エレリアの一幕
開放的な南国エレリア諸島。
イリナも海は大好き。
定期的な飛空挺による本館との妖精の交代がある他、
ごく稀に、エレリアでの大きな国際会議へも、妖精館の緊急召集がある。
一流のホステス役であり、お客様の要望に全力でお応えする妖精たちは、
大変評判がいい。
(もちろん、夜のサービスも全力で・・・)
この日も、友好国諸国の代表者会議が行われ、イリナもエレリアに召集された。
会議終了後、ボーナスとして、
全ての施設のフリーチケットと24時間の自由時間が与えられる。
大型商業施設から、マリンスポーツ、観光、グルメ、楽しみはいくらでもある場所だ、
ある露店で、スタールビーフルーツという鮮やかなルビー色のジュースが売っていた。
さわやかな酸味で、イリナは気に入って飲んだのだが、
「あらら・・・」
ほわ〜んと上気し、気分がふわふわしてきた。
実はこのフルーツ、微量のアルカロイド(植物性刺激物質、少量なら害は無い)を含む。
人間には全く影響が無いが、エルフが飲むと、アルコールよりすごいことになる。
ハーフエルフは人間並みに影響がないはずなのだが、
イリナは血が濃すぎたらしい。
「おいしいよおお〜〜ん」
チュウチュウと、大ぶりなカップを一気に飲んでしまう。
へそだしのセパレートルックで、
これだけの美人が、酩酊状態。
ほとんど襲ってくれと言うようなものだが、
イリアの酒乱もすごかった。
声をかけようとして寄ってきた連中に、
「ひっく、ひっく・・・エ〜ン、ハンスぅ、ハンスがいないよぉ〜」
いきなり泣き出した!。
思わず腰が引ける男性たち、
途端にじろっと睨んだ、目が完全に据わっている。
「おんぶ!」
手を出しておんぶを強要する。
んで一人がじゃあと背中を向けると、
「こっちがいい!」
ハンスにどこか似たところのある男性に飛びついたりする。
とにかく人気のないところへ連れ込もうと、
岩場の向こうへ急いだのだが、
背負った男性は天国と地獄。
「ハンス〜、はんすう〜さびしかったよおお」
熱い吐息に、耳をあまがみ、柔らかい香りのいい肉体がこすり付けてくるという3段責め。
「ひえええ」
途端に腰が抜けそうになる。
「ハンスぅ、らめよおお、元気だしなしゃい〜」
しなやかな指が男性のあそこをきゅっと握る。
絶妙の指さわりで絞り上げられたからたまらない。
ドビュウウウッ、
ズボンの中であっさり昇天。
「う・・・」
「げ・・・」
真っ白になって座り込む男に、回りがおろおろ。
「んもおおお、らめじゃない〜、ほらほら〜、」
べたべたの陰茎を引き出すと、ぱくっ。
「うおおおお!」
愛らしい顔をして、ペロペロと嘗め回す光景は、あまりに凶悪。
全員呆然、うらやましいやら恐ろしいやら。
裏筋をつううっと舐めあげられると、びんびんにおったてられてしまう。
「ほおら、元気になった〜、今度は私ね〜」
無邪気に手を叩きながら、ぽんっ、ぽんっと上下を脱ぎ捨てると、
男にのしかかるイリナ。
完全にイリアのペースに巻き込まれ、目を丸くしたまま、
美しい秘花が己のペニスをくわえ込むのを凝視。
ずぶぶぶぶ・・・
イリナの美しい肢体に、ペニスが飲み込まれていく。
ごくっ、
「ひいいいいっ」
ジュースに酔ったあそこはとろとろの灼熱、
吸い込まれるような感触が、複雑に締め上げ、絞り上げる。
最上の快感は、拷問に等しい。
せりあがる快感が、即座に放ちそうだ。
歯を食いしばって耐える男だが、
「うんしょ、うんしょ、」可愛らしい声を上げて、イリナが腰を振り出すと、
まるで無数のイソギンチャクか軟体動物がいっせいに攻めまくってくるような快感。
一瞬たりともたまらない。
どっぴゅううっ
