■ EXIT
愛おしき獣姫様
ピッ 暗い画面に、白い異様な文字が踊る。 外道!、劣情!、異常世界! あのスーパー獣姦外道AV『獣姫の夜』が、あまりの狂乱振りに焦がれ狂い、暴動を起こしかねなかったファンの熱望に応えて、ついに第二弾!! もちろん主演は、AV界に突如現れた超新星シンデレラ、あの『リナ』嬢! 見やがれ変態ども!、画面に喰らいつけ!、前作をはるかに超えたスーパー獣姦外道AV!! 『愛おしき獣姫様』ここに見参!!! 一日二本しかないバスが、のんびりと走り出した。人口の少ない農場地帯、いかにもそれらしく、その客が降りた自動巡回バスは無人になっていた。 だが、後の画面を見た者は、全てがどうでも良くなってしまう。 澄んだ大きな青い目が、どきりとするような輝きを帯び、日差しがまぶしいほどの白い肌に、わずかに健康的なソバカスが散っていて、美しいと言うより可愛らしいと感じてしまうキュートな容貌。それをさらに飾り立てるような柔らかなくせのある金髪が、5月の明るい日差しをキラキラと弾いている。この最初のシーンだけで、胸を突かれる男が山のように出るだろう。 携帯端末のマップを見ながら、大き目のリュックを背負って歩き出す少女は、少し小柄なようだ。スタイルは若木のようにしなやかで、ショートパンツにTシャツと言うラフな格好が、つつましい腰や胸のラインを隠そうともしない。ほっそりと美しく伸びる白い肌の脚線美が、歩くたびにぞくりとするような、欲望を掻き立てながら、農場への小道を歩いていく。 「働きたいの?、そりゃありがたい。通いと住み込みがあるけど、住み込みの方がお給金は高いよ。」 「え、ええ、それじゃあ住み込みで。」 農場の募集に、一人の少女が住み込みで働きたいと言ってきた。無償労働の申し出は結構あるが、それだけでは人手は足りない、特に家畜たちは、住み込みの働き手が必ず必要だ。家畜の世話を希望した彼女を、農場主は諸手を上げて歓迎した。美少女の名はリナという。 そして生き物が大好きだと言う彼女は、一番大変そうな種牡豚の豚舎を喜んで受け持ってくれた。この世界では、すでに豚は人工授精が主体で、優秀な牡豚の精子を最高の状態で優れた牝豚に受精させ、効率よく繁殖をさせないといけない。オスとメスは別に分けられている。 ただ、この少女はとても美人だがちょっと変わり者らしく、普通は支給される作業服を着るのだが、『汗をかいちゃいますから』と、薄いTシャツとショートパンツで走り回る。まあこれから暑くなるし、シャワーを浴びれば済む事だし、何より眺めの良いことに誰も文句は言わない。基本的に今の農場は高機能化が進み、重い物も軽々と動かせる補助具や、エサやりの自動化などで、主な仕事は豚たちの衛生管理や、豚たちが気持ちよくなれるよう洗ってやるなど、手でしてやる世話が多い。汚れることはあっても、怪我をするような仕事は無い。心配する事があるとしたら、豚たちが気に食わないと噛みつく事もあるのだが、豚たちは全部リナに懐いて甘えているので、心配無かった。 夜、豚舎を掃除に来たリナは、周りをきょろきょろと見回すと、Tシャツを脱ぎ始めた。可愛らしくきれいな胸がプルンと震える。もちろん下着はオフである。そしてショートパンツまで。もちろん下も履いてない!。そして全裸で、ブラシを持つと、まるで普通の仕事をしているかのように掃除を始めた。 −−−彼女の回想で、鳴きながら次々と男たちにのしかかられ、汚らしい体液に散々穢された後、 涙も枯れ果てた彼女を男たちが押さえつけ、豚の巨体にのしかかられる。 彼女の絶叫が、暗い闇の中に響く。−−− 「あれから1年もたつのね・・・」 少女は、一年前に姉を人質におびき出され、大勢の男たちに強姦されたあげく、豚とSEXさせられている。それ以来、極端な男性恐怖症に陥り、夏でもほとんど肌を出さない服装をしていた。男性の視線が、痛いほど肌に突き刺さり、死にたくなるほど怖かった。 