■ EXIT      
イリナの奇妙な騒動 前編

□□□□□□『その1 イリナとアンリ』□□□□□□

「んーっ」
イリナが簡素なベッドで、大きく伸びをした。
今日もいい天気らしく、窓から明るい日差しが差し込み、 愛らしいピンクのパジャマ姿を照らし出す。

簡素なベッドは、かすかに消毒薬のにおいがした。 年に一度、妖精に義務付けられた、3日間の定期検診がようやく終わった。 額や、身体のあちこちに小さな小さなセンサーがついていた。 睡眠中の脳波や身体の状態を測定するのが、最後の検診なので、 朝起きたらおわりになる。

いかなる男性も魅了してやまない、ミュルス最高級妖精であるかと思えば、 猫のように可愛らしいのびをして、見る者が思わず微笑んでしまうような、 無邪気で可愛らしい、一人のハーフエルフでもある。

絹糸のような銀の髪が、陽射しにきらめいて、この世の者とは思えぬ輝きを奏でる。 静かな部屋の中で、これからどうしようかとぼんやり考える。 普段なら、彼女を取り巻く大勢の妖精たちがまとわりつくところだが、 この病院には、妖精は誰もいなかった。

本来なら、イリナはとっくに終わっていなければならないのだが、 何しろ人気が高すぎて、予約やどうしてもはずせない客が入ってしまい、 イリナだけが検診がのびのびになっていた。

ファリアが強引に予定を作らなかったら、まだ診察が出来なかっただろう。
『朝日がきれい・・・』
窓から差し込む日差し、明るい青空、緑の輝き、 イリナはぼーっと、その輝きの中に自分を浸した。 それらのきらめきが、お花畑の中にいるかのような、幸せな気分を作り出す。

「イリナさ・・・・」

ノックをして入ってきた看護婦が、ポーっとして微笑んでいるイリナに、 声を無くして見とれてしまう。

あわただしい朝の病院から、イリナ寝起きの『お花畑モード』に引き込まれてしまい、 幸せのお花畑でボーっとする看護婦さん。 イリナも寝起きで少しボケてるので、ちょっと頭が回らず、しばしのん気な沈黙が部屋を支配した。

「ん〜、看護婦さん、おはようございます〜。」
ようやくイリナが、挨拶をしてないなあと思い出し、間延びした声で挨拶し、 気がついた看護婦が、真っ赤になりながら急いで、しかし丁寧にセンサーをはずし始めた。

『ほんとに、なんだか、この世の人とは思えなかったわよ。』

後日、ベテラン看護婦の彼女が力説したのが、病院で語り草になっている。



 チュン、チュチュン・・

こまどりが銀髪に止まった。
イリナは、ニコニコしながら、不思議そうに周りに止まる小鳥たちを見る まだ朝の8時を回ったばかり、街はようやく目覚め始め、 寄りかかっている木のこずえから、動き始める街並みを見渡す。
ルフィル国際都市の中でも、ひときわ高い樹齢千年を超える古代樹、 30メートルはある高さの枝に、ちょこんとイリナは腰掛けていた。

もちろん、ピンクのパジャマではないが、黒の皮のミニスカートに、 白いノースリーブの前の開いた上着、身体にぴっちりした薄い黒のキャミ、 ちらちらのぞく下着まで黒のレースと、相当危ない服になっている。

イリナを包むように、さわさわと風と葉の奏でる音が巻き起こる。 まるで、イリナをそっと手のひらにのせるかのように。

『ふぉっふぉっふぉっ、こんな高いところに来るとは、珍しいのうイリナ』
古代樹がそんな声をかけたような気がして、 『おはようございます』と挨拶したイリナは、軽く頭を振り、印象変化魔法を使った。

所変わって、妖精館。
こちらは、お客様をお見送りして、これから眠りに入る時間だ。
ファリアは、眠る前にチェックを入れると、小首をかしげた。

「ねえスマイリィ、イリナが来ていたの?」
事務のスマイリィ女史は、メガネをちょっと直す。
「はい、用を思い出しましたのでと、言われまして、 30分ほど前に、お薬をもらっていかれました。」

