少女の大きなお友達
幸い、部屋は近い。
その上、人通りも少ない路地裏だ。
見つかりにくい、マンションの敷地内。
1階にある駐車場の、物置と壁の隙間。
こんなところ、まず覗き込んだりしなければ、見つかることはない。
だからこそ、デムはここをAVの避難場所に選んだのである。
齢30になろうという、眼鏡をかけ、太った男デム・ヘリックは少し躊躇った。
明日、また出直そうかという気持ちも湧き上がる。
親が部屋を掃除に来るというので、エロ本関係を避難させたのだ。
無事、両親の来襲をやり過ごし、AV他多数を回収しようと来てみれば。
なんと、少女が本の上で眠っていた。
黒い肌が白いコンクリートに映える。
短い銀髪から覗くのは尖った耳、ダークエルフだ。
年齢は12か13かそこら。
驚くほど体も腕も細い。
服は黒で、全体的にゆったりとしたシャツの上に、硬い麻の黒いベスト。
ズボンは同じく黒い麻の短パン。
ごくり、と生唾を飲む。
デムは少女の体をそっと抱え上げた。
マンションのデムの部屋。
彼はここでイラストレーターの仕事をしていた。
部屋は遊び部屋と寝室、仕事部屋に分かれている。
リビングという概念がないのが独身男らしい。
少女を連れ込んだのは寝室である。
とりあえず、ベッドに寝かせる。
次に、未だにスヤスヤと眠り続ける少女の、軟らかい黒い肌を堪能する。
頬を撫でたり、頬擦りしたり、舐めたり。
次第に目が充血し、息が荒くなる。
デムはロリコンであった。
この少女くらいの年齢の未熟さが、どストライクなのである。
今までは2次元か、3次元でも液晶の向こう側でしか出会うことが出来なかった少女が、今は自分のベッドで両手を拘束され、無防備になっている。
その事実に理性が吹き飛びかけていた。
しかし、デムは欲望を抑え、デジカメを持ってきて、あどけない少女の姿を様々な角度から撮影する。
彼は仕事人間でもあるのだ。
たとえ逃げられたとしても、必ず結果は残す。
伊達に『廃神』と呼ばれているわけではない。
いや、一応仕事はしているが。
この写真撮影も、広く取れば仕事の一環である。
他人との接触を忌避しているデムにとって、リアルな少女のデータを手に入れる、今は千載一遇のチャンスなのだ。
理性のためにそんな機会を棒に振るようならば、イラストレーターとしては失格である。
と、彼は思っていた。
だが。
「んにゅー」
それまであまり動かなかった少女が、目を覚ました。
「あ」
「にゃ?」
ぱちくりと開いた目が合う。
少女の赤い瞳の先には、股間をおっ勃てながら写真撮影を行う脂ぎったデブの姿。
言い訳は出来ない。
少女はキョロキョロと周囲を見回すと、むくりと起き上がった。
そして、首を傾げながら、おもむろにカーテンを開け、窓を開け、落下防止のアルミ格子の隙間からひょい、と飛び降りる。
「ちょっ!?」
まさかそんなことをするとは思わなかったデムは、慌てて窓から下を覗き込む。
その視線の先には、何事もなかったかのように歩いていく少女の姿。
「な、なんだったんだ?」
翌日。
突然部屋に連れ込んだわけだから、警察に捕まるかと思ったが、何も音沙汰なし。
最近、周辺は治安も良いため、少女も危機感がないのだろうか。
「なぜいるし」
いつか捕まるかもしれないという不安を仕事で紛らせた午前中が終わり、午後になると買出しに出かける。
帰り際、またあのダークエルフの少女がいるのではないかと物置の裏を覗くとなぜか、いた。
「あの本、どこに行ったんだ?」
少女が鈴のような声で話しかけてきた。
「ああ、ボ、ボクの部屋にあるけど」
「ここ寒い」
どうやら、定期的に寝床を探しているようだ、とデムは理解する。
昨日は彼が隠した本やDVDボックスなどのおかげで、眠れるくらいには温かかったらしい。
それは確かに、今はコンクリートしかない。
ここで眠るのは辛いだろう。
「え、ええっと、ボ、ボクの部屋、つ、使って、い」
「いいのか?あの温いとこ、使っていいのか?」
「え、う、うん」
「じゃあ、登る」
「え?」
デムがしどろもどろになりながらも頷くと、少女はマンションの外壁を伝ってデムの部屋まで登り始めた。
しかも早い。
「あ、まずい」
デムは慌てて携帯電話を操作し、家の施錠を解除させた。
これは静脈認証によって自動的に施錠、開錠するというER社が開発した、最新式のセキュリティシステムである。
犯罪者が屋内に立て篭もったときも、突入の邪魔にならないように、警察が開錠できるようにしてあり、それは部屋の持ち主ならいつでも開錠できるようにシステムが進化していた。
あのまま外から少女が入ろうとしていれば、間違いなくセキュリティが作動し、ER社系列の警備会社の警備部隊が飛んできていただろう。
無事、少女が部屋の中に入ったのを確認し、デムは買い物袋を持って部屋に戻った。
「寝付き早っ」
デムは少女がベッドで寝息を立てているのを見て呟く。
同時に、昨日の続きをしようかという気にもなってきた。
服が少し違っている。
今日は短パンの下に黒いスパッツを履いていた。
色が黒で統一されているため、暗闇ならほとんど視認できないだろう。
そんなことを考えつつ、今日は大胆に麻のジャケットを脱がしてみた。
少女は熟睡しており、全く抵抗しない。
ふわりと、女性独特の甘い香りが室内に広がる。
独身男デムは、恥ずかしながらも一瞬で勃起した。
