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■ EXIT
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公爵夫人との遭遇 2


ブランシュの精油の影響によって若干の火照りに見舞われていたイリナであったが、伝統衣装であるレーティナルのお陰で大事には至っていなかった。もし先ほどの衣装のままだったら、今頃は大変な事になっていたであろう。仕事柄ヌーディストビーチに行く事も多く、イリナはそのマナーに準じてハンカチを敷いて座っていた。

馬車にて目的地に向かうキースはイリナの格好を見て言う。

「しかしまぁ、凄い衣装だな」

「うぅぅ……恥ずかしいから言わないでよぉ」

「元が美人なだけに、そんな格好をされるとこっちまでムラムラしそうだ」

「もう!」

可愛く怒っており、イリナが本当に怒っているわけでは無いことが判る。
ただ恥ずかしいだけなのだ。

確かにイリナは学業を行う傍らで高級娼婦とAV女優を卒なくこなしていたが、彼女はまだ17歳の少女に過ぎない。ハーフエルフとはいえ、エルフの血が圧倒的に濃いイリナは14歳といっても通じるぐらいである。娼婦や女優として行動している時なら気持ちを切り替えることは出来たが、今は移動中であり、気分は普通の少女に近い。

キースがまじまじと見るイリナの格好はかなりのものである。
形の良い胸が晒されサクランボのような乳首が少し立っていた。
更には綺麗に毛が処理されている、無地の股間が見える。

最初はAV撮影の為に剃っていたが、今ではマナーとして行っていた。妖精館の仕事で、ヌーディストビーチがある南国のエレリア諸島に行くことが多く、そこで妖精館主宰のイベントに参加する事もあったからである。ヌーディストビーチはただ裸になればよいのではなく、それなりのルールが存在するのだ。恥毛を剃るのもマナーの一つである。

ともあれ、これから会いに行く相手がボスを越えるような相手で無ければ、キースはイリナの魅力に我慢できずに馬車の中で彼女を押し倒していたであろう。

何しろ性行為を行えば匂いが残るので行えない。

それに自分のボスに圧力を掛けられるような人物ともなれば、不祥事を起こせば自分だけでなくイリナにも累が及ぶのは間違いなかった。求めれば笑顔で応じてくれる、魅力的な美少女の裸体を前にして、視姦だけで済ませているのもその為である。

しばらくして、レシオナルの一画にある一つの館へと到着した。
馬車が正面の門を潜り、敷地内へと入っていく。

「どうやらここらしいな」

「そのようだね」

「なんというか……大きな館だな」

「うん。しかもただ大きいだけじゃなくて品も良いね〜」

特殊な事情でこのような業界に来ていたイリナであったが、隠しているが彼女は王家に連なる血筋である。高級品を見る目は確かであった。

馬車が止まると、4人のダークエルフのメイドが出迎える。メイドは例外なく容姿端麗である。美女系が1人と残る3人が美少女系で、それぞれが黒と白を基調としたサテンベルベッド型の極めて薄手のメイド服を着ていた。このレシオナルでは個人の所有する土地の内側ならば衣服を着ていても問題は無いが、この地で育った者では大多数がレーティナルのような衣装を愛用している。風習や宗教と言うものは変化を嫌うもので、過去からの日常が続いているのだ。ともあれ、メイドたちが性的興奮になっていない事からして、通気性などを考慮した最先端素材で作られたメイド服である事が伺える。

美女と言ってもよい、メイドの姿をしたダークエルフの一人が馬車の扉を開く。

「イリナ様、キース様。遠方より、はるばるようこそ」

「長旅も重なってお疲れだと思います。
 そこで、夫人に会う前にあちらにて疲労回復を促進するマッサージを施術させて頂きます」

「それは助かる」

キースは手放しに喜ぶ。
タフな彼も長旅で多少の疲れが出ていたのだ。

こうしてイリナとキースは4人のメイドと共に館内にあるオリエンタルな雰囲気を醸し出す上質な内装のマッサージサロンに通される。そこでイリナとキースの二人はマッサージを行う部屋が個室の為に別々になった。どうやらメイドがマッサージを行うようだ。イリナの担当はエキゾチックな雰囲気を放つダークエルフの美人メイドで、会話により名前はテレス・ロペス・ニキーネという名前である事が判った。だがイリナはテレスを何処かで見たような顔だったが思い出せない。