だが、その薬はファリアもとまどうような物だった。



『さて、どこへ行きましょう?』
あれこれ考えていたイリナは、走ってきた女性と角でぶつかりそうになった。

「きゃっ!」
「ひいんっ!」

イリナは、よろめいただけだったが、相手の女性は盛大にすっころんだ。

「あなた、大丈夫?」
「ご、ごめんなさい、見逃して、助けて、お願い。」

軽薄そうな、ちゃらちゃらした飾りをいっぱいつけた少女が、 涙を浮かべて哀願する。
ショートの茶髪は、かなりブリーチをかけているのか金が混ざっていて、 ちょっと見には16、7に見えるが、イリナの目はごまかせない。 14になったばかりぐらいだろう。

バタバタと足音がして、大柄な中年男が追いついてきた。
「こいつめ、ここまで来て逃げるなんざふてえやつだ。」

女性は脚をくじいたようで、必死であがくが、動く事が出来なかった。

「どうしたんですか?」
女性は、必死にイリナの後ろに逃げ込み、『助けて、助けて』と繰り返す。
「お嬢ちゃん、ちょっとどいてな。コイツは大人の契約の問題だ。」

はたと、イリナには状況が飲み込めた。
小遣い稼ぎに、世間知らずの少女が、性のサービスに手を出したが、 怖くなって逃げ出したようだ。

イリナはクルリと向き直ると、少女に手を出した。
「財布、お出しなさい。」

少女がビックリした顔で、イリナの静かな顔を見る。
「お金、受け取ってるんでしょう、返しなさい。」

「お嬢ちゃん、困るぜいまさらそんなことを言われても。」
「でも、でも、これ出したら、ヨッくんのディスクが・・・」

あきれたことに、アイドル歌手のディスクに未練があるらしい。

イリナは左手を一振りすると、気圧変化が起こった。
くねり動く圧縮空気の塊は、ムチのようにしなり、容赦なくお尻をひっぱたいた。
パシッ、パシイッ、パシイッ、パシイッ、

「ひいんっ!、いたあぃっ!、いやあっ!、やめて、やめてよおっ!」

お尻ギリギリをかすめる気圧弾は、猛烈な風の衝撃波を起こす。相当痛い。 男の平手打ち以上に容赦なく叩かれ、お尻が見る見るはれ上がる。

「バカな事を言い続けるなら、もっと続けるわよ。」

「ごめんなさい、ごめんなさい、返します、返しますから止めてええっ。」
男は毒気を抜かれ、またこれだけ強力な魔法使い相手では、ぶも悪い。

「私も、こういう仕事は知っていますし、自分もしていますから分かりますが、 あまりに子供過ぎる相手には、かえって無理強いしない方がいいですよ。」

「うんまあ、そりゃ分かってるんだがよぉ」
男は今のやり取りで、少女が見た目よりずっと幼いことに気づき、ため息をつく。
「あなたは、後始末は私がしておきますから、今日は帰ってよく反省してください。
今度やったら、今日の倍お尻をぶちますからね。」

優しげで、怖い顔など少しもしないが、かえってそれが恐怖倍増。
本気で青ざめた少女は、腫れあがったお尻を押さえながら、転げるようににげていった。


「さ、あなたもこのままじゃ困るでしょ?。」
彼女に見覚えを感じていた男は、それが誰だか気がついた。

「あ、あ、あんた・・・?!」


女の子が逃げて、荒れまくっていたカラオケルームに、 どよめきが走った。

「お、おい、まじかあああっ?!」
「まさか、追加料金なんていわねえだろうなあ??」

今朝、戦場から帰ってきたばかりの、6人の陸軍兵士たちは、 朝だと言うのに血がおさまらず、安月給を出し合って、 女の子を二人世話させたのだが、二人とも怖がって逃げたのだそうだ。