なんだか、少女にいけないことをしているという背徳感が、凄まじくそそる。
こんな感じで、今日も2人きりの撮影会は始まった。
ちなみに、この日も結局手を出すには至らず、少女はデムの勧めに従い、玄関から帰っていった。
さらに翌日。
また少女はやってきた。
全く、この少女に危機感というものはないのだろうか。
名前も知らないような男の家に、昼間の寝床を求めてやってくる様は、野良猫のようにも思えた。
そして。
本格的にやることがなくなる。
今までデムは、犯罪行為に足踏みしていたのかもしれない。
イラストレーターだから、と言い訳をして、勇気が出せなかったのかもしれない。
しかし。
最早写真は満足行くまで撮り尽くし、その芳しい少女独特の香りも、頬の柔らかさも堪能した。
ついに。
デムは、大人への階段を上る。
一皮向けて、紳士になる。
変態という名の、紳士に。
少女の黒いシャツを脱がす。
ダークエルフの黒い肌の中に、綺麗なピンク色の突起がある。
まだ興奮しているわけではないので、勃起してはいない。
直に触ってみると、デムの太い指に確かな弾力を感じさせる。
肌が若く、張りが良いのだ。
だが、すぐに筋肉らしき硬いものにぶつかる。
胸は全然育っていないし、マンションの壁を軽々とフリークライミング出来る筋力の持ち主である。
筋力を感じさせながら肌の軟らかさを保っているというのは、最高の感触であった。
顔もどちらかといえばボーイッシュだし、デムの好みのど真ん中だ。
思わず胸が苦しくなり理性が吹き飛ぶ。
少女のまな板胸に顔を押し付け、舐め回す。
舐り回し、むしゃぶり尽くす。
「んあっ」
ピンク色の突起を舐めたとき、少女の華奢な体がぴくりと震えた。
「はあー、はあー、はあー!」
息が荒く、股間ははちきれんばかりに膨らんでいる。
デムは胸やへそを舐めながら、少女の短パンを脱がす。
起きているかもしれないが、もう関係ない。
ここまで来たら、強姦になってしまおうが、最後まで押し切るだけだ。
一度崩れた理性は、そう簡単には戻らない。
スパッツも乱暴に脱がし、白と青の縞々パンツも脱がした。
ついに開かれる、秘密の花園。
少女のそこは既に少し濡れており、その愛液の匂いがさらにデムを狂わせる。
膝を左右に割って頭を突っ込み、思う存分舐め回す。
舌先で可愛らしい割れ目を広げ、甘酸っぱい蜜が溢れる根元へと舌を這わせる。
「ふぁ、あっ、んっ」
舌先で擦り上げられるたびに、少女は華奢な体躯を震わせ、可愛らしい喘ぎ声を上げた。
それらも含め、デムをより一層狂わせる。
「はあー、はあー、はあー」
「はーっ、んーっ、ああっ」
鼻息が荒くなっているのは少女も同じだ。
舌で秘所を舐め回され、感じているらしい。
「あっ、出るっ、出ちゃう、やっ、あああっ!!」
少女は体を仰け反らせ、一際大きく、痙攣するように体を震わせる。
同時にその股間から大量の水が噴出した。
愛液ではない。
尿だ。
デムは構わず、出てくる尿を逃すまいと啜り、嚥下した。
なおも舌を動かしながら。
「ああっ、あっ、あっ、あっ、あひぃっ!!」
少女は放尿しながらの刺激に舞い上がり、何度か体を痙攣するようにビクビクと震わせる。
「ぐふっ」
デムは尿を飲み終え、げっぷを1つ。
あるいは、絶頂を迎えてぐったりとする少女への征服感から来る笑みか。
「最高だよ、君は」
「うにゃ?」
「ボクの理想の女性だ」
言いながら股間から顔を離し、自分のズボンを脱ぎ、恥ずかしい染みが出来たブリーフも脱ぐ。
痛いほどに硬くなった男根が反り返り、下腹を打つ。
今ほど短小で良かったと思ったことはない。
これで下手に大きかったりすれば、少女を壊してしまうかもしれない。
まさに彼にとってこの少女は理想の女性だった。
脱力している少女の足を広げ、割れ目を開き、自分のペニスを持って少女のそこにあてがう。
少女の秘所は熱を持ち、軟らかく、デムのそれを欲しがるようにひくひくと蠢く。
それだけでジンジンとした快感に刺激され、暴発してしまいそうだった。
「ふひひ、君のような最高の女性に巡り会えるなんて、ボクはとてもラッキーだよ」
デムは火照った頭で呟き、一気に腰を沈める。
硬く熱くなった肉棒が焼き串のように少女の狭い膣肉を掻き分け、行き止まりまで届く。
「はうぅっ!」
「すごい、締まって、出るっ!ロリマンコ最高ー!!」
「ああっ、あああっ!」
デムは生まれてはじめての快楽に耐え切れず、溜まりに溜まった大量の精液を、少女の華奢な胎内にぶちまける。
少女は頭を掻き毟りながら仰け反って舌を突き出し、絶叫のような嬌声を上げた。
このマンションは余計なトラブルを防ぐために壁が防音仕様であり、どんなに大声を出しても、音が外に漏れる心配はない。
「はあー、はあー、はあー……」
しばらく硬く繋がったまま息を整え、半ば失神している少女を眺める。
反応が物凄かったが、これは処女膜を破ったのが痛かったのだろうか。
それなら、次からは優しくしてあげなければ。
少女の息が整うのを待つ。
そうしている間にも少女の柔らかな胎内は、小刻みに震えてデムに快楽を送り込んできていた。
「はあ、はあ、しないのか?」
「えっ?」
声をかけられて、デムは驚いた。
「オレはすごく気持ちよかった。またしたい」
「え、するって?」
「おなかの中でビュービュー出すやつ」
「射精?」
「しゃせーっていうのか?あれすごくいい」
精液フェチ?
