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建国戦記 第11話 『観戦武官 前編』


1540年4月1日

高野と信秀が蟹江にある扶桑連邦領事館で会っていた頃、北条氏康は南関東の政治的中心地となっている八幡山の上に建つ小田原城の麓にある居館にて、この一帯の忍者集団「風魔一党」の頭領である風魔小太郎(ふうま こたろう)から、扶桑連邦に関する報告を聞いていた。競争相手だった千葉氏、上総武田氏、里谷武田氏、里見氏などの勢力が扶桑連邦との戦端を開いて短期間の間に滅んだともなれば情報収集を行うのは当然の流れと言えるだろう。

「火薬による連発式の飛び道具である小銃と、
 自動車という地面を走る鉄の箱は真だったのか……」

「左様でございます。
 裏付けに時間が掛かりましたが事実と見て良いでしょう。
 自動車に関しては複数の配下が走っているのを目撃しております」

風魔小太郎が頷く。

西洋式火縄銃が日本の種子島に伝来はまだしていないが、その以前から中国大陸では性能はともかく、鏃を火薬にて飛ばす「火槍」「神機火槍」「鳥銃」と言われる武器があったので弓以外の飛び道具は氏康にも理解は出来た。自動車は内陸輸送での利便性から扶桑連邦は仕組みは極秘にしていたが存在は隠していない。どちらにしても、連発式の飛び道具や走る鉄の箱は未知の存在であり、現物を見ない限り理解に及ぶのは難しいだろう。何より、現存するものは否定は出来ないし、空想の存在で千葉氏、上総武田氏、里谷武田氏、里見氏などが滅ぶわけが無い。実在するものとして動くしかなかったのだ。

氏康は情報を集めれば集めるほど、悩みが深くなっている。

また、情報を集めている風魔勢は自分達しか知らぬ道なき道を通って商人として皇国領に入りこんで、時間をかけて大小問わず噂話や目撃情報を集めるかたちで的確に情報を収集していた。

「奪えそうか?」

「無理でございます。
 手の者が連発銃を入手しようと敵陣に忍び込みましたが、
 誰一人として戻った者はいません」

「一人もか!?」

実際のところ、風魔勢が隠れて扶桑連邦の領内に入っても関東全域は成層圏から徹底的な監視状態へと置かれており、既に上空からの赤外線顔認証によってどの勢力の人材かが割り振られているのだ。当初は中高度長時間滞空(MALE)無人機システムのローテーション配備で補われていたが、今は高高度を飛行する無人偵察機と警戒衛星の亜種である上空20kmを飛行するSUAV(Stratosphere-Unmanned-Aerial-Vehicle-Airship:成層圏無人飛行船)を使用している。 ともあれ、他陣営の諜報員などは必要に応じて逮捕していたが、一定数は戦略的な意味合いから見逃していた。また扶桑連邦では赤外線干渉計、赤外線顔認証技術、顔認証追跡記録システムなどのシステムの総称をツクヨミ(月読命)と呼称している。

ツクヨミと名付けられたのは明確な理由があった。

日本神話に於いてツクヨミはイザナギから生み出された存在でありながらも、神話では大きな活躍をしなかった存在であったが、その本質はアマテラスとスサノオの間に静かなるツクヨミを置く事で均衡化を行っている説があり、国民と外国人の健全な関係を保つために命名として選ばれている。

「恐らく敵にも優れた忍びの者がいるのでしょう」

ツクヨミという存在を考えたことすらない風魔小太郎は凄腕の忍者が居ると思い込んでいた。事実を知ったら絶望しかないだろう。

「そうか……
 では敵の統治下にある一帯の情勢はどうなっていたのだ?」

「税の軽減や兵役の免除などもあって民心は連邦側に傾き始めているかと」

「厄介だな。
 だが国人領を攻撃するとは行く先々の国人を敵に回したのと同じ。
 大きくは無い国人衆とはいえ攻撃した事実は消えず、
 今後の進撃は苦労するだろうな」