だが、それを埋めて余りあるほどの美少女が来たので、 目じりと鼻の下が一気に下がる。

一人の兵士が、ガタガタ震えだした。
「ま、ま、まさか、まさか、あんたアンリ様?!」

それは、イリナは印象変化魔法を使い、AV女優のアンリ・スタンザーになっていた。

「あははは、気がついた〜?。 お国のために働いて下さってる兵士様が、女の子に逃げられたって聞きまして、 思わずやってきちゃいました−−−っ!」

っと、手をぶんぶん振ってみせる。

AVの女王二条香織とタメを張る、AV女優の双璧。
つまり基地や戦地での最高のオナペット。
彼女のサービス満点な映像には、全員、それこそ狂いまくった。


盛り上がるなどというもんじゃない、すでに2人は鼻血を吹いている。

「普段、体を張ってくださってる皆様に、私も体を張ってお応えしますわ。
それとも、私じゃご不満?。」

もちろん、全員完全否定。

女の世話をした男は、一生恩に着るほど感謝していた。


座る場所ですったもんだしたが、 乾杯が始まると、一人ずつひざがこすれるような場所へ行き、名前を聞いていく。
「では、マック・ディアさんに乾杯。」
これを全員にやるのだから、男たちは感激で涙ぐむ。

狭い場所をもぐりこむように動くので、 柔らかいお尻や身体がこすれ、甘い体臭がただよう。

服装は、黒い皮製のミニスカートに、黒のレースの下着で脚線美むき出し、 白いノースリーブの上着を脱いで、薄いこれまた黒のキャミ一枚。

輝く微笑が目の前、柔らかそうな肌がしっとりと潤い、甘い吐息すら鼻腔に届く。
ディスクの何倍も輝く生アンリ、唇の艶やかなピンクがなまめかしい。

小さめだが、丸くキレイなお尻と、ちらちら見える黒の下着。
目を血走らせてコソコソ見ているのに気づき、 「あら、いつも私の全てを見てくださっているのでしょう?。遠慮はご無用ですわ。」 ERは軍律が厳しいので有名だが、この言葉に襲いかからなかった理性は大したものだ。

「私のディスク、どれを見てくださったの?」
というアンリの質問から始まって、ほとんど全部を買って見てるとのこと。

「おれはまず、『強烈12連発』がすごかった。」
アンリとシムカの絡みで、6人ずつフェラチオを連発したやつだ。
言ったとたんに思い出して、思わず男は前かがみになる。
何しろ、目の前にアンリの実物が輝いている。

「ああ、ごめんなさい。シムカさんいないけど、がまんしてね。」
と、手首をひとひねりしただけで、 チャックが降り、パンツがずれ、ペニスがピンと飛び出す。 魔法か手品のような手管に、ぎょっとする。

人差し指と中指が、ツツツと優しくこすり上げ、 カリ首のところで、クイッ、クイッと指先が優しくくねり動き、 見る間に暴発寸前。

うめきかけた男は、キュッと根本をつかまれ、あやうく止まった。

「うふふ、まだよ、まだ。」

ウオオオオオオッ

部屋が沸いた。
ピンクの清楚と淫らを兼ね備えた唇が、青黒い亀頭をパクリと。

全員、自分のものを咥えられたような感覚で、思わず前かがみ。

首がクイックイッと動き、唇がすぼまり、舌先がカウンターを食らわす。

爆発が、ぎゅっと根本をまた握られ、口から離れたかと思うと、 舌先が細く絞られて、亀頭の先端をなぶるように動く。

のた打ち回る男は、3度目の射精感をまたも止められ、快感地獄。
たまらず数名が暴発してしまう。

「もっ、もうだめっ!」
男の悲鳴に、アンリはくすりと笑い、ぐっとくわえ込んですすり上げた。

ドビュルルルルルルッ

魂が吸いだされるような快感が、ペニスを焼け熔かし、 放心するままに、残らず出し尽くす。
わざと唇から一滴、あふれさせ、飲み込む。
顎に伝い落ちる精液が、強烈な色香となって目をぶん殴る。

「あらあら、ごめんなさい。キレイにしてあげましょうね。」
暴発した男のシミを見て、そちらをパクリと咥え、キレイに嘗め尽くすと、 途端に復活するペニス。
嬉しげに、妖艶に笑うアンリに、男は魂でも差し出しかねなかった。

