二人に食べられた日
『うあぁ、すげ、もう出そう・・・!』
『お、おぉ、俺も・・・!』
『んっんん〜!うん、ん〜!』
穴だらけのボールを噛まされた見事な黒髪の女性が身体を震わせる。
その肉体も見事なものだった。
形良くボリュームのある乳房が揺れ、引き締まった腰は射精のたびにビクビクと痙攣する。
何より怒張で貫く男優の筋肉質に負けない体格だ。
身長180cm近く、乗馬術の塾もやっており、護身術の講師もしている。
柔らかそうな白い肌の下には筋肉もあるのだ。
もっとも、これを見ている僕にそんな予備知識があるから、余計に股間に効いてきたりする。
ここはラブホテルの一室。
当たり前だけれど、危険手当つきの貧弱アルバイターと同格である僕ラドン・マーフィが、自分でそんな高級な所に入るわけはなかった。
そうなんだよなぁ・・・
レースのカーテンは、夜になると部屋の明りを反射して七色に光る。
身長163cmの僕が縦に3人寝そべることができる巨大なウォーターベッド。
高所恐怖症な人は絶対に外を見ることができない大きな窓の付いた浴場。
ちゃっかり、ローション兼ソープの容器がバスタブにあるのも確認した。
僕も良くも悪くもERの文化に触れてきたけど、こんな億ションみたいな広い部屋がラブホテルの一室だなんて、今でも信じられない。
どうしてこんなことになったのか。
それは、僕のセフレ(主に逆レイプばかりだけど)がAVに出演することになったからだ。
レイ・アラインという、子供みたいな体のダークエルフの少女。
どうやら、今見ているDVDの女性が開いている乗馬術の塾に、すごいAV女優が来たらしい。
そして、是非ともレイを出演させてみないか、って強く推されたらしい。
愛人の男性と相談して、出た結論が、今この状況。
つまり、男性としても貧弱な僕と、あとカメラに見せるテクニックを教えるのにプロのAV女優をもう1人ならOK。
なぜ男優が1人でいいのか?
僕はレイについて一番良く知っている。
早漏を自負していた僕とセックスしても、彼女は僕が射精する前に果ててしまうのだ。
それだけ超敏感で、身体も小さいから何度も続けられると持たない。
それもあるし、実のところ彼女は僕以外に肉体関係を持ったことが無い。
というか、無理だろう。
短小な僕のペニスに比べても、彼女のそこは狭くてきついから。
テクニックと言っても、実践できるかどうかは別なんだろうね。
レイは欲情のスイッチが入りやすいし、入ったらそのまま襲い掛かるだけだから。
その時の力は物凄くて、僕なんかでは全然抵抗できない。
か弱い女性が制御できるとは、とても思えないんだけど・・・
で、その出演するはずの少女レイは・・・
寝ていた。
お姫様のお昼寝タイム。
彼女は昼間に暇だと突然眠くなってしまう体質らしく、会社でも社長の話を聞いている間に、よく舟を漕ぎ始める。
そのくせ、夜は平気なんだよな。
「かわいい・・・」
見せるテクニックを教えてくれるAV女優が、レイの頬をぷにぷにと突付きながらつぶやく。
水着姿の、ものすごい美人だった。
レイを見初めたのは彼女だという話。
名前は、確か、アンリ・スタンザーと言った。
この業界ではとても有名で、大人気のAV女優らしいが。
年齢は僕達に近い気がする。
幼さの残る、それでいて聖母のような慈愛に満ちた表情。
普通に、街中で友人達と談笑している姿が容易に想像できる。
そんな人が、AVに出演しているだなんて、信じられない。
僕達の会社はどこかアウトローだから、たとえレイのような小さな子でも、相応のお金と引き換えに、AVに出演したりすることはあるらしい。
ところが、アンリさんからはそんなアウトローの匂いがしない。
本当にAV女優なのだろうか、と疑いたくなる。
でも、カーリさんのDVDを見ながら、彼女自身がお願いして用意してもらった大人の玩具と、バスタブから全裸で現れた姿を見ると、そうなのか、と思ってしまう。
「あの、すみません。このまま始めてもいいですか?」
おずおずと切り出す。
