■ EXIT      
お茶の合間に

ザザザ・・・

《市民管理扱い》の買取り船であり、 新規娼婦のスカウトを行い、また娼館ともなるマツグラン直属の船、 娼艦「エメラルド」は、ゆったりと次の寄港地シパレンドへ向っていた。

エカテリナはしばらく前からこの船に、 技術指導員兼、娼婦として乗っていた。
今は、ミルラ(猫族)の血を引く若い娼婦、キャナル・ミレサと、 のんびりお茶を楽しんでいた。

エカテリナは金髪に蒼い輝く目を持ち、 上品さと優雅さ、それに温かさを兼ね備え、 あらゆる男性を虜にする“魔性の娼婦”とまでうわさされ始めている。 だが、こうしてたわいも無い話でコロコロと笑っているところは、 まるでごく普通の少女でしかない。

キャナル・ミレサはオレンジのふわふわの巻き毛に、猫族特有のいたずらっ子のような顔。
身体はスレンダーだが、胸はすでにDカップ。
体つきの派手さや、良く整った愛らしい顔は、 これからかなりの人気者になりそうな素質がある。
何故かエカテリナにひどくなついていて、いつも甘えるようについてくる。

「そうそう、リナねえ。今度の寄港地なんだけど、ちょっと問題がありそうよ。」
キャナルはエカテリナをリナねえと呼ぶ。 エカテリナは彼女の早耳に細く形の良い眉をひそめた。
白く形の良い耳がヒクリと動く。

「何かあったの?」

「オークの群れがかなり出没してるらしいの。」

キャナルはかなり声をひそめて話した。
エルフにとってのオークは、現代の女性がゴキブリを想像するよりなお悪い。
正直言えば、お茶をしているときに出す話題では無いとさえ言える。
だが、エカテリナがひさしぶりに上陸してみたいと言い出したので、 さすがに心配になったのである。

しかも、オークは馬鹿げた繁殖力を持つ。
ほとんどの人間型の種族と混血が可能で、人間の3倍以上の精力がある。
何しろ、悪名高いリヴァールの他種族絶滅政策でも、 未だにしぶとく生き延びて繁殖を続けているほどだ。

エルフの女性は最上級のメスであり、見つけたが最後、 色魔となって襲いかかり、相手が壊れるまで犯し続ける。

エルフの嫌悪も知れようというものだ。

「あらあ、それは大変ねえ。地元の警備団の人たちがいたら、お見舞いに行かないといけないわね。」

急にふっと眉を開いて、優しい笑顔を向けるエカテリナに、 最大限声を潜めていたキャナルは違和感を覚えた。
普通のエルフやハーフエルフの女性なら、
目の前にゴキブリを突きつけられたような顔をするだろう。

「リナねえ、平気なの・・・?」
好奇心の塊といえる猫族ミルラ、さすがに不思議を押さえておけるような性格ではない。

「ここだけの話よ」
とりあえず釘を一本刺して、エカテリナは苦笑しながら話し出した。





エカテリナが妊娠している時期に、 彼女を診察した女医が、名誉欲に目がくらんでエカテリナを誘拐、 その身体の精密な解剖調査をしようとしたことがあった。

幸い大事にはいたらなかったが、 そのときエカテリナに使われた催眠ガスは、スタールビーフルーツという、 南国の果物からとれたアルカロイドの一種が原料になっている。

これはエルフにのみ特別な効果を発揮する物質だが、 身体に害は無い代わりに、効果の後半で強烈な催淫作用を引き起こす。

そのことを、エカテリナのひいきNo2となったフェリペ公爵夫人が知ったからたまらない。
リヴァール貴族階級に隠然たる勢力を持つ大貴族で、 『女皇』『吸血の姫君』『血と遊戯の夫人』などのあだ名を持ち、 両刀使いで傲岸不遜、いたずら好きにして映像マニア、 社交界トップクラスの美人にして、性格の悪さは折り紙つきという、手に負えぬ女性である。

「難儀をかけたな、エカテリナ。」
騒動から数日後、フェリペに呼び出されたエカテリナは、 ねぎらいの言葉をかけられた。
フェリペのお抱え医師が起こした騒動なのだから、これは当然だろう。

