■ EXIT
『愛おしき獣姫様』が出来るまで
裏もの、つまりアングラAVでは、かなり知られたAV女優ラムファ。 わずかにエルフの血が混じり、白い肌と整った美貌に、少し健康的なソバカスがある。背も高く細身ながらかなりの巨乳(95)で、大きな栗色の瞳と短く刈った茶色の髪で、作業着が板についているのだが、どこか退廃的な匂いが漂う妖しさのある美人だ。かなり大きな農場主でもあるため、なぜAVの仕事などしているのか良く分からないが。 一度だけAVで仕事をしただけの仲なのだが、彼女はキースの所属するスターギックAVの新人女優リナを、とても気に入っていた。もちろん、リナとはイリナ・ラングレーの仮の名である。 ある日、そのリナから『お尋ねしたいことがあるのですが、お時間いただけますか?』と丁寧な手紙が来たことから、今回の騒動は始まったのだった。 穏やかな日のラムファの農場の昼下がり。 ぶいー、のんびりした鳴き声がして、イリナの側に大きな姿が寄って来た。 「あらっ、トールちゃんお久しぶりぃ!」 それを見たイリナの方が、すぐに見分けて、抱きついた。AVでお相手した種付け豚ことトールである。 ぶいーぶいー、嬉しげに頬をすりつけるイリナに、ホントに嬉しそうに鳴いて耳をパタパタさせるトール。 「おいおいリナ、あんまり甘やかすと、また襲っちゃうかもよ。」 「んー?、またしたくなっちゃった?。」 小首を傾げて、恐ろしく可愛い笑顔で抱きついたまま尋ねるリナに、恥ずかしげな泣き声でとことこと離れるトール『いまはいいよお』と遠慮しているように見えてしまう。ものすごく頭が良いのだろうか?。 「あいつめ・・・本気で恥ずかしがってやがる。あきれたね、リナの事好きみたいだぜ。」 「あはッ、良かった。私もトールちゃんこと大好きですよぉ。」 思わずリナの事をマジマジと見てしまうラムファ。 自分の目ん玉がふし穴になっていないなら、何をどう見ても、本気でリナはトールの事が好きらしい。 だけど、この間あれに犯されたんだよな・・・。 300キロを越える巨体、それに比例する凶暴な欲望と、ブタ独特の子宮口にねじ込まれ、子宮を直接種付ける恐ろしく長いペニス。 そして、終わるまで抜くに抜けない強欲無比の生殖。 それを体で知りぬいているラムファには、どうにも納得がいかない。 あれにもろにキメられて、自分以外でトラウマにならない女は、これまで見た事が無い。 どれほど覚悟を決めていても、あの巨体と生殖器に犯されたら、恐怖が刻みこまれ、心か身体か(ほとんどは両方だが)、必ずと言っていいほど拒否してしまう。二度目はまず無理だ。 『それがまさか抱きついて頬ずりし、大好きですよときやがった。あたしとタメ張れる変なのが本当にいるとはねえ。』 ラムファは、頭がおかしくなりそうなほど、嬉しくなってきた。 「で、どうしたんだいリナ、前の事で何か身体に不具合でもあったのかい?」 事務所でコーヒーを勧め、ぶっきらぼうな口調だが心配そうに聞くラムファ。もしこの光景をキースが見たら、頭を抱えるだろう。 塩をまかれ、殺虫剤をぶっ掛けられ、でかい犬どもに追いかけられ、巨大な雄豚をけしかけられ・・・、彼女に仕事を持ちかけるのに、『どんだけ?!』と叫びたくなるほど悲惨な目にあっている。 リナはちょっと頬を染めて、 「いいえ、とっても素敵な体験でしたし、身体はすごく調子が良いです。」 これが皮肉や作りごとなら、ラムファの鋭い目は見逃さないし、目いっぱいぶん殴っている。だが、リナに関しては本気で言っているのが分かるので、対処に困る。何しろ前例が一人もいない。『まさか、これって・・・』 それで、ご相談なんですがとリナが切り出す。 