そんな言葉が思い浮かぶ。
この少女はもしかして処女ではなく、しかもとんでもないマニアックな性癖を持っているのかもしれない。
しかし、その事実を知ってなおデムは萎えることはなく。
「じゃあ、動くよ?」
「う、んっ、あっ」
少し動くと、少女の口から漏れるのは、紛れもなく快楽の嬌声。
「気持ちいい?」
「うっ、んっ」
少女は快楽に顔を歪めながら、頷く。
デムには、当然ながらテクニックなど欠片もない。
これで感じているのだから、AV女優でも見たことがないくらい、とんでもなく感度が高いらしい。
こんな少女が自分の短小ペニスで失神するほど感じているらしいと知り、デムは興奮した。
ビキビキと勃起していたペニスにさらに血が送り込まれ、1回り太くなる。
「ひあっ、あんっ、んっ」
「最高、本当に最高、グフフ、ぐふふふふっ」
「あ、あん、あひっ、あっ、あっ、あっ、ああああっ!」
デムが少女の細い腰を掴み、肉棒の出し入れを激しくすると、黒い肌の少女はすぐに達した。
それでも彼は腰を動かすのを止めない。
狭い膣穴がさらに締め付けてくる快感を楽しむように、射精へ向けてさらに動きを早める。
少女の顔が快楽に歪むのが愛しく感じ、体を曲げて顔を嘗め回し、キスをして、口腔内までも蹂躙し尽くす。
少女はデムに応えるようにその首に細い腕を絡め、自分の舌も絡め合う。
「んーっ、んんんっ、ぷあっ、はあっ、あああっ!!」
「すごい、気持ちいいよ、出る、最高、ロリマンコ最高ー!!!」
柔らかな肉に擦り上げられる快感に耐え切れず、デムは内臓が飛び出たかと思うほど、一度射精したとは思えないくらい大量の精液を、絶叫と共に少女の細い腰の内側にほとばしらせた。
「――――っっ!!!」
最早言葉にならない、キンキンと耳に響く絶叫が上がった。
少女がデムの背中に足を絡め、より深く繋がろうとする。
両腕は彼にしがみつき、太った彼の乳房に噛み付く。
歯形が残るほど。
その痛みすらも、今の彼にとっては快楽へのスパイスとなっていた。
その状態で硬直し、膣内は肉棒をより深く呑み込もうと、少しでも精液を搾り出そうと、絡みつき、締め付ける。
何度かビクン、ビクン、と大きく体を震わせた後。
「ぁ……」
ぱたりと。
突然脱力し、少女は失神した。
デムも今まで味わったことのない強い快感に脳を焼き切られ、心地よい射精後の疲労感と共に眠りにつく。
目が覚めると、少女はいなかった。
外が暗いことから、おそらく家に帰ったのだろう。
デムはぼんやりと少女について考えた。
そういえば、名前を知らない。
今度また来るのだろうか。
そのときに、名前を聞いておこう。
そう思い、風呂に入ってベッドに入り、目を閉じる。
翌日、やっぱりまた、あのダークエルフの少女はやってきた。
少し眠って、起きたとき、名前を聞こうとすると押し倒された。
逆レイプされた。
昨日、本気で抵抗されていたら、下手をすると殺されていたかもしれない。
そんなことを考えさせられるには充分な腕力をしていた。
ちなみに名前はレイ・アラインと言うらしい。
彼氏持ちで、その彼氏ともほぼ毎日セックスしているそうだ。
初潮がまだ来ていないのをいいことに、暇が出来れば寝るかセックス三昧だとか。
リア充爆発しろ。
自分のことを棚に上げて、デムはそんなことを考えた。
明日は何を着せようかと考えを巡らせながら。
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