ともあれ、精油をブレンドしたミネラル豊富な入浴剤をフットバスに入れ、テレスはイリナの足の洗浄を丁寧に始めた。足の指一本一本まで丁寧に洗い、足元がすっきりスベスベになるまで手入れを行っていく。
そえらを終えるとテレスは言う。

「イリナ様、全身マッサージを行いますので、
 全裸になってそちらのシーツの上にうつ伏せになってください。
 またお召し物はそちらの籠にてお願いしますわ」

「うん判った」

普通の場所ならば全身マッサージを行う場合は、上半身が裸で後は使い捨てパンティーを穿いてマッサージを受けるが、ここでは環境の理由から全裸にて行うのだ。イリナは言われたとおり全裸のままシーツが敷かれているマッサージベッドの上にうつ伏せとなる。イリナの可愛らしい二つの乳房がベットに押し付けられて、弾力感を出しながら少しつぶれた。初心な少年ならその姿だけで欲情してしまうに違いない。

「では、足元からオイルマッサージを始めます」

テレスはそう言うとアロマの香りがほのかに漂う特性オイルを両手に塗して、両足へのマッサージを始める。足裏の反射区から足首をカバーしつつ膝上までしっかりと両手の指で皮膚の下の筋肉だけでなく深層の筋肉をほぐすしていく。あまりの気持ちよさにイリナの口から吐息が漏れる。

「はぁ……気持ち良い……」

テレスの手は下半身から背中へと移る。首から胸元にかけて筋肉をほぐしながら全身のリンパ流れを促すオイルマッサージを行っていく。念入りなアロママッサージが進んでいく。20分程でイリナの全身が特性オイルでぬるぬるになっていた。不快ではなかったが心なしか体の火照りが強くなった感じがする。イリナはマッサージによる効能だと納得した。気持ち良い事は良い事と割り切っているのと、SEXを行う為に来ているので火照っても何ら問題がないと思っている彼女らしい考えである。

イリナは夢心地になって徐々に眠りへと落ちていった。 完全にイリナが眠りに落ちたのを確認するとテレスは怪しい笑みを浮かべて棚から無針注射器を取り出し、それをイリナの腕に投薬する。二人のメイドが入室し、三人がかりでイリナの体に付着したオイルを拭き取る作業を始めた。














目を覚ました時にはイリナは別室へと運ばれており、しかも仰向けのまま道具によって、両手と両脚が大の字になるように体の各所をキングサイズのベットの上に拘束されていた。両手には紫色をしたエナメル製のロングセクシーグローブ、両足には同じ色と素材で、太ももの辺りがレースアップされたコルセットバックタイハイストッキングだけを身に纏う、後は生まれたままの姿というなかなかの格好をしている。つまり、年端もいかない少女の秘裂が丸出しだった。

周囲には高価な自動収録用ビデオカメラが何台も設置されている。

室内にはイリナの他にテレスが居たが、彼女はメイド服ではなくセックスアピールを優先した胸や股間が丸見えのボンテージを纏っている。恥毛は剃ったのだろうか、イリナと同じく全く生えていない。エキゾチックな雰囲気は変わらなかったが、先ほどの丁寧な感じからサディストかつ妖艶な雰囲気が漂うようになっていた。

また、イリナのむき出しの秘裂には、
根元以外が半透明になっているバイブが差し込まれている。
菊座にはアナルパールが容赦なく突きさされていた。

少女の秘裂と菊座に大人の玩具という淫靡な組み合わせであった。そのバイブは秘裂の外側にある大陰口と、その内側にある小陰口を掻き分けて侵入しており抜けそうもない。バイブが突き刺さる秘裂の隙間からは秘裂の奥にある蜜壷から湧き出た粘液質の愛液が止め処なく漏れ、シーツの上まで伝っていた。

先ほどまでバイブによって念入りに嬲られており、
簡単に火照りは収まりそうもないだろう。

我慢できなくなったイリナは自慰を行おうとするも、
両手と両足が僅かに動くだけで臨みは叶わない。

絶頂に達しない静かな快感がイリナを追い詰めていく。

あがいても金具の音が空しく鳴るだけである。

「ふふふ、さぁ、リナ。
 玩具の電源を入れてほしいかしら?」

「欲しいです…」

「素直になった貴方をもっと気持ち良くしてあげるわ」

テレスがイリナに告げた。撮影用の行為だけにテレスはイリナの名前を芸名で呼んでいる。 手に持っているリモコンを操作してバイブの電源を入れると、イリナの股間に収まっていたバイブが小刻みに振動を始めた。