「お気遣いありがとうございます。」

少し大きくなったお腹を恥らうように、 ゆったりと礼をするエカテリナに、うっとりとそしてかすかに濡れたようなまなざしを向ける。

「お腹も目立ってきたのう。どれ、さわらせてたも」
まだふくらみぐらいで、さほど目立たないが、 さわさわと優しく触られると、ちょっと気持ちが良かった。

「聞いたぞ、スラムですごい人気だったそうじゃな。」
エカテリナの頬がぼっと赤く染まった。
スタールビーアルカロイドを使った催眠ガスの作用で、大乱交をやらかしてしまった事だ。
実は、それを聞いたフェリペは、 『妊婦の乱交シーンなどめったに取れるものではないのに!』 とものすごく悔しがったそうである。
いやもう、映像フェチもここまで来るとあっぱれという他無い。
始末の悪いことに、ことこれがフェリペだと悔しいではすまない。


「まあこれだけのスキもの母子、だいじょうぶじゃろうのう。」
そういうと、ちらっと横のダークエルフのメイドを見た。
メイド長のクルーアはちょっとため息をつくと、顔を背け、手を差し出した。

シュッ

小さな箱から、かすかな甘い香りがした。

女医に嗅がされたガスと同じ香りと気づく前に、 エカテリナはクタリと眠り込んだ。

「どうじゃ、そなたも?」

いらぬため息をついたせいか、ちろっと底冷えする目を向けられ、 豪胆で知られたクルーアは浅黒い肌を青ざめさせて飛び下がった。
「ごっ、ごっ、ご勘弁くださいませっ!!」


「あらぁ〜〜?」
ほやんとして、エカテリナが目を覚ました。

「んん〜?、こ、こ、どこれしょ・・?」
まるでお酒に酔ったように、ろれつが回ってない。
ついでに言うと、悪趣味なスケスケのネグリジェ一枚と手袋とニーソックスのみで、 下着もつけていない。

フェリペの城とは違い、少し下品なぐらいふかふかの柔らかいクッションやソファが、 明るい色の部屋じゅうにある。

真四角の広い部屋は、それぞれの扉にドアがあり、 小さな明り取りの窓が上のほうに並んでいた。

『なんだか・・・のどがかわいたなあ・・・』

ぼーっとしたまま、よろよろと立ち上がろうとして、 ぬるっとした感触が腿に伝わる。

「あんっ」
ぞくっとした。
腿の付け根から、ヒザへつーっと透明な雫が伝い落ちる。
脚を動かすだけで、あそこがひくんっと震えた。

「あれえ〜〜?、あら、あら、あら、やああん。」
あそこがヌルヌル、愛液がびしょびしょに降りてくる。 ものすごくうずいてきた。
足が動くだけで、秘所が動いて、ひどく興奮してしまう。


間違いなく、以前より催淫作用が強く発現していた。
催眠ガスの主成分、スタールビーアルカロイドは、人間には何の作用も無いが、 エルフには、酩酊、理性の低下、意識の混濁、性欲の亢進、快楽への過敏性等など、 さまざまな強い効果を及ぼす。

副作用は無いということになっているが、身体が覚えた記憶『快楽への過敏性』は消えようがない。

前の騒動からわずか4日後、それで無くとも超敏感なエカテリナが、 快楽への反応性を高められたままに再びガスを吸わされ、 全身が性感帯になったかのように、快感を感じやすくなっている。

ウェモンに沈めてもらわないと・・・。
指先が、止めようもなくあそこをさすっていた。
いや、もう中に入れて激しく動かしていた。

ジュッ、くチュッ、チュッ、クチュッ、クチャックチャッ、 『だめ、だめなのおお、指が、指がとまらない・・・』

あそこのうずきだけで何も考えられない。
めちゃくちゃに犯してもらわないと、いっぱい入れてもらわないと・・・、
「ウェモン〜〜、どこおおお?。」

ようやくドアを開けると、カチャリと電磁錠の外れる音がした。

フゴーッ、フゴーッ

変な鼻息と、獣くさいにおい。
短い手足に太った毛深い体、 豚の鼻と不恰好な人臭い顔つき。

すっぱだかのオークが、陰茎をびんびんにおったてて、 血走った目で睨んでいた。

後ろで、首輪の電磁錠とつながっていた鎖が揺れている。

・・・だが、エカテリナの目には、全部見えていない。


ドアを開けたとたん、あそこのうずきで腰を落としぎみにしていたため、 目の前に20センチを越える赤い男根がずいと突き出された。
蒼い目が、それにじいっと見入ってしまう。
デコボコの多い肉茎、無数の血管が浮き上がり、ヒクヒクと動いている。 プルプルと震える、カリの張った亀頭に、ため息すら漏れる。

「ああん、すてきいい〜〜。」
性欲全開の脳髄は、もうそれしか見えなくなってしまっていた。

「これ、ちょうだいいいっ!」
思わずそれをしっかと掴み、けだもの臭いそれを恍惚と舐めだす。
『ああん、脈打ってて、すごいいっ、顎が外れそうっ!』
必死で咥え、しゃぶり、口からのどへ深く飲み込み、 脈打つ血管を、なぞり、こすった。 その下にぶら下がる巨大な陰嚢が、細いしなやかな指に包まれ、やわやわと揉まれ、つままれ、嬲られる。