なにやら幸せそうな顔をしていたんだけど、アンリさんも忙しいだろうし、これ以上レイが起きるのを待っているわけにもいかない。
その上困ったことに、お昼寝が始まってしまうとレイはなかなか目覚めない。
ならば、無理矢理にでもこのまま始めてしまうしかない。
「この子寝てますよ?」
「いつも僕が寝てる所を襲われますから、たまには逆襲したいんですよ」
これは事実。
「うふふ、本当はガマンできなくなってきたんでしょう?」
と、アンリさんが悪戯っぽく僕に顔を近づけてくる。
ふわりと甘い香りが鼻をくすぐり、顔が火照るのを感じた。
「え、ええ・・・」
しどろもどろに僕は答える。
彼女はトランクスにテントを張る僕の股間を触った。
下の方から先にかけて撫で上げるいやらしい手つき。
「ふふ、緊張してますねえ」
「それは・・・」
言いかけて、僕は言葉に詰まった。
『こんな綺麗な人とこれから3Pすると思うと、誰だって緊張する』という言葉は辛うじて飲み込む。
「大丈夫、ほら」
アンリさんは、僕の頭を優しく抱え込んだ。
もろに顔を胸に押し付けられる。
「ボクの胸もドキドキしてる・・・」
柔らかな胸に心臓の鼓動を感じ取り、僕は緊張が解れていくのを感じる。
ほど良い大きさの乳房に唇を押し当て、彼女の腰を抱き舌を出して嘗め回す。
「あん・・・」
くすぐったそうに身を捩るアンリさん。
幸せな時間は、あまり長くは続かなかった。
野生の獣のように気配を絶ち、いつの間にか起き上がったもう1人の少女。
突然、僕達(主に僕)に襲い掛かってきた。
2人分の体重も暴走中のレイにかかれば片手で一瞬。
あっという間に僕は心地よい柔肌から引き剥がされ、トランクスをむしり取られ、抵抗する暇も無く勃起していたペニスを奥まで呑み込まれた。
いつもの逆レイプ。
やっぱりここから始まったか。
「ふぁ、ひゃ、あぁん!」
いつもの如く、僕を押さえつけて、身体を不器用に上下させ始める。
アンリさんの方を見ると驚きの顔。
「いつも、こんな、感じで、す」
僕は唖然とする彼女に苦笑を浮かべた。
下から突き上げてやると、すぐに切羽詰った声に変わる。
「あふ、んん、はぁ、ひっ!」
「くぅ、あぁ、出そう」
僕もやばい。
いつもより早いかも。
「あ、あぁ、ひぃ、はぁぁぁっ!」
「うあっ、あぁ、あっ!」
しなやかに仰け反るレイの黒くて細い肢体。
僕も強く締め付けられ、一気に射精した。
ビクビクと少女の痙攣が伝わってくる。
「すごい、本当にイッちゃった」
アンリさんが僕の上でぐったりしているレイの身体を抱き上げる。
「1度すると、まだ落ち着いてきますよ」
僕が言う。
レイは1度達してしまうと、あとはほぼされるがままになるのだ。
「続けられるの?」
「ええ。体力は僕より上くらいですから」
レイは落ち着いてきたのかアンリさんに抱かかえられていると気付くと、その柔らかそうな胸に顔を埋め甘え始めた。
カーリさんにやっているのを見たことがある。
寝ぼけて母親と勘違いしているのかもしれない。
そういえば、レイは母親がいないんだっけ。
いたのかもしれないけど、僕は知らない。
「キミも来る?」
「ええ!?」
アンリさんの手招きに、僕はびっくりした。
でも、そういえば今はAV撮影中だっけ。
僕はレイと一緒に甘えさせてもらうことにした。
アンリさんの乳房は柔らかい。
張りがあり、温かくて心地よい。
これは、レイでなくてもウトウトしそうだ。
・・・・
いつの間にか、眠ってしまったらしい。
股間を包み込む熱く柔らかな刺激で目が覚めた。
またレイが上に乗っている。
今日はいつになく激しい。
「うあぁ、ぁあっ、はぅぅぅん!」
締め付けがきつく、間もなく達してしまう。
「んくっ・・・あぁぁっ!」
僕も状況がつかめないまま射精する。
「あふっ、はふっ、ひぃ、ふぁ、はぁ・・・」
射精の余韻が引いても、股間への刺激が続いている。
これは・・・?
そして、よく見るとレイの向こうにアンリさんの姿。
楽しげに腰を振っている。
腰が振られるたび、ペニスに衝撃が伝わってくる。
肉壷が急激に収縮する。
レイが何かに激しく快感を感じている?