「ラムファさん、私AVに好きで出るような女ですし、色んな人とSEXしていただきました。」 前の撮影後、ラムファも興味が沸いて、スターギックのリナの出演作品を見たが、『していただきました』なんて生優しいものは一本も無かった。並みのAV女優でも、トラウマになりそうなハードファックばっかり。自分だったら2本目ぐらいで間違いなくブチ切れる。この優しく可愛らしい愛すべき少女が、それを何事も無かったように受け入れるなど『どんだけ』酷い人生を送ってきたのか、ラムファですらちょっと想像が出来ない。むしろ今のこの表情が、この言葉が、全部作り物だったというオチの方が、はるかに納得できる筋書きだが、彼女を目の前にして、そんな想像が出来るカス野郎は、生きているだけ無駄だ、呼吸する酸素がもったいない。 「ですので、ああいうのにも抵抗がまるで無いんです。むしろブタさん可愛いし、おっきな人に押し倒されてされるのも大好きですので、ブタさんの巨体にされると、なんだか一杯愛されてるって感じちゃって、夢中でしちゃったんですよね。それで、動物さんたちとするのもいいなあって。」 いやもう、同じAVそれもアングラすれすれのそれに出演した仲ということで、赤裸々に語ってしまうリナ。と言うか、内容も内容だが、語れる相手はそうそういない。リナの事は二条香織には秘密だし、ラムファに関する事だけは絶対に他人に話さないで欲しいと、キースから泣いて頼まれている。 実を言えば、ラムファと絡むのは別のAV女優だったはずなのだが、ラムファと契約した後でキースはリナと出合い、彼女の驚くべき素質に賭けてみたのだ。もちろん、リナが気に入らなければ、元の女優を使うつもりだった。だが結果はキースの想像の斜め上を飛んでいき、大ヒットしたものの、超危険人物であるラムファの方がリナを気に入ってしまい、キースはラムファの怒りを買わないよう、必死にならざる得なくなっていた。 そしてリナことイリナ・ラングレーの性癖は、彼女の失われた記憶と関係がある。記憶を失う前に、それこそけた外れに色々なことをやらかしたイリナ。豚よりはるかに酷い豚面性欲の権化オーク、性技を仕込まれベテランマダムですらたやすく陥落できる犬たち、神獣にして巨大な群れの絶倫大ボス白ヒヒなどなど、記憶は飛んでいても、その凄まじい数々の経験を刻まれた肉体は、動物だろうと異種族だろうと、生殖種付けへの抵抗など木っ端みじんに跡形も無くぶち壊されているのだから、一度してしまうと、もう歯止めは無いのである。 さらに今のイリナに問題なのが、ストレス。 本来なら恋人ハンスとラブラブな休暇を取っている予定だったのが、彼の所属する空軍基地で、大規模な食中毒が発生してしまい、運悪く同期のテストパイロット10人中8人がぶっ倒れたのだ。これまで知られていない変異種だったらしく、治療がやたら面倒で、ERの優れた医療技術のおかげで死者こそ出ていないが、回復に時間がかかる。ちなみにハンスは、何の因果かピンピンしている。 もちろん、ここで『運悪く』というのは、イリナと恋人両者にとって。 せめてハンスがぶっ倒れていたなら、イリナが全力で介護して、ラブラブ度が盛り上がっただろう。 もうすぐ会えるという事で、どちらもかなり性欲を溜めていたせいで、若いやりたい盛りのお二人は、相当可愛そうな事になってしまったわけだ。 その上、イリナは例の病気があり、そろそろ性欲レッドゾーンが近づいていて、かなりヤバい。ハンスのために色々都合をつけていたせいで、AV大手の二条香織は海外バカンスの最中だし、妖精館のお仕事もかなり減らしていたので、返って面倒だった。