先走りがヌルヌルと生臭くあふれると、 けだもの臭い体臭と混ざり合い、興奮しているエカテリナは、 さらに高ぶらされてしまう。
男臭いにおい、生臭い性臭、そういうにおいがむしろエカテリナの下半身を直撃する。

それが自殺したくなるほど嫌悪していたオークの物だと、考える理性は麻痺しきっている。

プキイイイッ

少ない脳みそが沸騰し、いきなり可愛らしい口の魔力に、 脈動が噴き上げる。

「んっ、ごふっ、げほっ、」

ゴクッ、ゴクッ、

ものすごい量と濃さにむせながらも、
それを白い喉を淫靡に動かし飲み込んでいく。

あふれた精液が、唇を濡らし、鼻を汚し、噴出し続ける精液に髪や顔から 顎からのどや体へ伝い落ちる。

「すごいいんっ、すごい量っ、ああんんっ」

まだ滴り続ける亀頭を、顔や首になすりつけ、 ペロペロと嘗め回し、ぜんぜん衰えない様子にさらにうっとりと目で嬲る。 唇で愛撫し、指先でこすりあげる。


「すごい効き目じゃのう・・・」
モニターの向こうで見入っているフェリペは、唖然としてしまう。

とてもあの清楚なエカテリナとは思えない乱れっぷりだ。

単に嫌がるエルフをオークに暴行させるだけの映像なら、 そこらの安物AVショップで、いくらでも手に入る。

前に、エカテリナをオークに襲わせた映像は、
ウェモンとの甘い蜜のようなSEXが映えたからこそ取る価値があった。
画面に映るエカテリナは金髪と青い瞳ではなく、髪は上品な茶色で瞳は瞳色であった。
どうやらフェリベはエカテリナの痴態を外部に出すためにメイクを施して部屋まで運び込んだらしい。

今度は、妊婦のエカテリナを襲わせてみたらどう撮れるか関心があったのだが、 「うふふ・・・これはこれで面白いわ」 フェリペは妖しく笑った。


無数のクッションの上に押し倒され、ネグリジェも乱暴に破り取られ白くしなやかな足が毛むくじゃらの腕に広げられる。
真っ白な肌の中で、小さなあそこが、ピンクに濡れて震えた。

陶酔でぼおっとした目には、巨漢が犯そうとしている光景がおぼろに写るだけ。
しかも巨漢は愛人のウェモンのイメージがダブる。
何より、あそこがキュウキュウ言いそうなぐらい求めていた。

ぐりゅっ、

「あはああああんっ!」

想像以上の刺激が、あそこを犯して、広げた。
肉が広がり、襞が掻き分けられる。
窮屈なヴァギナを、猛然と突き広げだす。

ズコッズンッズブッズッズコッズボッ

濡れて柔らかく整ったヴァギナは、凶悪な音を立てて叩きつける衝撃に、 強烈で甘い刺激を感じて、思わず震え、締め付ける。

「あんっ、いいっ、あんっ、すごっ、いいっ、もっともっともっとおっ!」

髪を打ち振り、 突き出される動きにあわせて、声を上げ、腰をくねらす。
ひねりが、膨れ上がったペニスをぐいと絞った。

ドビュッドビュッドビュッ、 「ひああああんっ!!」

オークの巨大な陰嚢はたまらず2度目の射精を猛然とぶちまける。
お腹を圧する射精感に、エカテリナはきつく閉じたまぶたを震わせ、 眉を激しくしかめた。

ゴブッ、ゴブッ、ゴブッ、

膣がいっぱいになるほど射精されても、 男根は全く萎えず、さらに猛然と律動を再開する。

あふれたザーメンが、白く零れ、飛び散る。

「はひっ、はひっ、はっ、はっ、あっ、すごっいいっ!」
うつろな声を上げるエカテリナを、ひねり倒し、 こすれながらさらに突き上げた。

「ひっ、ひああっ、こすれるうううっ!」
後背位に位置を変えて、猛然と獣の動きがエカテリナを叩く。

胸とお腹が激しくゆれ、広がった脚の間からだらだらと白濁があふれ続ける。

その間にも、二度、三度、エカテリナの子宮を犯さんばかりに突っ込み、 猛然と射精を繰り返す。
オークの性欲は人間の3倍以上といわれているが、 エカテリナの甘美な肉体は、それをさらに狂わせ、高ぶらせていた。

「ああんっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、いいっ、あっあっ、お母さんとまらないのおおおっ!」

あきれたことに、お腹の赤ちゃんに謝りながら、 それでも無我夢中で腰を振っていた。

白い腹が、ゆらゆらと揺れて、 滴りがその表面を伝い落ちていく。

足が震え、腰がくねる。
叩きつける脈動が、激しく中を叩き、エカテリナをのけぞらせる。

「でてるっ、またでてるうううっ!!」

何かをつかみ、のけぞる身体が、がくがくと痙攣していた。
うめきと、脈動が、エカテリナの芯を貫き、深く汚しぬいた。

ドビュウウウウウッ、ドビュウウウッ、ドビュウウウウッ、

カチャリ

のけぞり、引っ張ったドアノブが回った。
電磁錠が解ける音がし、荒い息がその奥から漏れた。

もう一匹のオークが、さらにいきり立ったペニスを振りたて、飛び出してきた。

エカテリナを犯しているオークも、迎え撃つように立ち向かい、 掴み合いをしようとした。

「あああんっ、ぬいちゃらめえええっ!」
快楽の中に溺れきった声で、白い指が、きゅっと金玉をつかんだ。

ビキイッ
ヒブッ

エカテリナの手には余るほどのしろものだが、 それでもやわやわと絶妙のテクニックでもまれると、情けない声を上げて腰が引けてしまう。

まあ、人間の男性もオークも、急所をつかまれては、どうにもならない。

SEXの主導権はエカテリナが握ってしまった。

「ああん、あなたのはまずナメナメしてあげますからねぇ」
後から出てきたオークのものを、甘えた声を上げながら、しゃぶり出す。

さっきから声に興奮していたそいつは、ぬらりと舐め上げられただけで、 のけぞってしまった。

ドビュウウウウウウウウウウッ

エカテリナの顔も胸もお腹までも、猛烈な射精にどろどろになる。
最初から犯していたオークは、再び濡れそぼったヴァギナをむさぼり出す。

肉襞の蕩けるような感触と、妖しくざわめく肉の締め付けが、 陰茎を嬲りもてあそび、絞り上げて狂わす。

細い舌先がペニスの快感を抉り出し、指先と唇が、絡みついてしごき、すすり上げる。 なんでオークがたまろうか。
二度、三度、エカテリナの喉を汚し、顔をぬらし、頭から浴びせかけた。

「はあああんっ、すごい、すごい、すごいいいいっ!」
しゃぶっていたものを、自分のヴァギナに導き、 太い腹の上に跨って、深く、ずぶずぶと、めり込んでいく。

「ふっ、深い、ああんっ、奥まで、子宮まできてるうううっ!」
桃色に染まった肢体が、妖しく身もだえする。
それが醜く汚らわしいオーク相手なだけに、いっそう卑猥で、強烈だった。

細い裸身が上下し、ぬちゅぬちゅと、赤黒いペニスは押し広げ、串刺し同然に突き上げる。
がくがくとオークの樽のような腹が痙攣し、 「ひっ、ひあああああああああっ!!」
細身の裸身が、弓のようにのけぞる。
ゴブッ、ゴブッ、ゴブウッ、ゴブウッ、 濃厚な脈動が、溶岩のような感触で、子宮口を陵辱する。