「もうっ、もうっ、だめです!、勘弁してください!」

別な男が、鼻血をダラダラ流しながら、アンリのスカートをめくりあげた。
目が焼けるような、黒のレース。
引きずりおろす白い尻、そしてピンクの花びらの雫。

それがクイと上を向く。

アンリがしゃぶりながら笑って、尻を上げたのだ。

ズブブブッ

「んん〜〜っ!」
すでに男性の味と匂いで濡れていたとはいえ、バチバチに勃起したペニスは、 強烈でゴツゴツして、奥まで押し通られると、いきそうになる。

身体がガンガンゆすられ、突き当たる感覚に、目を閉じて味わうイリナ。
しかし、唇のいやらしい動きは、一瞬も止まらない。

うめきと脈動が同時にはじけ、口いっぱいに広がる苦い味に、 濃くて強烈な匂いに、ぎゅううっと締め付けてしまう。

ドビュドビュドビュドビュドビュドビュドビュ

塊のような濃い精液が、中にあふれ、なだれ込む。

「ンああああああああああんっ!!、すごいいいっ!」
突き出されたペニスを咥え、右手のペニスも掴み、指先の魔術でもてあそぶ。

ガックガックと、アンリの腹に射精し突き上げると、 ずるりと抜けた後を、別のペニスが突入する。

「んんんんぅぅっっ!」

かなりごんぶとのペニスで、イリナの目が星が散る。
しかも、けっこういい男ぞろいでもあり、 なおさら気持ちよくて、腰も口も止まらない。

「ああんっ、私をオモチャにしてえっ、そんなに気持ちよくされたらっ、 あうっ、腰が、腰が止まんないじゃなぁぃぃっ!」

腰のピストンが狂ったような勢いになり、アンリの狂乱がさらに激しく淫らになる。

「ふんっ、ふんっ、んっ、ううおおおおおおっ!!」
『来るっ、くるっ、ひっ、きちゃううううううううっ!!』

ドギュルッドギュルッドギュルッドギュルッ
のけぞるアンリの中に、鈍く濃い音が次々と撃ち込まれていく。

「すごっ、濃いっ、熱いのっ、好きっ、熱いの好きいいっ!」

顔中にもぶっ掛けられながら、子宮に浴びせかけられる感覚に腰を震わせ、わななかせる。

仰向けにされて、グイとねじ込まれると、 ガクガクと足が震えた。

「あああんっ、もおっ、だめえっ、そんなに中に出したら、 出来ちゃうじゃないっ、赤ちゃんできちゃううっ」

そういいながら、見つめる瞳は笑っていて、 ほっそり美しい足首ががっちり組み合い、中に引きずり込むのだから、 かえって男を興奮させる。

「うれしいですっ、アンリさんに子供産ませるなんてっ」
腰を引きずり込まれている男は、夢中で柔らかい粘膜を耕していく。

「出来たら喜んで責任とるよ!」
「お、俺だったら家族に連絡しちまう」
「おれの子も産んでくれえええっ!」

うめき声が、脈動となって子宮に突っ込んできた。

イリナは、もう嬉しい気持ちでいっぱいで、 この人たちの子供なら、産んでもいいなと、 ハンスにこっそりゴメンしながら、子宮に浴びせられる精液を味わいつくした。

2時間後、全員粉も出ないぐらいに出しつくし、 イリナは身じまいをすると立ち上がった。

『このくらいサービスされたら、満足かな?』

「あ、アンリさん。」
リーダー格の男が、腰が立たないのを無理して起こす。

「きょ、今日は本当にありがとうございました。」
さすがに鍛えてるだけあって、他の連中も何とか体を起こし、 口々に礼を述べる。普通の男なら、数時間は目を覚まさない。

「んふ」

なんだか嬉しくなったイリナは、メモにキスマークをつけて渡した。
「絶対ナイショよ。」
「いや、言ったら他の連中から、嫉妬で殺されます。」
これはマジだろう。
だが、笑いながら出ていくアンリを見送り、キスマークを見直した男は、 ぎょっと目をむいた。
アンリ専用のメールアドレスが書いてある。