もし万が一、彼女の性欲が歯止めが効かなくなった場合、年齢の高いお客様と当たる事があれば、腹上死の可能性が間違いなく高くなる。おかげで彼女のストレスは増える一方。 そのため、前のAVで巨大な雄ブタとSEXして、あれも良かったなあと、強烈な刺激とねじ込まれる快感を思い出して、濡れてしまうようになっていた。さらには、他の動物たちはどんなだろうなどと、妄想するようにまでなってしまっていたのだ。 聞くうちに、ラムファの目がぎらついてきた。 「人間が苦手ってわけじゃないんだよね?。」 「あ、はい、その〜。」 口元に手を当て、恥ずかしそうに頬染めるリナ、『むむっ、可愛いっ』などとラムファが思ってしまう。 「やっぱりぴったりと言うのでしょうか、フィットする度合いとか、入ってきて安心できるっていう感じは人が一番ですし、正面から抱き合って入れていただくと、一番安心するんです。」 「あははは、まあ確かに動物はそれは無いしねえ。」 ついでにイリナには、相手の醜美も大きさもほとんど関係が無い。 「でもでも、それが刺激的と言えば刺激的で、ああいいかな〜とか思ってしまって。そうしたらラムファさんを思い出してしまったのです。ただ・・・」 いよいよ本題らしい。彼女がわざわざラムファを尋ねて来たのは、何か引っかかりがあるからだ。彼女の口調から見て、AVの先輩に訊ねたい質問があるからだ。 「ただ・・・、どうしても心配なのが、ああいう事を好んでしてしまうと、前に買ってもらったお客さんたちが失望するんじゃないかと思って。プロとしてする以上、お客様たちを失望はさせたくないですし・・・。ラムファさん、よろしければどう思われるか、教えていただけないでしょうか?。」 落ち着いた動作で、何事も無いように聞いているラムファだが、その心中はとんでもなかった。 『うわあああっ、ヤバイっ、ヤバイいいっ、本気でリナに惚れちゃうわっ!!』 ここまで信頼されて、強烈な感動と同時に、『天使かあんたは?!』と絶叫したくなるほど天真爛漫すぎるリナに心配でたまらなくなってきた。 この業界なんて、ろくでなしの吹き溜まりである。 『そんな中にこんな娘がいるなど、世界はどっか間違ってる!!。』 世界に背を向け、濃密な闇を抱いているラムファですら、心中の絶叫を止められない。その上好んで愛情深くブタと接して、SEXもしたいなんて、そんなディープにぶっ飛んでイカれた女、私びしょ濡れになるわっ!。 これが懺悔よろしく、獣姦への自己嫌悪や人生相談みたいなもんだったら、うっとおしい!とばかりにブッ殺しかねないラムファだが、正反対の堕ちた悦びを素直に肯定し、なおかつ堕ちた己を見てもらう人々を本気で気遣うという、彼女すら想像も及ばぬリナの精神世界は、めまいがするような輝きと強烈さで痺れさせた。 「うん、そうねリナ。えっと・・・」 妖しく光る目で、リナを抱きしめると、猛烈に唇を重ね、舌を激しく千切れんばかりに重ねてしまう。 強烈な欲情を感じて、リナも逆らわず、その快楽に向かってしまうのは、彼女の強烈な性欲のゆえであろうか。 ただし、ラムファも自分がろくでなしの中のろくでなしという自覚はある。そして彼女の手を掴んだら、離せない執念深さと、引きずり込みたい欲望に素直に従う悪魔でしかない。悪魔の愛情など、不幸しかよばない。それは分かっているし、リナに迷惑をかけるだろうけれど、それを止められるぐらいなら、こんな闇に入るはずがないのだ。 キースは、彼女を毒蛇の王と呼ばれた悪魔『コカトリス』にたとえた。それはほぼ間違っていない。毒蛇であり、見る者全てに害悪の毒を撒き散らす彼女、それでも悪魔は、愛する事も出来る。抱きしめ、包んで守ろうとするぐらいは出来る。