反り返った白い背筋が、震え、揺れ動く。
開ききった腿が、吹き出す精液に汚れ、滴り落ちる白濁に染まる。

乳首にすすりつくオークが、舌を鳴らし、あふれる乳にため息をついた。
エカテリナはゆっくりと身体を戻し、でかい腹の上で激しくあえいだ。

ふと見ると、目の前にまたドアノブがあった。

カチャリ

またももめそうになったオークたちだが、 エカテリナにつかまれると、情けない声を上げてひざまづいた。

「ああ、あ、すご・・・裂けちゃううう・・・」
指を噛みながら、オークのあぐらにもたれかかり、アナルを押し開く快感に身もだえする。

喜悦の表情が、見るもの全てを狂わせる。
そっと指が、あふれる秘花を開くと、なんでたまろう。
「あぐっ!、ああああっ!、あひいいいっ!」

グブッ、グリッ、グリッ、グブグブッ、

鈍い音が、強烈な刺激が、灼熱する感触をともない深くめり込んで、 突き上げる。

がくがくと白い身体は、猛烈な陵辱にむさぼられ、 舌を出してあえぎ、みだらに悶えた。
それでも、もう一匹を掴み、激しくフェラチオを開始。

「んん〜〜っ、んっんっ、んうっうっ、んん〜〜っんん〜〜っ、んうううっ!」

ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ、
ドクウウッ、ドクウウウッ、ドクッ、ドクッ、

口にあふれ、アナルにほとばしり、 喉があえぎ飲み込み、むせる。

痙攣する腰が、さらにがくがくと突きまくられ、 壊れんばかりに蹂躙を繰り返す。

それでも、恍惚と微笑が消えない。
あえぎと、悶えと、よがりが止まらない。

みだらな妊婦の腹に、さらに孕ませようと、オークたちは精液を注ぎに注ぐ。
広がった足が、幾度も、幾度も、つっぱり、痙攣し、宙を掻いた。

乳房が何度も乳をほとばしらせ、指先が精液にドロドロになり、 尻肉が指のあとをいくつもつける。

『きもち・・・いい、きもち・・いい・・よお・・・』

後ろから前から、ガツガツと突きまくられ、 口に喉まで押し込まれ、絶え間なく射精の脈動がエカテリナの奥深くを直撃し続ける。

のけぞり、悶える中に、煮えたぎる精液の濁流、 今にも子宮の口が開き、中まで精液でいっぱいになりそうだった。

仰向けにされて、下からアヌスを、両足を抱えてヴァギナを、手と口で愛撫を、 天井が、鏡になっていることに、ふと気づいた。

でも、きもちいい・・・

お腹が裂けちゃいそうなぐらい、突き上げてる。
アナルが壊れるぐらいこねまくってる。
顔も、胸も、喉も、どろどろであふれてる。

ぽろっ、ぽろっ、

蒼い目に涙があふれた。

あれ・・・私、何で泣いてるんだろう・・・。

ぷきいいっ、

醜いオークがまたのけぞって、深く腰を突き出す。
エカテリナは、足をキュッと絡め、 その快感の全てをお腹の赤ちゃんまで感じさせようと、締め付ける。

同時に、アナルのオークも、がくがくと痙攣した。

濃厚な精液が、顔中を汚していく。

きもち・・・いいよお・・・、

オークなのに・・・なんで・・・なんだろう・・・。

でも、もう身体が離さない。
すすり上げる唇、締め付けるヴァギナ、搾り取るアナル。
オークたちは、泡を吹いて射精し、 エカテリナの全てを嬲りつくす。

ごめんね、ごめんね、赤ちゃん、 お母さん、こんなに堕ちちゃった・・・・。

犬のように這い、両手に掴み、しゃぶり、しごき上げる。
後ろから獣のように貫かれながら、 ただ、あえぎ、ただ、悶えた。

お腹の中に、オークの精液があふれ、ペニスが激しく律動を繰り返す。
お腹の中に、赤ちゃんが動き、鼓動を返してくる。

うつろな目をしながらも、みだらに舌を出してあえぎ、上気した顔を晒して反り返る。
深く、貫かれた衝撃が、身体をわななかせ、快感をうがち抜く。
脈動が、膣底を焼き、叩き、打ち付ける。

ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ

「ひ・・・・・!、あ・・・・!!、あぐっ!!」

悶え、のけぞるエクスタシーに、見ているだけでたまりかね、 一匹は顔にぶちまけ、一匹は口に押しこむ。

口にあふれる、飛び跳ねる。
生臭く、猛烈なほとばしり。

鼻に抜ける匂いに、意識が飛び切れる。
身体が熱く悶える。
オスのエネルギーに、よがり狂うみだらな娼婦。

入れ替わるオークに、足を開き、うつろな目で受け入れる。
押し込まれる快感に、淫乱な喜びを浮かべて。





「気がついたら、丸2日たっていたわ。」
呆然としているキャナルに、淡々とあったことを話す。

「どっ、どうして、どうしてそんなことを・・・ひどい、ひどいよおおっ!」
取り乱し、泣き出すキャナルを、エカテリナはそっとなでた。
キャナルの激しい憤りは、優しい。でも・・・

「でもねキャナル、愛情って形は決まってないの。」

どれほど汚され、めちゃくちゃにされようと、 フェリペたちは、一片のさげすみも無くエカテリナを抱きしめる。

フェリペはあの時、 エカテリナが理性を取り戻せた瞬間の映像に興奮しきっていた。

オークの精液にまみれた口にキスし、エカテリナの尻の穴すら舐めまわした。

このリヴァールでエルフや異種族がどれほど差別されているかを思えば、 とても考えられない行為なのだ。

どれほど歪んでいようと、それは紛れもなく愛情であった。
「愛情に決まった形は無い、そのことをあなたには知っていて欲しかったの。」
キャナルがこのときのエカテリナの言葉を理解するには、 数年の時が必要だった。
次の話
前の話