以後、このメモはこの連中の守り神となった。




□□□□□□『その2 アンリの危機』□□□□□□

『うっふふ〜、満足満足。』

イリナは、アンリのまま最上級の笑顔で下腹をそっとなでた。
子宮が水音がしそうなほど、精液が充満していて、すごく満足感が湧き上がってくる。

『ああいう人たちの子供だったら、作りたいわねえ。』
赤ん坊を背負い、抱っこし、何人もの子供たちを笑いながら世話している自分。

ポッと頬が赤くなる。

子供を抱いて、ほおずりして、あやして、ミルク飲ませて、 何て幸せな光景なんだろう・・・・・。

現実のようにリアルな光景、何度も夢に見たそれは、 とても甘くて切ない。


ひさしぶりのSEXの満足と、幸せな記憶でぼおっとしてたイリナは、 後ろから近づいてきた何かに気づかなかった。

ぐっと顔に何かを押し当てられる。
クロロフォルムの匂いが、イリナの意識を飛ばした。

イリナは、ラングレー王家の一員だが、 ルフィル国際都市内では、監視体制はあまり無い。
都市の治安は極めて良く、大学や妖精館でのカード確認と、 買い物や乗り物などで自動的なチェックがあり、異状には即座に反応する。
ただ、優れた魔法使いでもあるため、印象変化魔法を使われると、 カードを使用しない限りチェックしようが無いのも事実。

こういう突発的な事態は、さすがに想定できて無い。

アンリ・スタンザーは、近くの安モーテルに連れ込まれた。


「お、おい大丈夫かよ?!」
「いまさらビクビクしてどうすんだ。やるっつったろ。」
「と、とにかく手足を止めとこうぜ」

安っぽいビデオ機材に、撮影セット。

この連中は、いよいよ倒産寸前の小さなAV会社。
女性に恵まれず、首くくりを覚悟していたところで、 カラオケから出てきた女性に目をむいた。

『あ、あ、アンリ・スタンザー?!』

彼女が出たディスクで、大ヒットしなかった作品が無い。
こうなったらいちかばちか。
犯罪覚悟でアンリを襲ったのは、幸運だったのか、それとも?。

ほっそりした裸身に、吸い付くような肌、におい立つ女の体臭、 そして精液がプンプン匂う。

「くううううっ、たっ、勃っちまうぜ。」

裸で勃起するなど、何年も無かった。
手足を拘束具で結び、逃げられないようにすると、黒い皮がひどく色っぽい。
さらに皮の拘束具が、アンリの口にはまると、ぞくぞくするような光景だった。

ほっそりした身体に真っ白い肌、それにゴツく禍々しい皮の拘束具がはまると、 背徳の匂いが一気に膨らむ。

「このザーメンの匂い、一人や二人じゃねえぞ。」
「そ、それじゃ、乱交パーティの後とか??。」

これまた鼻血を吹きそうになりながら、下半身にも血がのぼる。

脚を抱え上げ、あそこがプルリとむき出しになる。
とろりとした濃厚な白い雫があふれ出す。

「うおおおおおおっ」
「なっ、なんつうヤラシー・・・・」

指が恐る恐る開くと、トロトロと白く濁った雫が。

クチュッ、クチュクチュ、

指先が中を掻き回すと、際限なくそれがあふれてくる。
間違いなく、ザーメンがたっぷり詰まっている。

「こりゃあ、際限なく出てくるぜ。」
「す、すげー・・・・・」

指先が、ギュウッ、ギュウッと締まり、入れてる男はそれだけでいきそうになる。
「ゆゆ、指、指で、いっちまうよぉぉぉ」

バンダナの男は半泣きになりながら、それに勃起し、先が何度もびくついた。
ズボンにシミが膨らむ。

「ケイジ、お前入れろ。」
「ええ、い、いいのかい?!」

今の失神してるアンリに、突っ込むシーンが絶対欲しい。
ケイジの先太のペニスが、濡れた花の中心を犯す。

ズズズ

徐々に押し込んでいくペニスを、ギュウウッと襞が締め付ける。
締めるだけならとにかく、息づくように蠢き、カリに食い込む、 動くとそれがさらにざわめき、ペニスが嬲られているかのようだ。

