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■ EXIT
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野外撮影


イリナは自室にてアーサー・キースから送られてきたメールを見ていた。

「明後日の予定が大丈夫なら連絡を待つ。
 P.S:あんたの芸名はリナになった。」

極めて簡略な彼からのメールだが、知らないうちに紡がれた暗示と荒々しいセックスを身に叩き込まれてしまったイリナは期待してしまう。
体が熱くなり、じゅくっと、はっきりと判るぐらいに下着が濡れた。

イリナは了承の返信送ると、火照った体を鎮める為に自慰に入る。

知らず知らずとは言え、快楽に関する抵抗値が極めて低いイリナは色事師のアーサーからの薬と暗示によって心の中に大きな楔を打ち込まれていたのだ。




約束当日

時間通りに待ち合わせ場所として指定された、郊外にある森林公園は昔ながらの 公園であり監視カメラが無い。だが、それゆえにカップルや野外プレイ好きの人々に人気があった公園でもある。また性行為を覗き見る、覗き魔も多い。

その森林公園の駐車場に行くと、メールの指示内容通りに12人は乗れそうな黒い大型のバンが停車しており、イリナはその後部座席へと乗り込んだ。

バンの後部座席には既に動き始めている撮影機材を操作しているスタッフと呼び出し人であるキースがいた。キースの指示を受けたスタッフは手馴れた動きでイリナに軽いメイクを施して、彼女の耳裏周辺に小型骨伝導型受信機を取り付ける。

全てを終えるとスタッフはイリナに台本と着替えを渡した。

「こっ、これに……着替えるのですか?」

イリナに渡された着替えは下着も無く、ワイシャツ一枚だけであった。

「今日は露出プレイだからな。それに見られるって感じるだろう?
 カメラであれだけ感じられるんだ。生の視線はもっと凄いぜ!」

キースは洋服の隙間から忍び込ませた手でイリナの乳房を巧みに弄りながら誘導していく。イリナは嫌がるどころか、軽いあえぎ声を出す。既に軽く快楽のスイッチが入っている証拠であった。

イリナは前回の撮影である『ナカ出し23連発』時に、カメラに収められる自らの卑猥さを思い出して彼女の敏感な身体が震える。それを不特定多数の男性達からのオカズにされると思うと興奮すら感じてしまった。

台本をめくり今回の撮影を確かめて、イリナの表情が真っ赤になる。


びくっ、と体が震える。
イリナの様子には羞恥が含まれていたが、隠しようもない歓喜も確かに感じられた。水分補給の為にメイク中にキースから渡されたドリンクをイリナは飲んでいたが、その中には遅行性の無色無臭の媚薬が入っており、それが効き始めてきたのだ。

「まぁ、通行人の多くがエキストラの男優だから安心しな」

これはイリナの決心を鈍らせないようにするキースのウソである。


「は、はい…」

「最後まで頑張れば前回のように、
 みんなからの激しいご褒美があるんだぜ?」

キースの言葉にイリナの脳内でフラッシュバックする前回の激しいプレイが蘇る。 火照った表情で弱々しく頷いたイリナは意を決したように、カメラの視線に 晒されながら着替えて行き、ワイシャツ1枚とニーソックスだけの格好になっていく。

その姿に満足したキースは満足そうに頷き、口を開いた。

「さてと…リナ。散歩の時間だ。
 指示は耳裏に付けた受信機から従ってくれ」

キースが言うと、リナと呼ばれたイリナは熱を帯びた口調で「はい」と応えた。膨れ上がる羞恥に負けない様にイリナは勇気を振り絞って車外へと出て行ったのだ。媚薬の効果に加えてご褒美による期待と暗示による後押しが大きいだろう。