「御意に」

氏康は知らなかったが扶桑連邦は兵力に於いて人的資源をさほど必要としていない。むしろ、武士階級は可能な限り削減していく計画だったのだ。国人衆の制圧という行いは自分達による日本統一を考えていないからこそ出来る力技でもあろう。

「となれば旧国人領は高野という関東総督が自ら管理しているのか?」

「いえ、どうやら逃げ出さずに皇国に下った一部の武士がいるようで、
 彼らを役人として採り立てて、幾つかの諸侯の下で管理しているようです」

領主権、下地進止権を守るべく抵抗を行った千葉氏、臼井氏の中でも、連邦軍の力を目のあたりにして抵抗を断念して皇国に恭順を誓った人々もいたのだ。一部の所領は認められたものも、その代償として土地に対して所得税が課せられている。

「諸侯の情報に関しては?」

「詳細な内容につきましては目下、情報の収集中であります」

「分かった」

氏康は寺社勢力との共闘を考えており扶桑連邦領となった下総国に現存する幾つかの寺社勢力に対して極秘裏に親書を届けさせてもいた。内応までとは行かなくとも、情報入手の手立ての一つになればとの考えである。策とは事前に寝かせねば良い芽には育たない。氏康は考えをまとめ終えると幾つかの指示を風魔小太郎に下していった。









1540年4月12日

場所は扶桑連邦領下総国。

15時になる頃、扶桑連邦軍で新設されたばかりの連邦軍歩兵第3連隊が須賀湾岸基地から北西2kmにあった東鉄砲塚古墳の周辺に作られた演習場で猛訓練を受けていた。訓練責任者は少将に昇進していた黒江である。志願兵の6割が農地を継げない農民出の次男坊以下で、4割が足利氏、上総武田氏、千葉氏、臼井氏で雇われていた足軽だった。足軽も食事の保障と連邦通貨の給金に惹かれて参加している。当初は連邦通貨の価値は良く分かっていなかったが、食料と交換が出来るので彼らとしては十分に満足していたが、今では連邦通貨の価値を十分に理解している面々と言って良いだろう。

また、兵装に関しては現地採用を行った当初は刀などの近接武器を使用していたが、今では、新たに開発された30式小銃を装備していた。30式小銃は7.62x51oを使用する装弾数5発(薬室内含む)からなるボルトアクション機構の小銃だ。流出しても国防軍にとって脅威にならない小火器でありながらも火縄銃を圧倒する小銃になっていた。無論、特殊部隊や第一線級の戦闘部隊では国防軍時代から使用している54式小銃をリファインしたものを使用している。

また、38年に開発されたにも関わらず30式小銃という名称になっているのは、扶桑連邦の歴史に重みを持たせるのが目的だった。全て機武器が1538年に開発されていては、後の歴史家が見れば疑問に思うだろう。扶桑連邦では技術開発の流れに説得力を持たせるための系譜が作られていたのだ。故に、それに従っての命名であった。

彼らの防具は連邦軍のようにNIJ規格LevelIIAの防弾性能と、一定条件下では小銃弾への防弾性能も発揮するようなボディアーマーの6型特殊戦闘服(旧名:防弾チョッキ6型)は装備していない。その代わりに迷彩服38型という名称の上衣、洋袴(ズボン)を着用している。マルチカム迷彩は施されているが、赤外線暗視装置対策を考慮したIR迷彩のような機能はこの時代の適性軍隊を考慮すると無意味なので除外済みだ。また、迷彩服38型は回収した兵糧の一部をバイオプラントを用いて生分解性繊維材へと還元して製造している。

訓練を受ける兵士たちが連邦軍の男性教官から叱咤を受けていた。その教官は特殊作戦群から出向してきた兵士だ。女性ではなく男性だった事から擬体ではなく生身の人間であるのは疑う余地がない。鍛え抜かれた技量は確かなもので、教官役として彼のような兵士が多数参加している。