だが、働き手を募集する農場の広告を見たとたん、あの夜以来初めて胸が高鳴るのを感じた。その農場は姉妹が犯された農場だった。気がつくと、農場の募集に応募し、リュックを背負ってバスに乗っていた。あれほど肌を出す事を恐れていたのに、服装までTシャツとショートパンツというありさまで、自分でもわけがわからない。 そして要望通り雄豚管理の豚舎に来て、彼女は自分を突き動かす衝動を理解した。 ブイブイ鳴きながら、人懐っこく鼻を寄せて来た豚たちに、身体じゅうを縛っていた黒い鎖が、バキバキビシビシと弾け飛んでいく。体が軽く、温かくなり、艶やかで輝く肌に、温かい血の気が勢いよく巡ってくる。黒い鎖は、彼女に刻みこまれた男性への恐怖だった。 夜の誰も来ない豚舎に来ると、次第に体は熱くなり、薄い服まで着ていられなくなった。あの夜以来の解放とうずきが、リナの身体じゅうを駆け巡っていた。激しい男性恐怖症にはなっても、豚とのSEXはどうにも忘れられなかったのだ。むしろ真っ黒な恐怖と苦痛を、さらに強烈なSEXが押し潰し、薄めてくれていた。ましてや若い女性、一年も抑圧されていた精神と肉体は、その反動が大きく揺り返し、身体の芯を強烈に疼かせていた。 「こんなところで、裸になって、変な私。」 『変』の意味は、自分でも良く分かっている。『二度とそんな事はありえないよね・・・』と思い、掃除をしながらも、次第に濡れてくるのを感じずにはいられない。次第に芯が熱くなり、ブラシで身体を支えながら、白い太腿をこすりあわせている。次第に女の臭いが立ち上り、あそこからはますます粘っこい愛液がこぼれおちる。 「こんな所で・・・、私、変態さんみたい・・・」 自分の状況に酔い、次第に息が荒く、可愛らしいピンクの乳首が立ってくる。そう、激しく期待している自分。 ぶいー 近くに鳴き声がして、ふと我に帰るリナ。 「トールちゃん、どうしたの。」 巨大な豚たちの中でも、かなり大柄なトールは、いつの間にか豚舎の通路に出てきていた。いつもなら寝る時間である。 ふと、リナは一年前の事を思い出した。そう言えばトールは、種付け豚で、一年前に彼女に覆いかぶさったのもトールだった。 ぶいー、ぶいー、 他にも数頭、雄の豚たちが周りに来ていた。トールが彼女の腿を舐めた。 「ひゃんっ」 ぺろぺろ、ぺろぺろ、他の豚たちも舐めまわし、くすぐったい。 「ああん、トールったらあ、くすぐったいよお」 何しろ巨大な雄豚である、小柄なリナなどころんと転がされる。しかも他の豚たちがお尻の下に頭を突っ込んで、優しく受け止めてくれる。そして、ぺろぺろぺろぺろ、全裸のリナを舐めまわす。 「いやあんっ、くすぐったいよおお。」 恐ろしくきれいな環境にる豚たちは、夕食後に口までゆすいでやるので、病気などまずならない。舐められても甘いにおいがするぐらいで、むしろ人間の方が、厳しく身体の洗浄と口内の清浄を義務付けられているほどだ。 赤く長い舌で、全身べろべろ舐めまわされ、ぬとぬとになりながら、悶えるリナにブィーブィーと甘えつくように鳴きながら、顔も首筋も、胸もお腹も、お尻も腿も、そして、 「あああ、ら、らめえ、そこは、らめえええ」 お股に顔を突っ込まれ、トールの長い舌は上から下までべろべろと舐めまわし、リナは思わず身体をのけぞらせる。お豆をくりくりされ、ひくひくする。抵抗するどころか、足が勝手に開いてしまう。 「にゃああっ、らめえ、にゃあっ、そこされたら、開いちゃうううっ、」 次第に清楚な花弁が広がり、ピンクのヒラヒラが潤って広がりだす。滴る甘く香る雫に、長いベロが激しくからみつき、侵入と攻略に暴れ狂う。 「ら、らめえ、らめ、いく、らめ、いく、らめ、あ、あ、ああああああーーーーーーっ!!」 びくびくびくっ、リナの白い身体が桃色に染まり、全身がのけぞり、足を開けるだけ開いて、突っ張った。 甘い雫が中からどっと噴き出し、陥落し、もはや準備オッケー。 