たとえそれが、相手を不幸へ引きずりこむかもしれなくても。愛し過ぎて狂って、その血をすすり、屍を喰らい尽くす事になるかも知れなくても。悪魔も愛には無力である。 大きな皮張りのソファに押し倒され、リナの細い耳元に舌先がチロチロと蠢く。 「あひゃああんっ、ひんっ、ああっ、」 多くのエルフ族にとって、耳は強力な性感体の一つである。唇を呼吸困難になりそうなぐらい貪り合い、甘く強く舌を絡めあわせ、甘い唾液をすすり合い、混じり合わせ尽くして、銀の糸を引いた唇は、リナの細いきれいな耳を襲った。 身体を震わせるリナを、妖しい指の動きで剥きながら、その香りと喘ぎを吸い、執拗に快楽を引きずり出し、自分もその歓喜に濡れそぼる。 「あんた素敵すぎ!、可愛すぎ!、もうダメ、我慢できないわ!!。」 荒々しい欲情のささやき、耳先をねぶられ、すすりあげられ、何度もリナは震えた。 「ら、ラムファさあんっ・・・」 細い指がラムファの熟れた肉体を探り、その肌の震えを感知し、脇下からアバラをまさぐる。 「り、リナ、んっ、そこっ、らめっ、弱いのっ・・・」 耳の束縛が離れ、リナの逆襲が乳房の横の性感帯を責める。もちろん指が豊かな膨らみを撫でさすり、少し色の濃い乳輪をフェザータッチの動きで責め立て、次第にお互いを追い詰めていく。ラムファも指先をさらに下に這わせ、イリナの愛らしい乳首をいとおしむように唇で弄ぶ。赤い扇情的な唇は、ピンクの小さな膨らみを、嬲り、弄び、かすかに歯を立てる。 「ひうっ・・・・!」 悶え合い、絡み合い、お互いの花びらをすすり合い、いつしか口元を愛液で濡らし、唇でひそやかにつまみあげ、濃厚な香りを放つ愛液を、淫らな赤い舌先が探り合う。 「んふうっんっ、んんっ、んはああっ、」 「リナっ、んっ、あっはああっ、はひいっ、」 痙攣する裸体、若い瑞々しい肢体が、強く震え、熟れた成熟した女の脚が強く痙攣し、お互いの快楽をどこまでも深く引きずり込む。 舌先に、菊座を探られ、指先でG点をまさぐられ、滴りがソファを濡らし、喘ぎが熱く吹きかけられ、短い茶色の髪が逆立ち、プラチナの輝く髪が打ち振られ、求めあう唇が再び重なりあい、貪り合った。 「もう、あんたのおかげで、私はもうドロドロびしょ濡れよ。責任とって!。今日は帰さないから!!。」 喘ぎ喘ぎ、リナの唇を舐めまわし、悪魔のような笑みを浮かべて、またキスをする。 いやもう、わけが分からないが、猛烈に愛情を向けられてしまった事だけはリナには分かった。 「今日は、私の家族も紹介するわ。」 喘ぎながら、え?という顔をするリナ。しかも二人は全裸で濡れそぼって開いていた。 小さな銀の笛を吹いた。かすかな音は、高周波だった。 2頭の巨大な犬が、音も無く現れた。それも恐ろしく早い。 グレートデンと呼ばれる、大型犬である。温和な性格と、巨大な体つき、そしてがっしりした顎と大きな耳はかなり迫力がある。 「アーサー、マーリン、私の家族よ。」 家族と言われてびっくりしていたリナだが、犬と分かるとホッとして、それでも少し恥ずかしかった。ゆっくりと身を起こすと、じっと4つの目がリナを見ている。 「こんにちは、アーサー、マーリン。」 精悍な顔つきの方がアーサー、少し目が寄って考え深そうな顔つきの方がマーリンだろうと声をかけると、とたんに犬たちは顔を寄せ、リナの頬をペロリと舐めた。犬たちの頬や首筋をなでてやると、目を細め、さらに顔を寄せてすりつける。親愛の証のようである。 「うふふ、かわいい。」 「ええ、可愛いわよ、それに色々仕込んでるしね。」 毛並みも良く、手入れされて、犬臭さなどみじんも無い二頭は、主のうなづきで大きなソファだった簡易ベッドに上がり、リナに身をすりよせた。