「早く進め! 遅れてるんだ。
 優雅な旅に来ているんじゃないんだ、さっさと走れ!」

「りょ、了解ですっ」

「走れ、走れ、走れっ!」

連邦軍歩兵第3連隊の彼らは国防軍式の前期教育を受ける教育水準に達していないので、訓練計画はこの時代に見合ったものに修正されていた。彼らのスケジュールは朝6時30分に起床し、6時35分に朝食を食べた後に軍事学の基本中の基本を学ぶ為の1時間の座学、12時まで銃剣道、筋力トレーニングを行う。座学の中には陰暦から太陽暦へと切り替える内容も含まれていた。 12時から13時までは昼食の時間と休憩が宛がわれており、それから17時まで駆け足と言われる装備を着用した状態でのランニングを行えば、夕食時間を経て23時の就寝時間まで自由時間となる。

「ひぃーーー」

「諦めるな!
 最後まで完走すれば賞与金が出るぞ」

教官が体力の限界に達しそうな兵士を叱咤する。
兵士は金の力に後押しされ最後の気力を振り絞って足を動かしていく。

連邦軍では愛国心や忠誠心がまだ構築されていない現地民のやる気を引き出すための妙案を実施していた。標準以上の成果を挙げた兵士に5銭という賞与金という臨時に与えることで意欲を引き出していたのだ。経済活性の目的もあって兵士達にはお金を使ってもらう為に、小額であったが賞与の機会が連邦軍では多く設定されている。故に全員が怠けようともせずに必死に訓練に取り込んでいた。

「死力を尽くせ、
 倒れるなら終着点(ゴール)を超えてからにしろ」

教官は涼しげな表情で最後尾を辛そうに走っている兵士を叱咤する。
兵士は最後まで走りきった時の賞与金を糧に己を奮い立たせる。

最初の頃は全員が終着点に到達する前に倒れていたが、最近ではそれなりの人数が終着点に到達するようになっていた。そこには4つの要素がある。一つ目は本来の駆け足と比べて緩やかなペースで走っていたので本場の軍事訓練と比べて容易だったのだ。栄養事情が満足に満たされていない状態で本当の意味での軍事訓練を施しては死人が出てしまう。二つ目は朝と夕の1汁1菜の1日2食であった食事風習だった彼らが連邦軍への入隊を機に朝、昼、晩の1日3回食事に変わっていたので入隊前と比べて体力が向上していたのだ。三つ目は筋力トレーニングの成果で、四つ目は長距離マラソンの訓練に慣れてきたことが上げられる。

この日の駆け足の訓練結果は、時間以内に完走していたのが連邦軍歩兵第3連隊の中で43名であった。訓練の内容は次へと移る。

高機動車から彼らの様子を見ていた二人の武士が居た。

その二人とは織田弾正忠家からの観戦武官として愛知郡下社村の領主で信秀に使える若手の有望株の柴田勝家(しばた かついえ)と、河尻秀隆(かわじり ひでたか)である。勝家は史実では信秀の家臣として仕え、信長の重臣となっても武功を挙げて活躍した武将である。秀隆は史実では信秀に従って第1次小豆坂、第2次小豆坂に参加しおり、信秀没後は信長直属の使番である黒母衣衆の筆頭を勤めた逸材だった。二人は信秀の命によって観戦武官の話を聞いて信秀が送り込むことを決意した人材である。二人は扶桑連邦軍の力を確認する役目を負っており、高野も戦略的利点からあって二人を受け入れていた。

勝家が年長者なので秀隆を率いる立場だ。そして高機動車を運転するのは二人の対応士官として任命されているカオリ少佐である。

「これが徹底した訓練を受ける常備軍というものか…」

二人は渡された双眼鏡を使って訓練内容を視察していた。
武士が双眼鏡を使う光景はシュールに見えるが、
大人であるカオリ少佐は口には出さない。

勝家と秀隆は下総国に来た当初は、連絡船として乗り込んだ扶桑連邦の艦船の利便性と性能に驚き、船内食の美味しさのあまりに絶句し、須賀湾岸基地について自動車などの利便性に富んだ装備品に幻かと我が身を疑ったものだ。今では慣れというものか、自動車や時計の存在は受け入れることが出来ていた。