トールはぐいっとのっかかりながら、 「ぶい?」 とリナの顔をペロリと舐めて、つぶらな瞳で見つめる。すでに凶暴極まりない赤い狂気は、まがまがしいまでのドリルを露にし、発射カウントダウン寸前である。 豚のペニスは、人には想像も出来ないドリル形だが、前にそれをたっぷり体験してしまっているリナは、むしろ恐怖よりも疼きが湧き上がり、あそこがさらに濡れてしまった。 『いーい?』と聞かれているような気がして、最後の関が切れてしまった。 「いい・・・よお・・・・」 もはや陥落して、理性も抑制も蕩けたリナは、青い目を潤ませ、甘い喘ぎを漏らした。 巨大な身体が、突き上げられた白い可愛らしいお尻にのしかかる。 「ひあ・・・・・っ!」 ズブグッ、グブッ、グブッ、グブッ、 ドリル同然のそれが、異様な感覚でめり込み、強烈な刺激と、こじ開けられていく強烈な屈服感が、リナの身体を突き通していく。 潤んだ目から、激しい劣情の涙がこぼれ、爪が筋を刻む。 その尻は打ち込まれるたびにわななき、清楚な陰唇が無残に広げられていく。 だが、そのめり込みが、熱く、マヒするような刺激となって、刻まれる。 それは以前泣き叫びながら身体に焼きついたそれより、はるかに凶暴で、圧倒的で、以前のおぞましい記憶を砕き、打ち消して、征服していく。 「ああっ、あっ、あああああああああああああっ!」 子宮口がこじ開けられ、柔らかな肉を猛然と犯し、深く、貫き通す。 赤い小さな舌が、激しく震え、唇から銀の筋がこぼれる。 あえぎ、呼吸すら困難になり、それでもぴったりと嵌り込んだそれを、感じ尽くそうとする。 ブイッ、ブッ、ブイッ 「あひっ、ああっ、ひいっ、」 豚の動きが、リナを突き動かし、小さな身体を無残に犯す。獣のうめきが、ダイレクトに伝わり、リナの眉が激しく震える。 何度も、何度も、突き上げる動きと、中から捏ねまわされ、広げられ、のけぞりかえる。 暗い室内で、白い裸体が、繰り返しのけぞり、声を上げ、豚たちは優しくその涙を舐め、トールの腰がさらに激しく動く。 「こわれ、るう、ああ、れもっ、いいっ、ひああっ、あああっ、らめえええええっ!」 嫌な記憶も、何人もの男の凌辱も、獣の欲望が突き砕き、押しのけ、絶頂に身体がわななく。 「いく、いく、いく、いっく、くぅ、ああっ、いく、ああっ、いく、いく、いくうううううううううううううっ!!」 ブギイイイイイイイッ ドビュグルルルルルルッドビュグルルルルルッ、ドギュグルルルルルルルルルルルルッ、 のけぞる薄い腹に、激しい脈動が走り、鈍く重い音が突き通った。 「あ・・・あ・・・・あ〜〜〜〜〜〜〜っ」 熱い体液の、津波に犯され、蹂躙される。 だが、豚の精液は100から150ccにも及ぶ、射精の量と長さは、そのままリナを狂乱させ、狂わせ、何度も身体がわななき、のたうった。 はひいい・・・はひいいい・・・・ 暗い部屋の冷たい床に、リナの裸体がうちふし、全身を貫いた凶暴なエクスタシーにただ喘いだ。 ドビュッ、ドビュッ、 喘ぐたびに、子宮にたっぷりと詰め込まれた白濁が、勢いよく吹き出し、人間なら何十人分ものそれが、こぼれおちる。 トールや他の豚たちが心配そうに寄り添い、身体でリナを温め、舐めまわし、そっとなでるように。 「わらひ・・・ここにきれ、よかっら・・・・」 ろれつの回らない声で、全身の幸せに浸り、豚たちに頬を寄せて微笑んだ。 次の日も、リナは元気に働き、夜にはまた裸になると、掃除を始める。きれいになった頃に、 今度はトールとは別の豚が、リナに寄り添い、リナはゆっくりと四つん這いになった。 「あひいっ、ひいっ、ああっ、いいっ、ああっ、ああああっ!」 激しい声を上げ、何はばかることなく、腰を振り、悶え狂う。 ただの獣となり、何も考えること無く、ただ凶暴な快楽に堕ちていく。 もう、どうなってもいい、このまま、豚たちの雌となって、堕ちればいい。 酷い男性恐怖症のリナが、初めて得た快楽と安心に、全身を浸し、溺れていく。 