裸のリナに、ふんふん鼻を鳴らし、前足を甘えるように持たれさせ、軟らかな毛並みで汗ばんだ肌を刺激して、リナの首筋やら、胸元やら、へそやら、その下やら、ぺろぺろぺろぺろ舐めまわしだした。 「きゃっ、やんっ、え、えええっ?」 その刺激の芸に近いしぐさや、舌先鼻先の微妙なタッチとくすぐりは、飼い主の愛撫と異様に似ていた。あっと気づいた時は手遅れで、火のつきかけた身体は、二匹がかりの愛撫と刺激で、ぞくぞくして身動きが取れなくなる。 「そして、もちろん雄よ、二人ともね。」 二人という表現に、リナはゾクリと身体が痺れる。その意味がはっきり分かり、目を向けるとすでに赤い肉が勃起して異様に揺れていた。同時に激しく濡れる身体が、全身にわたる愛撫と刺激に、どうにもならなくなっていく。 フンフンとリナを上手に刺激して、わき腹から腰を擦りあげ、小柄なリナの尻を上げさせてしまう。 「な、なんて、この子たち、上手っ・・・!」 尻を突き出した姿勢にされた時には、リナは呆然としながら、おずおずと自分で脚を開いてしまった。 「あ・・・あ・・・らめ・・・・あっ、あああああああああああああああっ!」 マーリンののしかかる大きな身体と、そして目の前が白く火花散る感覚。一気に灼熱した物が突っ込み、リナを貫く。 わずかな怯えと、待ち焦がれたような身体のうずき、濡れそぼった膣の肉を、それが貫いて、深くめり込ませる。 「き、きちゃう、きちゃうよおおっ、ら、らめ、らめ、らめえええええええっ!」 否定も拒否も出来ない、それが、来る。激しく、突き上げられ、声が裏返り、そしてぎゅっと膨張した。 「ひぎいっ、あああっ、おっきいっ、お腹がっ、お腹があっ!」 膨張した幹が、一気に倍近く膨らみ、狭い肉洞を押し広げ、嵌り込んだまま抜けなくなる。それでも犬の腰は激しく強く動き、リナを突き上げる。 肉ごと突き上げられ、身体に打ち広がる狂乱する刺激と圧力、それにまた征服される。またそれに感じてしまう。 「らめえっ、感じちゃ、らめなのおっ、ひっ、ひっ、あひっ、わらしっ、いぬに、いぬにらっちゃうううっ!」 のけぞる、反り返る、突き上げられる犬の腰、打ち付けるそれにのけぞり、反り返る。 嵌り込んで抜けないペニス、制圧された感覚と、服従する雌犬の自分、あの時と同じ。あの時?、だが頭が痺れて、腰が打ちつけられて、かすかな意識が飛ぶ。 濡れて、しびれて、腰を自分でも振り、犬に合わせ、堕ちる、堕ちる、 「おちるっ、おちるうっ、堕ちちゃううううううううっ!!」 ドビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ 犬のSEXは決して長いものではないが、その強烈なはまり込むペニスの刺激は、とんでもない強烈なものとなって、リナを貫いた。 尻を上げたまま激しくあえぐリナに、もう一匹がすぐにのしかかる。 「えっ、まっ、まって、まってぇっ、あひいいいっ!」 いま堕とされたばかりの身体が、さらに激しい突き上げに、悲鳴を上げる。アーサーのそれはマーリンに比べてもかなり猛々しく、ましてや大型犬、子宮口をえぐって深くめり込んだ。 「ひぎいっ、ひいっ、ひいっ、らめえっ、らめええっ、」 ズンズン打ち付ける肉の弾力、肉茎の異様な膨張が粘膜を通して強く伝わり、最奥のめり込みのまま、ぎちぎちとはまり込んだ。 「あっ、あおうっ、うっ、あああっ、ひっ、ひっ、ひあっああっあっ、あぐっぐっ、ああっ」 アーサーの暴力的な力に、小柄なリナの身体は振り回され、突き上げられ、肉ごと押し上げられてめり込む。 ソファに両手を突き、下から突き上げられ、広げるだけ広げた上体。 