僕は身を起こし、その正体を確認する。
すると、レイのアナルを出入りする双頭型バイブレーター。
ブブブ、という機械音が聞こえるから、バイブレーターで間違いないだろう。
もう何度も絶頂したのだろう。
僕の体の上に倒れ込んだレイはグロッキー状態ながら、ビクビクと身体を痙攣させている。
「うっ、あぁ!」
興奮して勃起したままのペニスが弾け、精液が注ぎ込まれる。
「あっ、あ、あ、ぁあぁ・・・」
舌を突き出し蕩けた表情で掠れた嬌声を上げるレイ。
目が虚ろで、意識が朦朧としているのがわかる。
というか、僕もやばい。
膣の壁越しにバイブレーターが振動しながら動くのを感じる。
「うあぁ、あぁぁ!」
絶え間なく与えられる刺激に、すぐに射精してしまう。
「あっ、あひっ、ひんんっ」
もう、イきっ放し状態で疲れ切っているのに、レイは小気味良いリズムで僕を締め付ける。
「まだまだぁ」
アンリさんがレイの身体を抱き上げる。
そして、ぐったりする少女の体躯の、股間に手を伸ばした。
「あぁっ、あああぁぁっ!!」
ブルブルと小さな黒い体が小刻みに震え始めた。
股間に痛みが走る。
「うあぁ、いた、いたた、ちょ、いたっ」
レイが限界を超えて僕を締め付け始めた。
多分、アンリさんはレイのクリトリスを刺激したんだと思う。
そこは女性の弱点だと言われているから。
そういえば、レイは敏感で愛撫する必要が無いから、クリトリスなんて触ったことがない。
「え、膣痙攣!?」
アンリさんが驚いて体を離す。
抜けなくなったバイブもスイッチを切って、ビクビクと小刻みに痙攣する少女の様子を見る。
「アンリさぁん、やりすぎですよぉ・・・」
僕が愚痴を垂れると、彼女は苦笑いを浮かべた。
「でも、どうせだから、ラドン君も貰っちゃお」
アンリさんはレイと僕の体をひっくり返して僕を上にすると、後ろに回ってまた双頭バイブをヴァギナに装着し始めた。
でも、レイは痙攣しながら失神してるし、一体どうするんだろう。
「って、うひゃぁ!?」
お尻の割れ目をタマ袋からなぞり上げられ、僕は悲鳴を挙げる。
「うふ、声、女の子みたい」
楽しそうな声。
まあ、僕は実は女の子に間違われたことも何度かある。
背が低いし、肌がきめ細かいそうで。
自覚はないんだけどなぁ・・・
アンリさんはなんと僕のアナルを指で弄り始めた。
「ひぁ、ちょ、あふっ、アンリ・・・あん」
変な声が出てしまう。
何よりレイに締められながらなので、ちょっとした刺激でもすぐに達してしまう。
「いやぁ、ひょんなぁ、あっ、あぁぁぁっ・・・!」
強烈な射精感と共に熱い迸りをレイのおなかの中に吐き出した。
一瞬意識が飛びそうになり、それに応じてアナルが緩くなったのか、アンリさんの指が入り込んでくる。
「あはぁおぉぉっ!?」
僕は変な声を上げながら背中を仰け反らせた。
「可愛いよ、ラドン君」
とアンリさんは僕の顔を横に向かせてキスをしてきた。
唇を割って舌が入り込んできて、歯茎まで丹念に愛撫される。
思考が止まり、舌を絡め取られ、玩ばれる快楽に僕は腰をくねらせていた。
大量の唾液が送り込まれ、無意識に喉を鳴らす。
アナルから指が抜け、双頭バイブが押し当てられた。
「行くよ・・・」
僕は何も応えることができず、ただ肉を掻き回される快楽に溺れる。
犯されるって、こんな感じなのか。
体の中で熱いものが脈打ち、擦れ、抉り回す。
ペニスが痛いほど勃起していた。
レイの小さなそこが、負けじと締め付けてくる。
絶叫していただろう。
意識も朦朧としていたし、何を言われていたのかもまったく覚えていない。
何度も何度も射精したはずだ。
だってあれはこの世のものとは思えない、淫靡で猥らで強烈過ぎる快感だったんだから。
気が付くと、レイの寝顔が横にあった。
頭に温かくて柔らかく、弾力に富んだ良い感触。
アンリさんの膝だった。
「あ、起きた?」
「・・・・」
返事をしようとしても声が上手く出ない。
「ゴメンね。キミがあんなに感じるとは思わなかったの」
悪戯っぽい笑顔に、僕の半身はまたむくむくと大きくなる。
「あら、起っちゃった?」
頷く。
でも、記憶が飛ぶほど絶頂して、まだ起つものなんだなぁ・・・
後で聞いた話だと、勃起したのはアンリさんが回復魔法を使ったからなんだとか。
「まだ、ちゃんとボクを味わってなかったよね」
この後、やっぱり僕は何も覚えていなかった。
カメラ等機材を手配していた香織さん曰く。
『20回は射精してたわよ』
とのこと。
なんか、覚えてないってもったいないかなぁ・・・
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