「よお、豚ねえちゃん。」 いつものように豚たちの世話をしていたリナに、変な声をかける痩せた若い男。 この辺のたちの悪い悪童の一人で、農場も時々迷惑を被る連中だ。 「なんでしょうか?」 豚ねえちゃんと呼ばれても、その世話をしているのだから、リナは何とも思わない。 「大変だよな、豚の世話、下の世話までしてるんだからよお!。」 見せられた携帯通信のカメラ画面に、豚の下で全裸で喘ぐリナが克明に写っている。 「・・・・・!」 息を飲んだリナに、にやりと笑いかける。 「豚の世話できるんだから、人の世話ぐらいできるよなぁぁ?」 夜の豚舎に、数人の人影があった。 住み込みの世話のリナがいるので、普通、夜に人が来ることはまず無い。 「ほー、えらい可愛いじゃねえか。」 青ざめて身を小さくしているリナを見て、ヤクザっぽいパンチの男が嫌な笑いを浮かべる。 他の連中も似たもの同士、安く若い美少女が抱けるなら、悦んでやってくる。 それにしても、これだけ上玉なのは予想外。全員ズボンの前を膨らませている。 男性恐怖症のリナは、ガクガク震えているが、逃げる事が出来ない。 『分かってんだろ?。顔も名前も晒してネットでばらまいてやるからよ、どこにも逃げようなんて思うんじゃねえぞ。』 狡猾さだけは異常に発達している悪童は、平然と脅しでリナをがんじがらめに縛りあげていた。 そしてリナは、自分の破滅より何より、ここを逃げ出したら二度と『彼ら』と会う事が出来ない。 何も知らずに雇ってくれた農場主さんにも迷惑がかかる。何よりトールたちがすぐに処分されてしまう。 『処分』の二文字が、リナの全身を真っ黒い鎖で縛りあげ、裸の肌に無残な痕を残し、涙する彼女をさらに締めあげ続けていた。 「おら雌ブタ、客に接待すんだよ。チャック開けて、唇と舌で、全員のをきれいにしやがれ。」 豚たちの方がはるかに清潔だろう。異臭と恥垢のからみついた匂いとすえた味が、リナの喉をむせさせ、涙すら流れた。 それでも、清楚な口元を汚す興奮に、耐えきれず口に深く押し込んでえずかせ、あるいは顔をドロドロに汚す。 ようやく全員を終えた時、リナは吐きそうだった。 「お、終わりました。」 「何ぬかしやがる、これからサービスすんだよ、おめえのま○こはそのためについてんだろうが!」 「そ、そんな、いやです!。」 あの時の恐怖と苦痛が、身体じゅうを震えさせた。 「がたがたぬかすんじゃねえ、このメス豚!。なんだったら、あればら撒いてやろうか?。」 「ひっ?!」 のろのろと、こわばった身体が、震えながら、作業服のボタンを、一つ一つ外していく。しかし、3つ目のボタンで手が動かなくなった。 「何してやがる、早く脱がねえか。」 「い、いや・・・・あ・・・・・・」 泣きながら、いやいやするリナを、突き飛ばし、ひん剥く。 「メス豚のくせしやがって、舐めてんのかコラぁ。」 「いやあ・・・・いや・・・・あ・・・・」 びりびりと破れる音と、細い泣き声が豚舎に響く。 必死に抗う足を無理やりに広げ、暴れる身体を強引に浅黒いペニスが貫く。 「いやああっ、いやああっ、」 「豚とでもするメス豚が、何言いやがる、おら人間様のペニスだ、感謝しやがれ!」 泣き叫ぶリナを、異様な熱を持つ異物が、あの時のように強引に押し入ってくる。 痛み、裂かれ、泣き叫ぶ彼女を、貪り、強姦し、蹂躙した記憶が、全身に氷の痛みを走らせる。 記憶が起こす痛み、それは通常の痛みのように終わりはなく、彼女を黒い恐怖で飲み込んでいく。 「痛い、痛い、いやあっ、いやああああっ!」 「処女でもねえくせに、おらっ、おらあっ、」 だが、処女同然の反応はむしろ興奮を高ぶらせ、欲望をさらにそそり立たせ、蹂躙する快感がさらに膨張する。 「メス豚が、人間様の種を孕むまで犯してやるからなぁ」 「ズゴバゴ中出ししまくってやるぜ」 「どうせ孕ませ豚だしな、ギャハハハハ」 「いや・・・いや・・・やめ、やめて、いや、いや、」 激しく髪を打ち振り、いやいやするリナを、男の腰が叩き伏せるように突き上げる。 