のけぞり、突き上げる動きが脳天まで響き、あそこがぎちぎちにはまり、 子宮にめり込んだ亀頭が激しく脈打ち、さらに膨張し、柔らかな肉の園を何度も突き上げ、 ウオンッ! 「ひいいいいいいいいっ!!」 ドボルルルルルルッ オウンッオウンッ、オウッ、オウッ、 「いひいっ、あひいっ、ひいっ、あひいいいっ!!」 ドボルッドボルッドボルッ、ドブドブッ 雄たけびと脈動が、重い音を立てて子宮に噴き上げ、叩きつけ、人の数倍の精液が深く焼きついて、染み渡る。 急速になえたペニスが、ようやくリナの拘束を解いた。 「はひ・・・、はひ・・・、」 二匹の犬に続けて犯されたリナは、意識が飛んだ状態で、ソファに倒れた。 「すてきだったわ、リナ。あんたはもう、私の家族よ。」 狂った目をした悪魔は、いとおしげにリナを抱きしめ、キスを繰り返し、リナのあそこを、犬の精液まみれのそこを、犬のように舐めまわし、すすり上げ、膣の中まで舌を伸ばし、掻き回した。 「ら、らめえ、らむふぁしゃん、らめれすうう、いま、いま、いったばかり、いひいんっ、らめえっ、そこらめええええ、」 ろれつの回らないリナを、狂おしく清め、いたぶり、嬲りながら、その全部を味わって、止めようとしなかった。 「あら、トールちゃんたちも来たわね。」 口元をドロドロに汚したラムファが、嬉しそうに言った。 ぶいーぶいーと、鼻を鳴らしながら、巨大な肉の固まりが入ってくる。どんな仕掛けなのか、壁が左右に開いて行くのだ。 「え・・・・?」 ちょっと朦朧としているリナは、現状をうまく把握できない。 「うっふふふふ、いいわねリナちゃん。今日はセックスフレンドたちがいっぱい来てくれたわ。あ、そうそうマーリンとアーサーも、精力絶倫に改造してあるから、一晩5回は余裕でオッケーよ。」 ようやく意識が戻ってきたリナの顔が、さあっと青ざめる。 「え・・・?、え・・?」 「さあ、家族になった記念に全員でリナちゃんの輪姦パーティよ。姦っちゃいなさい。」 さすがに本能的な危機感から逃げようとしたが、ラムファはしっかり抱きとめて放さない。可愛い尻の暴れるのを、軽々と押さえこんで、トールがのしかかった。 「や、まって、まって、ああああっ!!」 ぶきいいっ 満足げなトールの鳴き声と、リナの身体を貫く鈍い音が、ずぶずぶと襲い、突き入れられる。 「ら、らめええっ、あああっ、いひいいいっ!!」 リナの柔らかな膣肉は、トールにとっても極上の悦楽であるらしい。 動物には何の雑念も無い、あるのはただ純粋な繁殖への欲求のみ。 らせんを描く凶暴な亀頭が、充血した花弁をこじ開け、伸びに伸びていく。 「ひいっ、ひいっ、あ、だ、だ、だめ、あああああああああああっ」 のたうつリナの子宮口をぐいぐいねじ上がる。青い目を見開き、抑え込まれた身体が悶え、息が途切れる。 柔肉が強姦され、ヌルヌルしながら、無理やりに押し通り、奥の秘宮へ突進した。 四つん這いから、達してのけぞるイリナに、さらに強く繁殖の欲求が突き刺さる。 ぶひいいっ ドビュウルウッ 「いひいいっ!」 ぴきいっ ビュビュビュッ 「ひいいっ!」 ぶふううっ ドビュウウウッ 「らめええっ!」 ぶいいいっ ビュグウッビュグッ 「トールしゃん、らめえっ!」 ぶひぶひぶひいっ ビュグウッ 「いぐううっ!」 何しろ豚の精液は100〜150ccにも及ぶ。 「こっ、こわ、こわれるうっ、あひいっ、ひいっ、いぎいっ、でるうっ!、でてるううっ!!」 普通の成人男性で5cc、20倍から30倍。一分に一回としても30分射精しっぱなしで突きまくられる。 ぶいっ、ぶひっ、ぶひいっ、ひっ、ぶいいっ!、ぶひいっ! 鳴き声と律動が、リナの細い体を蹂躙し、絶叫するたびに猛烈な射精が子宮を膨らませる。 