「鍛え方が違うのでしょう。
 農民を徴用して兵士にしても、あのようにはなりません。
 死力を尽くす前に離散してしまうでしょう」

秀隆の呟きに勝家は頷いた。

第一、面構えが違う…
過酷な訓練にもかかわらず、嫌々やらされている様子ではない。
連邦軍は思った以上に精強かもしれん。
勝つには同数では無理だろう。

「次は射撃訓練を行う部隊の方に移りましょう」

「頼む」

勝家は素直に礼を言う。

射撃訓練こそ、二人が見たいものであった。小銃といわれる武器は聞いたことしかなく、是非とも実物を見てみたかったのだ。

そして、勝家と秀隆はカオリが女性とはいえ侮っていない。親睦会として部隊内の格闘技大会を見た際にカオリの高い技量と見かけによらない怪力を見せ付けられたからだ。達人の領域に達している人物を侮れるほど二人は愚かではなかった。史実では信長に仕えてから戦国時代を代表する武将として活躍していく人物らしい判断力である。

しばらくしてカオリが運転する高機動車が射撃訓練を行う習志野演習場に着いた。

丁度、そこでは連邦軍歩兵第1連隊歩兵第1大隊所属の兵士たちに向けて、新配備の歩兵携帯用重火器の訓練が行われようとしていた。カオリの姿を見て敬礼する訓練兵の面々であったが、彼らも観戦武官による訓練視察が行われると聞かされていたので、直ぐに訓練へと移る。

「今日は貴方達に新しい火器を学んでもらいます」

訓練を指導するのは準高度AIの霧島リョウコである。ストレートロングの髪をした深窓の令嬢のような雰囲気を有する第一印象は黙っていれば美人。しかし怒ると恐い、果てしなく。かつて高野達がこの時代に遡る前に勃発した東南アジア紛争の際には、黄色い悪魔と恐れられた黒江の下で、カオリと共に活躍した一人であった。茶道の達人でもあり、連邦軍の階級は中尉である。

リョウコがそう言うと、足元にあった180×35×35cmの不透明のアクリル製の収納ケースを開く。パイプの様な物に、グリップ(銃把)と引き金が付いていた物が、収納用のスポンジに綺麗に収まる様に入っていた。個人携帯肩撃ち式重火器として開発された6式擲弾(6式多目的ロケット擲弾発射器)である。

6式擲弾はSMAW(多目的ロケット発射器)の子孫というべき存在。

本体の全長が825mmで弾薬装着時が1320mmになる。弾頭部を除いた本体の重量は6.85kgに留まっていた。その弾頭部も、現在使用しているもっとも軽量な両用弾の1型弾頭ならば4kgでしかない。

これ等の事から、訓練を受ければこの時代の体格でも十分に扱える重火器だった。

余談だが、6式擲弾の開発目的は敵城の城門破壊や城砦攻略として作られたのではなく、敵軍の篭城意欲を砕くために作られている。

「中尉殿。
 それは一体、なんでありますか?」

兵の一人が好奇心を抑えられず、敬意を込めて質問した。

半年も前からリョウコから訓練を受けてきた彼らに、女であるリョウコを侮る様な感情は無い。彼女は美人であったが、実戦・模擬戦を問わず無類の強さを誇っているし、敵陣に忍び込んで無音殺傷法を行う様は恐怖そのものだ。侮れるような阿呆は絶無である。

「これは連邦軍に順次配備される6式擲弾ですわ。
 重火器の一つ…まぁ、百聞は一見に如かず。
 実際に使ってみましょう」

そう言うとリョウコは箱から6式擲弾を取りだす。

6式擲弾は照準と一体化した発射装置の後部に、弾薬ケースと発射管を兼ねた弾頭部を構成するチューブが取り付けられる構造になっていたので再装填が容易である。使い捨てではなく、再利用が可能なのも経済的だった。持ち運びが容易かつ、発射まで時間が掛らないのも実戦的な兵器と云えよう。