「うらあああっ、生出し種付けじゃああっ!」 「いやああああああああああああああっ!!」 ドビュグッドビュグッドビュグッ 絶叫するリナの中に、おぞましいドロドロが深く突き入れられる。何度も、男の腰が壊すように打ち付けられ、痙攣がドクリ、ドクリと染みとおってしまう。 「うっ・・うっ・・・」 嗚咽するリナに、次々とのしかかる男たち。 男の欲望まみれのペニスが、抗うリナを無理やりに貫き、激しく一方的に、深く中に突き入れる。 絶望に突き落とさんと、彼女に深くく込ませ、腰を激しく振る男。 涙する顔を、べったりと醜い欲望をぶっ掛け、汚しつくす男。 嬲られるリナを、さらに携帯通信のカメラで、克明に無残に写し取り、欲望まみれのチンポを何度もリナの中に突き入れる悪童。 次第に力を失うリナに、口に押し込み、両方から陵辱し、嬲りぬく。 「ううっ、うっ、んう・・・んう・・」 破かれ、剥かれた白い裸身が、何度も揺さぶられ、男の腰が深く割り込み、何度も突き上げ、最後まで抜かない。痙攣する体に最後の一滴まで中出しする。 4人目の男が、力を失ったリナを、さらに広げて深く押し込む。 「孕めよっ、誰のかしらねえが、繁殖メス豚にはお似合いだぜっ!」 「いやああ・・・・もう、やめて・・・トール・・・」 ぐったりと力なく、最後に豚の名を呼んで、男に突き上げられる。 その時、別の悲鳴が上がった。 「ぐぎゃあああああっ!」 ほぼ裸の男が、股を抑えて転げまわった。真っ赤な血が猛烈にあふれ出す。 「なっ、何だ、豚が?!」 「うぎゃあああああああっ!」 巨大な牡豚が、猛然と飛び掛り、低い位置から男の股間を食いちぎる。 「なっなっ、なんだっ、ひいっ!」 ズボンをはけないまま、逃げ出そうとした悪童は、後ろに牙を剥いた豚がにらみつけていた。前からも巨大な牡豚が押し寄せる。 「い、い、いやだ、いやだ、いやだぎゃるぐあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」 無残な悲鳴が、豚舎に響き渡り、最後の一人も同じ末路をたどった。 ぶいー トールが、あえぎながら身を起こしたリナの頬を、優しく舐めた。 「トール、トールぅ・・・」 泣きながらしがみつくリナを、豚たちが優しく舐めて清めてくれた。 夜のうちに、この騒動は警察に連絡され、リナ嬢が襲われて暴行された事や状況などから、男どもは家畜泥棒であり、押し入ったついでにリナ嬢を襲って、豚を盗もうとしたが、豚たちに噛み付かれて死亡したと判断された。 何しろ昔は、家畜泥棒は、撲殺されても文句が言えない不文律があったぐらいで、かなり罪が重い。そしてDNA評価で特Aランクの種牡豚は、高級車並みの値段になる。盗もうとした家畜から、蹴り殺されたり、噛み殺されたりしても、死に損と決まっている。当然家畜は無罪放免だ。 そもそもオス豚はかなり凶暴であり、そんなところへリナ嬢を襲ってむき出しの下半身裸でいる方が悪い。 悪童の携帯通信機は、リナが隠していたし、全部家畜泥棒たちの自業自得として処理された。 病院から戻ったリナは、またかいがいしく雄豚たちの世話を再開した。農場主の方が気の毒がって、怖い思いをした場所から変わってもらおうとしたのだが、守ってくれた豚さんたちを世話してあげたいのですと言われると、けなげな心に感動して、そのまま安心してお世話を任せることした。 今日もリナは、夜になると全裸で豚舎を手入れしている。時々幸せそうな声が、かすかに漏れてくるが。 「ああんっ、トールぅ、すきいいいぃぃ、ああああああぁぁぁぁぁぁ!!」 真っ白なお尻を激しく振りながら、巨大な豚に激しく突き上げられ、リナは幸せそうにあえいでいた。
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