秘められた山荘・四日目
「んっ、んうっ!、んっ!、んふうんっ!」
ベッドの軋みと、みだらなうめき、仰向けにされた身体が、薄明かりの中に白く浮かび上がる、きめ細かな肌が、汗と体液でしっとりと輝く。イリナの銀髪が月光にきらめき、美貌を犯すように、口に深く押し込まれ、出入りする。
細い脚をがっちりとつかまれ、広がるだけ広げられて、膨らみきったペニスを突っ込んでいく。
柔らかな秘肉が、ぎりぎりまで広げられ、律動する感触が、ぬめぬめと胎内をこすりあげていく。
華奢な身体が、快楽にのたうち、激しい攻めが、その身体を突き破らんばかりにたたきつける。
「ひうううっ!!」
痙攣がどくどくと流し込まれ、喉が何度も飲み込み、かわいらしいへそが、震え、喘ぐ。下腹いっぱいに吸い込んだ精液が、どろどろとマグマのようにあわ立ち、陶酔の波をイリナに送り込む。
数え切れないぐらい射精した男たちは、その場に気が遠くなって倒れた。
「ん・・・」
柔らかな身体が、月明かりにくねり、雫や汗が、みだらに光り輝く。
上気した美貌が、わずかに喘ぎ、先ほどまでの余韻に酔ったように赤い。
山荘に来て4日目、
女性たちは、みなそれぞれに奮闘しているが、中でも一番貪られているのは、実はイリナだった。他の女性たちが、失神するか、あるいは眠りに落ちても、なぜかイリナは朝まで、あるいは相手が失神するまでお相手をしてしまう。
身体が疲れを知らず、眠くならないのだ。一定周期で猛烈な性欲に狂わんばかりになるという謎の性癖があるが、それと何か関係があるのかもしれない。
ゆっくりと起き上がると、自分の股間をなでた。
手がドロドロになるほどのザーメンがあふれてくる。
「ふあ・・・お風呂・・はいらなきゃ・・」
そのままふらふらとお風呂に向う。
もし、香りが見えたら、イリナの身体からピンク色のそれが湧き上がるのが、見えたことだろう。この3日、ほとんど寝る時間もなくSEXに浸り続けたイリナは、あるかけがねが外れかけていた。
「うふ・・・うふふ・・・」
身体がふわふわする。
とても幸せな気分。
身体から立ち上る香りは、一層強く、凶悪な色を帯びていく。
この、たがが外れる状態や発作時のイリナの愛液や汗には媚薬作用がある。しかも、その汗や愛液の媚薬効果は精液の成分と結びつくと効果が倍増するのである。
膣内のみならず体中に纏わりつく精液は、その効果によって恐るべき効果を放ち始めた。
「うお!、」
「ぐあっ」
もう夜明け近く、部屋に寝ていた男たちは、突然勃起した分身に目を覚ます。
香りが、男たちの鼻面をつかみ、引き寄せていく。
シャアアアア・・・
温かいシャワーが、イリナの身体の汚辱を洗い落としていく。
瑞々しい肌が、水を弾き、玉となって転がり落ちる。
銀の髪と、はじける雫、愛らしい美貌と、きめ細やかで吸い付くような肌、ほっそりとしたうなじと、流れるようなライン、目を閉じた顔に、しぶきがかかる。かわいらしい乳房に、水が流れ、間からへそへ、淡い茂みへ、流れ落ちていく。
湯気の中に浮かび上がる裸身。
カラ・・
浴室の扉が開き、角刈りでいかつい顔の男がのそりと入ってきた。
目がぎらぎらし、ペニスがそそり立っている。
シャワーを浴びるイリナに、目が釘付けになる。
ほやんとした顔で、イリナがそちらを見ると、男は近づいてきた。
「うふ・・・」
妖しい笑みを浮かべ、イリナは抱きすくめられる。
濡れた壁に背中を押し付けられ、体ごと脚を持ち上げられて、淫花は無防備に晒される。
シャアアアアア・・・・
その間も、温かい雫が、広げられた花弁を叩き、そして、脈打つ陰茎を濡らした。
ズブリッ
「あく・・・っ!」
ゴスッ、ゴスッ、ゴスッ、ゴスッ、
俗に駅弁と呼ばれる形で、身体の全てが、突き上げられる感触にかかってくる。
「あぐっ!、ぐっ!、あっ!、あっ!、うっ!、ひっ!、」
身体ごと浮き上がる、身体ごと突き刺さる、きつい衝撃が、肉体を上下し、宙に浮かされた形で、いっぱいに貫かれる。
男の首にしがみつき、全身を濡らしながら、イリナの身体が浮き上がり、落ちる。硬い熱感が、突き刺さり、引き抜かれる。
激しくこすれる感触と、蹂躙される貫通、
「あひっ!、ひっ!、ひっ!、あいっ!、あっ!、いぐっ!、あっ、いっちゃうっ!、ひっ!」
激しく上下する身体、深奥まで突き刺さる感触、折り曲げられた身体に、こすれ、突き刺し、引き抜かれる、荒々しいSEX。
舌をあえがせ、のけぞり、腰を“深く”突き出す。
熱く、強烈な感触が、一層大きくなる。