普通の格好でも整った顔立ち、愛らしい表情で目立ってしまうイリナがワイシャツ1枚と ニーソックスだけの刺激的な格好で歩いていれば目立たぬはずが無い。

それに郊外にある森林公園とはいえ、土曜日の13時ともなればこれから人が増えて時間であり、すれ違う男達は皆、イリナを好奇の視線で見ていった。

『そのまま真っ直ぐ進むんだ』

先ほどスタッフが仕掛けた小型骨伝導型受信機から、
イリナの耳にしか聞こえない声が届く。

さらに複数の撮影スタッフが少し離れた場所からイリナの姿を確実に捉えている。

『歩きながら一つ目のボタンをはずせ』

イリナの心臓の鼓動が徐々に早くなっていく。
でも逆らえない。恥ずかしくても従う事に確かな悦びと興奮を感じるのだ。
次々と指示が下る。

イリナは遠くから来る通行人に見せ付けるように服の上から乳房を刺激したり、乳首を抓ったりしていく。

痴態を見られるたびに、ボタンを外しただけ更に心臓の鼓動が早くなる。
周囲の視線が増えるたびに火照りがこれ程ない位に激しくなっていく。



集まる視線がイリナを感じさせていた。
イリナの顔が素顔に極めて近い事がより興奮を高めている。
イリナは素顔のままでキースと関係を持ってしまい、そのまま暗示を掛けられて しまった為に、キースに対して『隠す』という考えが浮かばなくなっていたのだ。市場に出回るものはプライバシー保護として多少のデジタルメイク処理を施されるとはいえ、撮影を行う際には素顔で撮影に挑まなければならない。

そして、通行人に化けた小型カメラを持った撮影スタッフが数人近くに居るとはいえ、 知らない人が見れば今この瞬間は彼女自身の痴態でしかないだろう。それに、学友や知人が通るかもしれないというリスクも、不幸な事にイリナの興奮を高める要素でしかなかった。

イリナの行為がエスカレートしていくと人だかりも増えていき
そこから男達の声がイリナに投げかけられる。

「すげー露出魔か!」
「結構可愛いじゃん」
「オイオイ、濡れてるぞ!!!」

イリナはエキストラの男優と思っていたが、その実態は殆どが通行人である。中にはプレイに至るカップルを物色していた覗き魔も居た。

『人が増えてきたな・・・ククッ、よぉ〜し
 彼らに見せ付けるようにしてボタンを外していけ!!』

キースは無情な命令を下すも、周囲の視線にあてられ興奮に犯されていたイリナは熱病に掛ったようにぼんやりとしながら、既に半分以上まで外されていたボタンを外していく。

更にキースから伝えられた通りの内容を口にする。

「私は淫らで重度の露出マニアです。
 皆さん、お願いします…わっ、私の恥かしい姿を見てくださぁい!」

イリナは懇願するような口調で男達の目を見ながら言った。

可愛い少女がこのように可愛い声で、このような事を口走ると余計に卑猥に感じるようで、 周囲の男達は色めき立つ。


男達の肉欲と好奇の視線に晒され際限なく濡れていくイリナの股間である。

『それじゃ、そこで濡れ濡れマンコを見せつける様にオナニーをしてもらおうか』

「っ!?」

キースの更なる命令にイリナは一瞬呼吸が詰まるほどの衝撃を受けた。
野外でしかも、エキストラが多いとはいえ衆人観衆ので自慰行為は経験に無い。

通常のイリナであれば出来なかったに違いないだろう。

しかし、暗示と媚薬に合わせて火照り切ったイリナは、自分の頭の中のイメージだけで、男達の視線が強くなったような感じがして、快楽スイッチが大きく入ってしまい止めることは出来なかった。

イリナは躊躇う事も無く見せ付けるようにオナニーを開始した。

「みんなっ! 私の恥かしい姿をもっと見てぇ!」

視線と媚薬によって火照った体を鎮めようと一心不乱の自慰を行うイリナであったが、それは森林火災を消火器一本で挑む様なものであり、到底鎮められるものではない。

タイミングを見計らったようにエキストラの男優が言う。

「おいおい、大洪水じゃないか!
 そんなに濡れてちゃ指じゃ無理だろう?」

『我慢できなかったら犯して貰っていいぞ』

男優の声に請おうするようにキースの声が聞こえた。
イリナに乱れる免罪符が与えられたのだ。

彼女は即座に自慰をいやらしく見ていた男性達に対して泣きながら犯してくれるように懇願する。抱えられる様にして茂みの中に連れ込まれて、イリナはそのまま夕方になるまで大勢の男性に激しく犯されることとなったのだ。

膣内に出された射精された数は20は下らない。

イリナの肉体は、この『露出狂リナの淫らな秘密』と題名をつけられたこのAV撮影 をきっかけに視姦の歓喜をも、忘れる事が出来なくなっていくのだった。
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