「うあああっ!、お腹がっ、お腹があっ!、ひいっ、ひいっ、あああっ、らめえっ、またきちゃううっ!、ひいいっ!」 イキまくるリナに、トールは己の子種を30分たっぷり種付けしまくり、リナはメロメロになってしまう。 ドビュグッドビュグッ、ビュググッ、ビュグッ、ドビュルルッ、ドビュッ、ドビュッ、ビュグルルルッ、 軟らかく広がる子宮が、トールのおびただしい精液を全部受け入れ、膨らむ。 リナことイリナの最高の悦楽は、胎内に思いっきり射精される感覚。それが立て続けに30分。リナは感じすぎて狂いそうだった。 過去、失われた記憶の頃、彼女は、豚よりさらに酷い豚面の性欲モンスターオークに犯された事がある。 数十分射精しまくりながら強姦され、最初の時は精神失調すら起こしかけた。 だが、それ以上に酷い目にも何回も合い、何とか狂わずにはすんでいる。 ただ、今回は300キロ級の種付け豚3頭と、巨大な絶倫犬2頭。 ようやく離れたトールだが、マーリンがすでに真っ赤に充血したペニスを振り立て、のしかかる。 あふれこぼす花芯を、赤い凶暴なベニスが押しあける。 「あひいいいっ、らめ、らめ、らめええ、いっちゃうううっ、いきすぎちゃうううっ!」 もちろん、犬には言葉は分かりません。 リナの悶え狂う身体に、興奮しきって膨張させ、はまり込んだペニスがまたリナを蹂躙する。 豚には30分かけて射精され続け、巨大な犬には短いながら身体を振り回されてイキ狂わされる。 小柄なリナは、マーリンにも気持ち良くSEX出来るお相手。のたうち、のけぞるリナに、激しい腰の動きで翻弄し、己の子種を目いっぱいぶちまけて吠えた。 息も絶え絶えなリナを、新たな種付け豚がのしかかる。 「ら、らめええ・・・・もどれなく、なっちゃううう・・・らめええええ!」 悲鳴を上げ、涙すらこぼしながら、その快楽に離れられないイリナ。快楽が繰り返せば繰り返すほど、それに溺れ、 堕ちていかなければ、耐えられない。 リナの涙する狂乱に、嬉しげな動物たちとそれを撮影して楽しむ全裸のラムファ。 4回目には本気で気が狂ったようにリナは絶頂し、もはや意識すら無かった。 その身体を、豚用の種付け台にのせ、動物たちに姦りやすい角度と位置で、輪姦させ続けたのはラムファである。 いやもう、本当に悪魔だ。 「はひいいっ、ひいい・・・はひい・・・・」 一晩中獣たちの性欲に溺れ、嬲り尽くされたリナは、堕ちて、陥落して、屈服し、二度とふたたび人に戻れないのではないかとまで何度も絶頂から墜落ちながらかすかに思った。 「あんたが気にすることなんて、欠片も無いわ。本気で快楽に堕ちて魅せる女に、男は抵抗なんか出来ないわよ。みーんなマス掻き狂って、『もっと、もっと!』って、見たがって大変な事になるわ。」 ラムファはようやく理性を取り戻したリナに太鼓判を押した。 とはいえ、一晩中人外の快楽に嬲られ尽くしたイリナは、頭がぼーっとして良く回らなかった。 そして5日後、 「どーせなら今回は、獣姦メイン、それもリナ出ずっぱりで行くわよ!。」 と、とんでもない企画がキースに押し付けられた。 それが『愛おしき獣姫様』である。 企画書を読まされたキースが悲鳴を上げた。 「うおおいっ!、ちょっと狂い方がはんぱじゃねーんですけどおおおおっ!!。」 今回のAVは、あまりに犯罪性が強いので、さすがに表立っての広告出来るシロモノでは無かった。アングラAV並みの扱いで、密かにこっそりと販売を始める他なかったのだが・・・。 前作で待ち焦がれに焦がれ、焦がれ尽くしていたファンたちというのは恐ろしい。