ケイジは分厚い唇を震わせ、必死に耐えて、激しく腰を突いた。

ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、
アンリが激しく動くぐらい、突き上げる。

「ん・・んっ、んっ、んうん・・・」
アンリの声も、ケイジには耳に入らない。
あっという間に噴き上げてくる快感に、もう頭が沸騰。
アンリの奥の奥まで、目いっぱい突っ込んだ。

「くうううううううっ!!」

ドビュルッドビュルッドビュルッドビュルッ

「う・・・・・・・・っ!!」

いっぱいに、中を貫かれて、アンリは体を震わせた。
中に激しく飛び散る精液に、恍惚として、腰を突き出す。

中に、いっぱい出てる・・・・。

ライトと、カメラ・・・・あれ、撮影中だったかな・・・?。

何しろ二条香織の所で、何回もAV撮影を繰り返し、 そういう光景に慣れているイリナ、

「ん〜、ごめんなふぁい、いふぁふぁつふぇいふう?」
(あ〜、ごめんなさい、今撮影中?)

口に拘束具がはまっているのに気づき、 ん?と首をかしげる。

「いそげ、撮っちまうぞ。」
ライトの男が、イリナの手かせを鎖に止めた。

『え?、え?、え?』

見慣れないスタッフ、安っぽいカメラとモーテル、 ようやくぼんやりした頭が霧がはれる。

鎖にぶら下がり、後ろからグイと突き入れられた。

「んんううっ!」

ヌルヌルのイリナの中を、剛直の固い肉が突き進み、 何度も途中で往復する。
口に別の男が押し込み、口を犯し始める。

『えっ、ちょっと、これって』

ようやくさっきクロロフォルムを嗅がされたことを思い出し、 自分が襲われているのに気づいた。

パンパンパンパンパンパン

たたきつける音が部屋に響き、鎖がガチャガチャと音を立てる。
くぐもった声が、ペニスの動きで押し込まれ、 イリナの口を犯し、ヴァギナを貪る。

白い肌がくねり、淫らな雫が飛び散り、 苦しげに動く眉が、ビデオに撮られる。

「すげえ・・・すげえぞこれ」

「んうううっ!」

アンリがうめく声と、押し込まれる男の腰が、激しく震えた。

ドクンンンンンッドクンッ、ドクン、ドクン、ドクン、

のけぞる白い腰に深く突っ込まれ、中に出される音が外にまで聞こえそうだ。

ビクビクと、白い肌がのたうち、口にも流し込まれ、 拘束具のわきから、白く滴り落ちる。

ケホッ、ケホッ、ケホッ、

咳き込むか細い声に、別の男がいきり立ち、 イリナの尻を広げさせる。

逃げようともがく身体、うめくか細い声、 のたうつ真っ白い尻を掴み、強引に広げ、突き入れる。
「んいいいいいっ!」

メリメリメリッ、

肉が押し広げられ、レイプされる。

のたうつ細い裸身が、苦痛に喘ぐ。
だが、突き入れる男も、蠢く尻に今にも出しそうだ。
こね回し、押し広げ、さらに両脚を後ろから抱え上げる。

濃い白露がダラダラ零れ、そこを開くと、さらにあふれ出てくる。

「んううっ、んっ、んうううっ!」

苦しげにうめき、のたうつアンリを、別の男が、ディルドーを持ち出し、 押し込んだ。

「んぎぎぎいいいいっ!」

特大のディルドーにゴリゴリ膣をえぐられ、容赦なく掻き回される。

ガチャッ、ガチャッ、ガチャッッ、

喘ぎ、悶えるアンリ。
涙を浮かべ、突き刺さるアナルの衝撃と、ディルドーの暴行にのけぞる。

何度も尻が浮き、叩きつけ、また突き上げられる。

白い裸身が、次第に力を失い、喘ぎ、わなないた。

ドビュルルルルルルウッ

蒼い目が大きく見開かれ、ガクガクと足が揺れた。

ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ、