リョウコは手に取った6式擲弾の側面にあるセレクターを変更して、安全装置の解除を行う。これらの行程を口頭で説明しながら進めていく。セレクターを変更に伴って遮断されていた弾頭部の点火系列が接続となり、PIBD信管(弾頭点火弾底起爆式信管)が起動状態に入ると、セレクターの前にある小さな起動ランプが点き、起動状態に入った事を示す。

6式擲弾が起動状態へと移行したのを確認す。
リョウコは右肩に6式擲弾を担ぐと、右目で光学照準を覗き込む。

狙うのは500m先にある特殊コンクリート建造物で作られた、実弾射撃演習に対応した徹甲弾ドームに設置された標的。この標的は戦車砲による実弾演習を想定した特殊鋼によって作られており、簡単には壊れない経済性の良さである。また、耐爆処置が施されているドームなので、実戦レベルの炸薬を装填した弾頭の使用が可能だったのだ。

彼女の能力ならば光学照準を覗かなくても正確に狙えたが、手順を丁寧に見せなければ見本にならないと判っており、手順を頑なに守っていた。説明も丁寧だ。戦闘中は凶暴な彼女だったが、このような配慮は思いやりのある女性らしさが伺えた。

彼女は厳しくはあったが、仲間には理不尽ではない。

リョウコは優しく言う。

「既に発射準備を終えており、
 あとは狙いを定めて引き金を引くだけです。
 ただし、発射の際には後方に味方が居ないか確認する事」

幾つかの説明を行ってからリョウコは6式擲弾を構え直して引金を引く。引き金からの発射信号を受け取った6式擲弾の弾頭下部に内蔵されている推進薬が燃焼を始めて、約780℃のガスを後方に噴射しながら、意外と小さな音しか出さずに弾薬部が飛び出した。

発射時の反動は、ほぼ無反動。
弾薬部が標的に直撃し、爆発が発生する。
彼らが見たこともない破壊力に、ただただ驚きしか沸かない。

「す…すげぇ」

威力を見た軍曹は思わず、その驚きを口に出す。

弾頭を再装填したリョウコが、兵士の一人に6式擲弾を手渡して発射するように命令した。 訓練成績が優秀な兵士だったので、リョウコと同じように先ほど狙ったドームに命中させることが成功する。

勝家と秀隆は想像以上の威力に開いた口がふさがらない。

威力も尋常では無いが、大した時間を置かずに射撃が出来るのかっ!
前言撤回だ、同数どころか倍の数が居ても勝てない。
万が一にでも扶桑連邦と対立ともなれば我らは終わる…
幸いにも彼らは友好的だ、何があっても絶対に敵対してはならぬ。

勝家の気持は秀隆も同様だった。二人はこの日を境に織田弾正忠家の親扶桑派として活動していくことになる。それと同時に織田弾正忠家の軍備扶桑化の急先鋒へと変貌していく事になるのだ。ただし、諸事情によって織田弾正忠家の軍備扶桑化は信長が実権を握るまで大々的には行えなかったが。それでも自陣営の中で勝家と秀隆のような軍備扶桑化への理解者の存在は信長が日本統一を行う際に大きな助けとなる。そして、自分たちの主が日本帝国を建国するなど、この時の二人には知る由も無かった。
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【あとがき】
勝家が扶桑連邦軍の近代的装備に触れたことで、彼が早期から信長の理解者になっていく布石になっていきます。革新的な信長を支持する重鎮が増えるだけでも、大きな後押しになっていくでしょう。

信長が日本帝国を作ると近隣諸国に進出しそうだなぁ(汗)

意見、ご感想を心よりお待ちしております。

(2019年02月02日)
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