快感が、深く、奥まで届き、イリナに突き当たる。
首に血がにじむほどしがみつき、いきそうになるのを必死に耐えた。
快感にしびれ、締め上げる。
何度も、上下する、意識が明滅する、のけぞった顔をしぶきが叩く。
呻きと痙攣が、膣を突き抜ける。
ドクウウウウウウウウッ、ドクウウウウウウッ、ドクウウウッ、
「ひあ・・・・・っ!!」
中にまきちらされる感触、突き刺さり、ほとばしっていく脈動、イリナの身体がのけぞり、濃厚な粘液が、お腹の奥にどろりと広がっていく。
口に咥えさせられ、片脚をかつがれる。
後ろから尻を掴れ、アヌスをこじ開けるようにえぐる。
前から、勢い良く突っ込まれる。
「んううっ!、んっ!、んうっ!、んっ!、んんっ!、」
イリナの身体は、新体操ができるぐらい柔らかい。その柔らかい身体は、男たちの思うままに開き、くねり、受け入れる。広げるだけ広げ、毛のない赤ちゃんのような愛らしい秘所を鑑賞し、その清楚な場所を、思う存分蹂躙する。
薄茶の小さなすぼまりが、裂けそうなぐらい押し広げ、貫いて、尻のわななくさまを、涎をたらすように見ながら、腰を突き上げる。なまめかしい絡みつき、リズムと快感に囚われる締め付け、
「ううっ!、んっ!、んうっ!、んんっ!」
喘ぎ、うめく声が、喉の奥から漏れる。恍惚としながら、どこか凛然としながら、淫らにどこまでも受け入れていく。
柔らかそうな脚が痙攣し、動きが一層激しく、音を立ててめり込む。
ズブッ、ズブッ、ズブッ、ズブッ、
ジュブッ、ジュブッ、ズブブッ、ズブッ、
チュブッ、チュブッ、チュルッ、ヌブッ、
淫靡な音が、浴場に広がり、腰が幾度も反り返り、わななく。
胸が震え、しがみつく爪が、赤い痕を残す。
痙攣と脈動が、一斉に襲い掛かる。
「んう−−−−−−−−−−−っ!!!!」
喉が鳴る、腰が震える、脚が突っ張った。
男たちの精液が、容赦なく身体にめり込み、注がれ、飲み込まされていく。
「ぷはああ・・・、ああん、いいっ、はああんっ・・・」
花のつぼみのような唇から、喉へしたたりが銀の糸を引き、広がった脚がびくびくと震え、前後からあふれた白濁がこぼれていく。
後ろ向きに跨らされ、アナルからずぶりと突き刺される。
「ひうっ!」
のけぞる身体にのしかかるように、濡れたヴァギナに突き刺される。
「くううっ!」
大振りなペニスが、前後をぎちぎちと塞ぎ、深く貫く。
のけぞる喉へ、黒光りするペニスが押し込まれる。
「んううっ!、んっ!、んうっ!」
柔らかい身体が、柔軟にのけぞり、全身を揺さぶられ、突き上げられる。
腰がしなり、柔らかな腿が締め付ける。
手が陰嚢をもてあそび、舌が蛇のように絡みつく。
後ろから胸を揉まれ、遊ばれ、乳首をつままれる。
絡み合う肉体、深く突きこまれる粘膜、3人から同時に責められ、全身が熱く蕩ける。
手が、指が、身体中をまさぐり、引き裂かれそうな突き上げが、イリナの股間を突き上げる。
『いいっ、ああっ、もうっ、どうなってもいいっ!』
イリナは無心で快楽に溺れ、快楽を返す。吸いつくような肌が、柔らかな乳房が、蕩ける粘膜が、情熱的な締め付けが、激しい脈動となって、絶頂をほとばしらせる。
のけぞり、つきあげ、飲み込まされる。
びくびくびくっ、
濁音が身体中に熱く響き渡る。
快楽の津波が意識を飲み込む。
わななく華奢な裸身に、容赦ない欲望がぶちまけられる。
「うふ・・ああ・・すてき・・・」
自らゆっくりと跨り、黒々とした肉柱を潤んだ花弁に挟み、そしてのめり込ませる。
「はあああっ!、すてきぃ・・・っ!」
尻を自ら開くと、猛り立ったペニスが、突っ込んでくる。
「いいっ、いいですぅ、ああんっ!」
ズクッ、ズクッ、ズクッ、
ズブッ、ジュブッ、ズブブッ、
愛液と精液にまみれたペニスを咥え、飴玉のように亀頭を舐めまわし、切なげに待っている男の二人を掴み寄せ、手でしごき始める。
身体が上下し、濡れた裸身が激しく震える。
快楽にのめり込み、咥え、締め付け、夢中でしごき上げる。
「んんっ!、んあっ!、んっ!、んっ!、んうっ!、んふうんっ!」
細い胴がくねり、なめらかな背中が光り、激しく打ちつけられる腰が震えた。
何人もの男を同時に愛し、味わい、貪っていく。
乳房に、射精が飛び散り、顔に熱く浴びせかけられ、それをぬるぬると塗り広げ、淫らに輝きをます。
膨れきった亀頭を一気に吸い上げると、うめき声が口いっぱいの精液となってひろがり、抜き出されたそれが、さらに何回も顔中に浴びせかける。