「あぁぁ……いい…もっとぉ……」

「素敵よ。強くしてあげる」

バイブの振動が増す。
性行為を人質に取られてしまってはイリナは弱い。

日々、十分な性行為を心がけていたイリナは発作の危険性はなかったものも、このような状態になってしまえば性欲には逆らえなかった。そして、この状態の原因は先ほどのマッサージの際に塗られた特性オイルにはブランシュ精油を加工した媚薬が含まれていた事にある。またイリナが意識を手放した後に膣内のみならず腸内にも塗りこまれており、正気を取り戻しても簡単には性的興奮は収まらないように調整されていた。

「あっんんっ…はぁ…はぁ……もっと……」

「このバイブではこれが限界よ」

「んっ…………足りなぃ………あァっ……ん…ん……」

強弱を交えた振動がイリナの感覚を高めていたも、所詮は作り物のペニスである。
イリナを絶頂させるには役不足だった。

足りないよ。
オモチャじゃなく本物で犯して欲しい……
太いのを入れて突いて、どうなっても良いからっ!

イリナの身体が小刻みに震えた。
焦らすようにテレスが言う。

「説明するわね。これから行うのは雇い主がご親友達と行うゲームなの。
 要約すれば誰が一番、撮影した映像で多くの利益を上げるかの競争。
 安心して。リナが撮影内容は待ちに待った激しい性行為……もう我慢の限界でしょう?」

「……はい……」

「だけど……貴方を犯すのは最低の男達かもしれないわよ?」

「構いませんからぁ……早く、早くぅ、ボクを犯して下さい…」

「雌犬のように扱われ、昼夜を問わず目茶目茶に犯されるわよ?
 コンドームなんて使ってくれない相手ばかりでしょうね」

「か、構いません……」

「孕んじゃうかも?」

「平気…平気だからぁ……」

「ふふふ……あまり焦らすのも悪いわね。
 最初は彼に相手をしてもらうわ」

テレスはイリナに優しく言うと、その手で頭を優しく撫でた。
扉の方に向かって呼びかける。

「バノアット、いらっしゃい」

テレスがそう言うと扉が開き、そこからオークの上位種であるオーク・ヘッシュが入ってくる。名はバノアット。此方は全裸だったが、上位種に相応しい存在感から淫らな印象よりも威厳が感じられる。顔つきも、他のオークには無い精悍な感じがした。

「えっ、オ、オーク?」

思わずイリナは声を上げた。
拘束されており、起き上がる事はできなかったが、
イリナは可能な限り顔を上げて室内に入ってきたオークに視線を向ける。

何しろ多くの場合に於いてオークは他種族の雌を捕まえて徹底的に陵辱する存在だった。知能が低く原始的な生活を営んでいたが、体力と腕力が強く侮れる相手では無い。特にエルフを好んで捕まえて孕むまで犯す事が有名で、小国の辺境部ではオークの被害に遭う女性は珍しくは無い。

だが、イリナは思考の展開を成し遂げて恐れるどころかバノアットの逞しい肉体に太く大きな剛直と表現するに相応しいペニスを直視し始める。オークであっても、ペニスの質は完全に合格ラインだった。

このイリナのリアクションはテレスにとっても予想外である。

(へぇ……普通にオークとは違う上位オークであっても、
 最初はもっと驚くのが普通なのに。
 あのナタリアでさえ拒絶して最初は泣き叫んだのにね。
 これは予想以上の素材かもしれないわ)

予想より歯ごたえの有りそうな相手にテレスは嬉しそうに舌を出して上唇を舐める。
無理やり犯すのではなく、自ら懇願させられるか試す事にした。

「半分正解。オークと言っても彼…バノアットは上位種のオーク・ヘッシュなの。
 稀に用心棒として原始エルフと共存している種よ。
 ヘッシュが居る集落には普通のオークは絶対に攻めて来ないから。

 話がそれたわね。ともあれ今現在、彼がリナの火照りを満足させられる唯一の存在。
 直ぐにでも犯してほしいなら股を大きく開きなさい。
 嫌なら後3時間は我慢する事ね」