イリナの中に盛大に噴き上げた。
「ああん、もう、らめよお〜。はやすぎるぅ」
・・・・・残酷なひと言が、どれほど深いトラウマになったかは、ここでは言うまい。
酩酊状態のイリナは、愛液の興奮作用も、無意識に男性をあおるパワーも、暴走状態。
それに抵抗できる男がいるわけがない。
全員ズボンの前が痛いほど膨らみ、
手招きされると抵抗する意識すら出ない。
「みんなくるの!」
全員のチャックを下ろし、両手と口で激しくしごき開始。
しかも最初の男は抜いてもらえない。細い華麗な腰が、いやらしく回転すると、
「ぐおおおっ!」絞り上げられて萎えさせてもらえず、また硬くさせられた。
「うふううん、元気になった〜〜、あはん、ああんっ、」
ちょうどいい感触を確かめ、容赦なく腰を振り出すイリナ。
「ひっ、えっ、だめっ、こ、こすれる、ぐはあっ」
淫靡な声が銀の鈴を振るように響き、
見苦しい男の声が、岩場にこだまする。
淫蕩な蠢きで男を絞り上げる光景と、情けない顔で奴隷状態の男たち。
白い指先が、恍惚として濡れた唇が、赤いかわいい舌が、痺れるような快感を無理やりに深く押し込んでくる。
どびゅううっ、
どびゅっ、どびゅっ、
びゅくっ、びゅくっ、
「あはあんっ、あついいいっ!」
胎内に、顔に、口内に、胸に、
昇天させられた男たちが自爆していく。
「も、もう、勘弁して・・・」
イリナの本気に、情けないほど絞られ、出され、
下の男はげっそりとやつれるほど搾り取られ、
それでも、ここから逃げられない。
ほとんど気分はアリジゴク。
イリナのしなやかな腰が激しく上下を繰りかえし、気力も体力も根こそぎ吸い上げられる。
ついに失神した男から物憂げに下りると、
今度は自分の上に引きずり込む。
柔らかい砂にお尻がめり込み、美しい足首がぎゅうぎゅうと絡みつき、快楽のトルネードに男性の暴発が止まらない。
両手に握り、口に咥え込み、正面から男を猛り狂わせ、
白い美麗な裸身は、ドロドロの体液で汚れつくし、
なおもかけられ続けるデコレーションで、染まっていく。
イリナはもう止まらない。
「うふう〜ん、あふっ、あんっ!、ああ〜んっ!、もっとおお、もっとおおお!」
声に引かれた覗き屋たちもくわわり、というか引きずり込まれ、
一時は10人あまりの男が、イリナの周りに群がっていた。
「も、もうだめ・・・死ぬ・・・・」
立て続けに7発搾り取られた男が失神し、イリナはボーっとした顔で、
「あらあ〜〜、もうみんなおしまい〜〜?」
わずか1時間で腰が立たなくなるまで絞られた連中は、
2時間後、釣り人に発見されるまで、動くことができず、
全員救急車で運ばれる羽目となった。
ある程度満足させたイリナは火照った身体を、海に飛び込ませた。
大きな月が2つ並び、静かな水面を煌々と照らす。
魔力で手と足に透明なひれを作ると、イリナは人魚のように自在に泳ぎ出した。
ミュウ、ミュウ、
イルカに良く似たボーパスたちが、
イリナに気づいて寄って来る。
『イリナ、イリナ、あそぼ、あそぼ』
エルフと会話のできるボーパスたち(ポーパス達は魔力波長を使って会話する)は、イリナとも大の仲良しだ。
水滴に輝く裸のイリナを背に乗せ、ボーパスたちは大きくジャンプする。
月の下を人魚姫とボーパスたちが戯れる幻想的な光景、
この月に魅せられて船を出していた画家が、
偶然にもこの光景を見て、一枚の絵画を残した。
『幻想の夜』というその絵は、
ERの国立美術館でも人気の高い一枚となった。
人魚姫が誰なのか、今でも美術評論家の間で論争が続いている。
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