「ああああんんんっ!!」
熱が、においが、感触が、イリナを痺れさせる。
ヴァギナがびくびくと震え、中に脈動が噴き上げる。
精液に白く濡れた顔が、淫らにのけぞり、輝いた。
身体中が白く染まり、髪も、顔も、胸も、脚も、尻も、イリナの全てが、生臭い体液でぬるぬると光っていた。
あふれたしたたりが、際限なく腿を伝い、折り曲げられて貫かれるたびに、胸にも顔にもしたたり落ちる。
あふれるヴァギナに、次々と突っ込まれ、ひくひくとわななくアヌスに容赦なく突き入れられ、手も、胸も、口も、脇も、背中も、髪も、柔らかな肌の全て、いや、イリナの全てを蹂躙し尽くしていく。
「あうっ、ああっ、いいです、いいですうっ、もっと、もっと、もっとおおおおっ!」
3日間の奮闘で深く眠り込んでいた香織、ベルリナ、クレアは、朝の目覚めと共に、身体が熱く火照るのに気づいた。イリナの特殊な体臭、強力な媚薬作用は、全員知り抜いている。
慌てて全部の窓を開け、換気を全力で作動させた。
風呂場の惨状は凄まじかった。
兵士たちは全員、見張りや監視まで、げっそりとやせ、頬をこけさせ、ピクリとも動かない。イリナは自分の体臭に中毒し、空ろな目で身体を慰めつづけていた。
外と連絡を取ろうとした時、無音の大型ヘリが、山荘の前の広場に急速着陸した。
ラングレー王家直属の、ダークエルフによる特殊部隊である。イリナはラングレー王家の直系であり、何かあると即座に対応できる部隊がいる。
ただ、事情を知らない3人は、ERの軍であることをみて、助けを頼みに走った。
正直なところ、イリナの情報担当であるキャミイは、穴があったら入りたかった。
そ知らぬ顔で、このあたりで演習があるための下見と訓練の一環で来たと説明し、
『民間人救助を優先させる、急げ!』と命令を出したが、部下たちはかすかに苦笑している。
イリナたちが急に旅行を思い立った時、彼女も偶然休暇で、その間代理の情報担当将校が任務に当たっていたはずだったのだが、担当者が急病になり、さらに代理で入ったのが、以前ラグ・ラマルカの事件(ブラック・リバー)の時、大失態をやらかしかけた青二才の情報官。
休暇をとって山荘に旅行中という報告書を一瞥し、細い身体に筋肉がミチリと盛り上がる。
「情報端末が一切動いていないというのを、少しは不審に思わんかあっ!!」
私たちで言う、テレビやラジオ、電話にあたる情報端末を一切使っていないということは、緊急事態が起こっていると見るべきなのである。
前回叩き割られた顎を、再び使用不能にされ、頭で天井を突き破ったのは、長く語り草になった。
その場で緊急出動をかけ、どうやらぎりぎりセーフというところ。ここで地元警察やら、妖精館スタッフやらに先を越されていたら、キャミイは情報担当将校として赤っ恥、二度と女王陛下の御前に出られないところだ。
イリナはすぐに回復し、男たちはしばらく絶対安静の状態だが、命に別状は無さそうだった。
ところで、この山荘、香織は単に会社の福祉施設として作ったわけではなく、しょっちゅうAVの撮影にも使っている。
当然、監視カメラは撮影カメラも兼ねている高性能なもので、監視の兵士が必死になって撮影したそれは、香織を狂喜させた。
イリナたち全員の同意を得て、デジタル処理による印象変化と、髪や目の色まで変えて、一ヶ月後、「秘められた山荘・濡れた4日間」と題して発売された4本のシリーズは、その年の最多販売記録を樹立し、ベストAVグランプリを獲得した。
ただ、謎の女優となったクレアとベルリナについての、猛烈な問い合わせに悩まされるというおまけもあったが・・・。
利益の分配の相談の時、ベルリナが申し出た。
「ねえ、香織さん。わたしの利益分はいりませんから・・・」
香織は全てを言わさず首を振った。
「ああ、だめだめ。クレアも同じ事言ったけど、あいつらの為を思うんだったら、それはだめよ。」
彼らは十分な幸運を得ている。チャンスもある。イリナたちの口ぞえもあり、全員が亡命者としてERに受け入れられることになっている。
今、偶然で大金を与えられたら、まず間違いなく自立できなくなる。彼らのプライドは失われてしまうだろう。
「困難を乗り越えて、いい男になって、また私たちの所へ来てもらわなきゃね。」
数年後、元ゼヴェロスク連邦軍の兵士たちの数名が、妖精館のお得意様リストに載ることになるのだった。
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