「…我慢なんて…出来なぃ………直ぐにいれて…ください……」

今のイリナにとって無限の時間に等しい3時間など耐えられる訳が無かった。考えるまでも無い。イリナは熱病のように火照る体に力を込めて両脚を一杯に開いて、バイブが突き刺さっている濡れ濡れの秘裂とお尻のアナルパールを見せつけた。我慢の限界か、イリナの体が小刻みに震え始める。眼前に存在する逞しいペニスから放たれる濃い男性の匂いがイリナの鼻孔にはいると、桜桃のような色をした可愛らしい唇から吐息が漏れた。

(あぁ……素敵な匂い……凄い…早く欲しぃ……これで犯して欲しい…)

「良くできました。
 じゃあバノアット、リナにご褒美を上げて」

「ソウダナ」

バノアットはベットに上がるとイリナの両足の拘束具を外す。役不足のバイブを抜き取り、イリナの腰に手を当てて、そのペニスを花園に当てた。心から歓迎するように秘裂と菊座に刺さったままのアナルパールがひくつく。猛々しいペニスがしとどに濡れた膣道の中をゆっくりだが力強く進んでいく。

奥まで到達すると、
緩やかな腰の前後運動を繰り返して、その剛直を出し入れしていた。

パン、パンと腰を打ちつける音が鳴る。

その動作を暫く続けるとバノアットはその猛る剛直をぎりぎりまで引きぬいてから、一気にその奥まで遠慮なくぶち込んだ。たっぷりとぬめる愛液が満たされた膣道を一瞬にして、オークの剛直が侵入して行く。奥深くまで亀頭が挿し込まれ子宮頸に突き刺さり、快楽の濁流をイリナの脳に送り込まれていった。

「あん、あっ、あああ、あーーーーひゃぁ、
 らめぇ……と、飛んじゃうっ、飛んじゃうっ……」

「私からのプレゼントよ」

テレスはうっとりとした表情でベットに上がると、持っていた錠剤の一つを口に含む。そのまま飲み込まず、そのまま四つん這いになってイリナの頭の方から顔を出す。テレスは意味深めに微笑むと、自分の唇とイリナの唇を重ね合わせた。テレスの上唇と下唇が上下に開いて、舌がイリナの唇を掻き分けて中に進む。錠剤はテレスの唾液によって解かされており、さしたる抵抗もなくイリナの口内へと少しづつ注がれていく。興奮状態のイリナには錠剤に向ける注意力は残っておらず、ただ純粋に口を開けて歓迎の意を示す。

二人の舌が激しく絡まる熱いディープキスが始まる。
互いの唾液が交わり、それをお互いが飲み干していった。

時折、大きく呼吸する為に「ハァ…ハァ」と息の漏れる音が腰を打ちつける音に紛れる。
会話も無く室内に満たされる性行為の音が長く続く。

バノアットの腰使いにイリナはあられもなくよがり泣いて悶絶しながら感じる姿をカメラは洩らす事無く捉えていった。イリナが絶頂に達しても責めは終わらない。軽い絶頂を向かえたイリナのクリトリスにテレスの親指が密着する。そのクリトリスの先端を指で優しく押して擦る様な愛撫を始めた。イリナの口から可愛い喘ぎ声が出る。

テレスは十分にイリナのクリトリスを丁寧にかつ強弱を交えて焦らすように嬲る。まだ膣内に射精されていなかったが、練りまわした愛液が摩擦によって泡立ちと白濁色になっていた。それをテレスは舌を巡らせて、恥丘から下るように綺麗にしていく。バノアットとイリナの結合部である小陰唇は念入りに舐められ、イリナから弱々しい吐息と共に快楽の悲鳴が上がった。

感極まったテレスは体勢を変えてイリナの顔を跨ぐ様に立つ。
テレスの股間から滴る愛液がイリナの顔にポタポタと落ちていく。

「私のも舐めてね」

「…ふぁい…」

夢見心地でイリナは応じた。

横たわるイリナの反応にテレスが満足した表情を浮かべて、
腰をゆっくりと落して顔面騎乗を始める。

バノアットによる腰を打ち付ける前後運動が激しさを増していった。これからイリナはバノアットとテレスに徹底的に犯される事になるのだった。
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【あとがき】
別小説で活躍しているテレスが登場。
そしてナタリアも登場予定。

ともあれ、このプレイの後は輪姦に!
やっと皆さんが「AV撮影2」にて書いてくださったセリフが使えますw


意見、ご感想を心よりお待ちしております。

(2011年04月22日)

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