が熱い。
密着した腰の奥から、濃い精液がダクダクと生で射精される。
生臭い精液が、膣を洗うばかりに放出されていく。
グリグリと奥までねじりこみ、また中に射精する。
反り返った腰が、びくびく、びくびく、痙攣を繰り返している。
エカテリナの胎内に、くりかえし射精し続ける。
入れ替わる男が右足を掴む。
あえぐエカテリナを、気遣おうともせず、
白く美しい尻を広げ、アナルを犯し、えぐった。
「ひぎいいっ!」
のけぞる尻が、フルフルと震えた。
鈍い音とともに、硬くゴリゴリした感覚に、征服されていく。
幌馬車に拾われて、三時間がたっていた。
助けを求め、『のんな』と言われ、
幌馬車に引っ張り上げられると、まるで当然のことのように、
数人の男から押し倒された。
暗がりに座っていた男たちは、
エカテリナに舌なめずりをしながら、
容赦なく服を剥ぎ取り、身体をもてあそぶ。
「や、やめてくださいっ!」
かちりと、乳首に歯が当たる。
「ひっ!」
かすかにあとがつく乳首に、身体がヒクヒクと震えた。
唇を吸われ、舌をからみ取られ、千切れんばかりに吸われる。
クリトリスがむき出され、ごつい指先が、執拗にもてあそぶ。
「んんっ!、んうううっ!」
クチュッ、クチュッ、クチュッ、
指が中に攻め入り、粘膜を嬲り、中をかき回すと、
どうしようもなくエカテリナの肉体はあふれてくる。
無数の視線、汗臭い男の体臭、
十数台の幌馬車、その大勢の男の気配、
身体中にビリビリ感じるそれが、さらに恐怖と、
どうにもならない身体の、「期待」。
指先がびしょぬれになるほど、潮が吹き上げる。
ドットサン商会では、砂エルフの女性を捕まえると、
徹底的に陵辱して、反抗心を骨抜きにし、売り飛ばす。
それで、街が襲撃されれば、さっさと逃げ出すという外道ぶり。
相手がどこのエルフだろうと、かまう事はない。
W・W・Wの荒野で、拾うというのは、『所有』したも同然。
エカテリナは、自分ひとりで襲われていると思うと、身体の芯がかあっと熱くなり、
ごつい指や手で身体をなぶられ、アナルまで執拗にほじられると、次第に力が抜けてくる。
『黒い軟膏』が、直腸に塗りこまれている事には気づかない。
後ろの馬車が見ている前で、服をはがれ、
身体を隠して、頬を赤く染めるエカテリナを、
脚を広げさせ、濡れた襞を広げ、奥まで日差しに晒させる。
「や、あ、あ、だめえええっ!」
グジュルッ
視線の前でエカテリナは貫かれた。
次々と、馬車の男たちが、交代でエカテリナを犯している。
「ふああっ!」
後ろからアナルをこね回されてる所へ、身体を引き起こされて、
無精ひげを生やした男が、前から突っ込んだ。
ゴリゴリゴリッ
薄い肉を挟んで、前と後ろ両方からピストンされると、
身体が、ガクガクとつっぱり、理性が壊れていく。
「こらすげえ、いい穴してるじゃねえか」
「ううっ、尻もたまんねえぞ」
両方から犯されながら、身体がどんどん快感に蕩けていく。
開発され尽くした身体は、これほど無法な陵辱に、
感じて、蕩けて、いう事を聞かない。
勝手に腰が動いて、アナルを締め付け、ヴァギナをうごめかせていた。
ギシ、ギシ、ギシ、
馬車がきしみ、男たちの腰が突き上げる。
「んはっ、はっ、はぁっ、ああんっ、あふっ、ふああっ!」
熔ける、熔ける、熔ける、
身体の中がドロドロに熔けちゃう。
うめき声が、耳に刺さる。
膣に、アナルに、ギンギンのペニスが深く刺さる。
「んはあああぁぁぁぁっ!!!!」
ドビュルルルルウルルルウルルル
ビュグウッ、ドビュルッドビュルッドビュルッ
ガタン
馬車が石にゆれ、中に射精し続ける亀頭が、さらに突き当たる。
「ひいっ!」
「うおっ、締まるっ」
ドクッ、
濃い精液が、さらに一塊、膣をあふれさせた。
「んはあああ・・・」
男に乳首を擦り付けんばかりに、のけぞる。
「ええモン拾ったな。当分使えるぜこりゃあ、げひひひ」
どこかで、そんな声が聞こえた。
ギシ、ギシ、ギシ、
単調なゆれ、
揺らぐほろ、
ジュブッ、ジュブッ、ズブブッ、
終わることを知らないSEX、
理性が麻痺する、不思議で終わらない時間。
「ンッ、ンフッ、ンッ、ンッ、」
口にただ夢中で、咥え、しゃぶり、きれいにし、すすり上げ、
もう、何も考えないまま、SEXの人形のように、
輪姦され続ける。
彼女は、幌馬車隊のおもちゃだった。
誰もいない荒野、ゆっくりと動く馬車、
時間も日付すらも分からなくなり、
「んはああああっ!」
のけぞるエカテリナの乳首が、痛いほどつままれる。
腰がひたすらくねり、うごめき、貫かれる。
ねじくれた木の根のようなペニスに、
身体の芯までえぐられ、腸の奥までこねられ、
脚が壊れたように広がったまま。
グジュッグチュッ、グツッ、グチュッ、ズジュッ、
犯されれば犯されるほど、SEXに狂い、
夢中で溺れていく女に、男たちも好き放題に嬲り続ける。
「はひいっ、はひいいぃ、あああっ、あたるうぅっ!」
いつ眠ったのかも分からず、目が覚めると貫かれている。
ぼうっと、何時間かほろを見ている時もあったが、
また男たちが、のしかかってくる。
ビュクッ、ビュクッ、ビュクッ、ビュクッ、
「んはあああああああぁぁぁぁぁ!!」
灼熱の脈動が、子宮を犯す。
あふれた精液が、逆流して吹き出し、胎内は精液でいっぱいのまま、
アナルもあふれてこぼれ続ける。
「んっ、んんっ、んっ、」
男くさいペニスを、しゃぶり、すすり、味わう。
精液を飲み続ける感覚は、ますます恍惚と忘却を味わわせ、
もうそれ無しの方が考えられない。
グジュルッ、グリュリュッ、グジュルッ、グリュリュッ、
肉棒の音を立てて動く感覚が、身体の芯を上下する。
「はひい、はひい・・ああっ、かんじ・・るう・・・ああんっ、」
犬のように舌を出し、腰を振って上下する快感に応え、
精液でドロドロの胎内を掻き回し続ける。
街に入ったことも、気づかないまま、
エカテリナは男のひざに跨って、淫乱に腰を振り続けていた。
夕闇に連なる馬車が街へ入る、
特に軋む馬車の音も、それに混じるあえぎや、濡れた音も、
何台も連なればさほど聞こえない。
それをこっそりつけてくる黒い影は、誰も気づきそうも無かった。
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