ありえない事だが、目を血走らせる徹夜組が出た上に、奪い合い同然の惨状と入荷数の少なさ(というか客が予想より多すぎた)に、恥を承知でつめかけた客が激怒し、店側は平謝り。反動でスターギック社の方へ『早くよこせ!!』と怒鳴りまくられ、またも大当たりを引き当てたにもかかわらず、キースはボスから首を絞められかけた。宣伝や広告もほとんど無しだったのだが、最終的にはスターギック社では記録破りの販売数となり、費用対効果でもちょっと想像がつかないオバケAVとなったのだった。節税対策に、スターギック社では、ビルの建て直しを本気で検討しており、ボスも含めて誰もリナに足を向けて寝られないことになった。 ただ、これはイリナが知らないことだが・・・。 このAVの内容は、実際に起った事件だったりする。 イリナが『俳優さんたち、迫真の演技ですねえ』と思ったのは、警察から何から全部本物だった。もちろんリナ役の時は、ラムファが用意した『リナ・リントリスト』という名義のIDを持たされ、それが警察の照合にも完全に通過し、ERの監視機構にすら疑われていない。警察の照合とはいえ、かなりハイレベルの偽装が組んである。キースやスターギック社程度でそんな事は不可能だ。 そしてもちろん、イリナが男優たちと思い込んでいた悪童やヤクザな連中は、ある筋から誘われ、本気でリナを脅しレイプした本物の犯罪者。道理で迫真の演技で、カットが極めて少なく、強烈な緊張感で見る者が引き込まれてしまう。カメラも通常の撮影では無く、高度な監視カメラの映像を使い、その画像で極めて緊迫感の高いものに仕上がっている。評価が異様に高いはずだ。それにまあ、イリナの経験はケタはずれと言うか、非常識というか、レイプや凌辱は誰がどう見ても本物にしか見えないが、彼女の演技を見抜ける方が非常識と言う他あるまい。 もちろん、キースにしろスターギック社にしろ、いくらなんでもそんなムチャクチャな手段は、絶対に使えないし出来ない。それこそ、本物の『悪魔』ででも無ければ、無理だろう。 そして、当の『悪魔』は、今度はどんな方法でリナと遊ぼうかと、ワクワクしながら、悪だくみを練っていた。今回のAVについても、キースは表立って広告できない実の理由を知らされていて、顧客の怒りをぶつけられたボスからは絞め殺されそうになり、警察にばれればエライ事になるという事情もあり、心不全を起こしてぶったおれそうなぐらい、心労が重なっている。だが、それすら実は悪魔のイタズラにすぎない。もし広告を行ったなら、あの10倍でも売れただろうが、それをさせないようにラムファが巧妙に仕組んでいたのである。 「ふふふふふ、リヴァールのご婦人が大金を払ってくれたし、出演料もたっぷりもらえたし、農場を拡充しようかしら、それとも研究所・・・、いえいえ、別荘の小島を買うのもいいわね。リナをしばらく引き込んで、爛れた毎日なんてのもいいわねえ。」 あのAVは、商業用にカスタマイズしたものであり、スターギック社が本物と思い込んでいるマスターディスクは、実際に撮られているデータの半分も入っていない。もちろん、リナ以外の登場人物など最初からすり替えてある。 本物のマスターディスクは、『リヴァールのご婦人』と呼ばれる、ラムファとタメを張れそうな『魔女』が大金を払って買い取ってくれた。目の肥えた彼女は、そんじょそこらのクズには目もくれないが、本物と認めれば、こちらがひっくり返りそうな代償を支払ってくれる。 「ああそうだ、別荘の小島なら、ご婦人も来やすいわよねえ、うふふふふ・・・・」 悪魔と魔女がタッグを組んだら、いったいどうなる事やら・・・・。
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