中に続けさまに出され、直腸の奥が熱く煮えたぎる。

だが、まだ固く萎えない。
ディルドーが引き抜かれ、ズボンが落ちた。

ズブブブブッ

ディルドー並みの28センチを超えるペニスが、深く打ち込まれ、 白い肌が暴れた。

「ひぎいいいいっ!」

同時に下からも、再び突き上げ開始。

身体の中に押し込まれる、黒光りする肉柱、 それが二本同時に、激しく突っ込み、奥まで蹂躙を繰り返す。

手は鎖に下げられ、身体は二人がかりで嬲られ、 生の肉感が深く押し込まれる。

「んうっ、んんっ、んっ、ううっ、ふうっ、うううっ!」
皮の拘束具が、口をうめきだけにし、 手がガクガクと揺れ動く、か細い、弱々しい白さ。

持ち上げられた足が、激しい動きでゆれ、 折り曲げられた身体に、何度も、何度も、何度も、 叩き込む肉欲の暴力。

うめきと、痙攣と、硬直、 白い肌が赤く染まる。

のけぞる腹に、容赦なく突っ込んでくる。

「んう−−−−−−−−−−っ!!!!」

ドビュルルルルルルウルルルルルル
ビュグッビュグビュグビュグビュグ

陰嚢の痙攣が、激しく中を叩き、子宮の中をあふれさせ、 直腸を汚しまくり、煮えたぎらせた。

ガクッガクッ、ガクッ

アンリの細い首が、何度ものけぞり、 身体が、中にぶちまけられる精液で、ドロドロに蕩けていく。

鎖からはずし、喘ぐアンリを二人で挟み込み、また前後から犯す。
「んうっ、んうっ、んんっ、んんうっ!」
くぐもった声だけが、グチュグチュと濡れた音と絡み合い、 陵辱される凄惨なシーンのイメージを膨らませる。

アンリの白い腿がギリギリに広げられ、 アナルとヴァギナを二本挿しに貫かれ、 激しく突きまくられる強烈な光景。

あふれた精液が、後から後から滴り、突き入れるたびに噴き出して来る。
「一体何人男を咥え込んだんだよ!」
「おらおらおら、スゲエいいじゃねえかこの穴ぁ!」

叩き込み、突き入れ、何度も何度もアンリの胎の中に精液をぶちまける。
「ひぐっ、ひっ、ひいいいっ、ひああっ!」

拘束具をはずされ、中に突き刺さる快感が、声になってこぼれる。

縛られ、下げられ、挟み込まれ、 徹底的に、アンリを輪姦しまくる。

もはや力なく服従するだけのアンリを、 次々と犯し、蹂躙し、暴行を繰り返していく。

腰がくねり、カリに絡み付けて、絞り上げ、 まるで無数の軟体動物が吸い付いているかのような胎内に、 枯れ果てるまで撮影を終わろうとしなかった。


悲鳴が漏れないよう、ぐったりしたアンリの口を再び拘束具で塞いだ。
「ぐへへへ、わりいが最後にこれを撮らせてもらうぜ」

巨大なガラスの浣腸器が、大型パックから牛乳をたっぷりと吸い上げる。
「んううううっ!、んううっ!、んんんーーーーーー!!」

鎖に下げられたアンリは、暴れるがどうにもならない。

わずかに薄茶をおびたすぼまりが、ガラスの筒先にこじ開けられる。

冷たいガラスの先が突っ込まれると、恐怖で身動きできない。
ジュク、ジュク、ジュク、ジュク、
後ろからお尻に、猛烈な冷感が流し込まれる。
下腹いっぱいに入り、白い肌をぶるぶると震わす。

二本目、三本目、 さらに牛乳が流し込まれ、 次第に、うめきが、喘ぎになっていく。

ジュク、ジュク、ジュク、ジュク、

細いウェストが、妊婦のようにふくらみ、もう限界に来ていた。
「うへへへ、もうすぐだ、もうすぐアンリの脱糞シーンがとれるぜえっ」
のたうち、暴れる尻を掴み、ヴァギナに固く勃起した物を押し込まれ、 悲鳴が上がった。
「んうっ、んんんっ、んんんんんっ!、んーーーっ!」
次の話
前の話